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◎2年ぶり日本一 タッチフットROOKS

2013年01月11日 | その他スポーツニュース
 第18回女子タッチフットボール日本選手権さくらボウルが3日、東京ドームで行われ、学生代表の神戸大ROOKSが社会人代表の阪神ライオッツを21-6で下し、2年ぶり4度目の日本一を決めた。【1月11日 神戸大NEWS NET=UNN】

 神戸大は前半をWR山崎(発達・4年)のTDなどで14-6とリード。第4Q終了間際 にG鷲見(理・4年)へのパスを決めて突き放し、圧倒的な強さを見せた。優勝を決めた瞬間、神戸大の選手たちは喜びを爆発させ、抱き合った。主将の谷川(発達・3年)は「一年追いかけてきた夢が叶った」と喜びを噛みしめた。また、ROOKSのQB弓山(発達・4年)が最優秀選手(MVP)に輝いた。

 第1Q開始3分、神戸大の先制TDを決めたのは、弓山から山崎への50ヤードのロングパスだった。他のオフェンスに阪神ライオッツ守備軍の注意を反らせ、右に走ると見せかけ左へ進む山崎。相手のマークを外した山崎に弓山は迷うことなくボールを放った。「試合中は、迷っていたら間に合わないから、先手先手でいくように心がけた。パスは敵チームが自分のランとロングパスを警戒するのを想定して、あえて人が手薄になる中間を狙ったと弓山。オフェンス時に使う流れを体に覚えさせ、呼吸を合わせてきた。QBへのプレッシャーを受けながらも、武庫川女大との東西大学王座決定戦でも逆転の立役者となったホットラインが、チームに大きな先制点をもたらした。

 神戸大OGらも所属する阪神ライオッツは知り知られつくしている相手。先制した直後には、阪神ライオッツの安定したパスプレーで7-6と詰め寄られてしまう。後半は2度のインターセプトでチャンスをつかむが「ディフェンスはもっと楽な展開ができたかも」とコーチは分析した。

 秋季から完全復活した司令塔を中心に徹底して準備し、スローガン「タノシメ!!~全員全力前進ROOKS~」を胸に試合を楽しんだ神戸大が終始優位に試合を進めた。「自分たちのやりたいことは出せたとコーチ。引退試合を勝利で締めくくった。(記者=板東未弥)


●さくらボウル(1月3日・東京ドーム)

神戸大ROOKS   7 7 0 7 = 21
阪神ライオッツ 6 0 0 0 =  6


◆引退する4年生のコメント

#22梅原いつか
「自信を持って試合に臨みたかったから、自信を持てるような練習をしてきた。(試合を楽めたのは)みんな前向きだからだと思う。後輩にはこれからも仲間を思いやり、信じてやっていってほしい」。

#24鷲見彩伽
「緊張は全くしなかった。チームみんな楽しんで試合に臨んだ。楽しめたら勝てると思ったし、みんなタッチフットもこのチームも好きだから、結果を出せたことは本当にうれしい。自分はタッチフットを通して先輩、後輩とのつながりができてみんなで成長することができた。後輩たちにはこれからも楽しむ気持ちを忘れずに頑張ってほしい」。

#33山崎実果
「みんなありがとう。すべて楽しかったわけではなく悩んだりつらかったときもあった。この瞬間を自分が楽しみ、みんなを楽しませてきた。ROOKSはみんなが強いわけではなく強いところと弱いところを合わせて日本一を目指す。後輩にはここを居場所として、いいところを自分らしく発揮していってほしい。あったかいチームを引き継いでほしい」。

#82弓山菜佳子
「短かったけど、楽しかった。最後の試合を、最高の舞台で最高の相手と最高の仲間で試合することができてよかった。チームみんなで同じ目標に向かってやっていけば必ずその目標を叶えることができる。タッチフットは成長できる競技だと思う。色々困難もあると思うけど、少しずつ乗り越えていってほしい」。


【写真】最優秀選手に選ばれた弓山。チーム全員で掴んだ勝利となった(1月3日・東京ドームで 撮影=松永さとみ)

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