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◎学生日本一へあと一歩届かず タッチフット東西王座

2009年11月23日 | その他スポーツニュース
 女子タッチフットボールの大学日本一を決める東西大学王座決定戦(PRINCESS BOWL)が11月22日に王子スタジアムで行われた。関西学生1位として臨んだ神戸大は1回戦の日大を47-31で下し決勝に駒を進める。決勝の相手は幾度となく神戸大の前に立ちはだかってきた武庫川女大。試合は接戦となったがあと一歩のところでTDを奪うことができず18-20で敗北。優勝すれば得られた日本選手権への出場権はなくなり4年生にとって最後の大会となった。【11月23日 神戸大NEWS NET=UNN】

 「最後はみんな笑顔で終わろう」(佐野)その思いを胸に戦ってきた今シーズン。マネージャーを合わせ佐野ら4年生はこの4年、武庫川女大に大事な試合で何度も敗れ悔しい思いをしてきた。だからこそ、最後は勝利で終わり笑顔で引退をしたかった。しかし、その願いは叶わなかった。

 日大との準決勝を制し臨んだ決勝。武庫川女大相手に終始リード奪い有利に試合を進める神戸大。しかし、試合残り1分20秒で逆転を許し苦しい展開となった。
 神戸大は逆転へ望みを託す。QB佐野(発達・4年)のパスで前進すると相手の反則でゴールラインまで残り2ヤードと迫る。残り30秒とここでTDを奪えば勝利は確実。しかし反則で後退すると佐野からWR野村(発達・3年)へのTDパスはインターセプトを決められた。目の前のゴールラインはあまりにも遠かった。18-20で敗れ6年ぶりの優勝を果たすことはできなかった。

 試合後のミーティング「このチームは最高です。君たちは胸をはっていい」と今岡コーチは声をかける。選手らの涙は止まらなかった。西古(発達・4年)は「なんで負けたか…正直わかんない」と肩を落とした。

 佐野は「こんな思いを後輩にして欲しくはない」と後輩らへの思いを話す。これまで何度となく東西王座で敗れ、悔しい思いを背に先輩らは引退していった。今回もまた悔しさが残る終わりとなった。
 「4年生の分まで借りをかえす」と力強く最後に話す主将の野村。来年、この悔しさを晴らすために新たな神戸大ROOKSは戻ってくる。(記者=松本尚也、田丸瑛梨)

○4年生のコメント
G/DL梅原「今日の試合でチームが一つになっていいパフォーマンスができたと感じた。試合が幸せな時間だった」

G/DB西古「これまでで1番このチーム最高と思えた試合。やってて良かった」

QB佐野「引退という実感はまだわかない。4年間やってこれてすごく幸せ」

●東西大学大座決定戦(11月22日・王子スタジアム)
(決勝)
神 戸 大(関西学生1位) 6 6 6 0=18
武庫川女大(関西学生2位) 0 7 0 13=20
(1回戦)
神 戸 大(関西学生1位) 7 19 7 14=47
日   大(関東学生2位) 13 12 0 6=31

優秀選手
オフェンス部門
●佐野 香織(発達・4年)
●田中 美幸(発達・2年)
ディフェンス部門
●福田 知世(農・3年)
●野村 佳代(発達・3年)

【写真】試合時間残りわずか野村への逆転のTDパスを狙うもインターセプトを受ける(11月22日・王子スタジアムで 撮影=松本尚也)


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