ニュース畑の意見ピックアップ

ニュース畑に投稿された意見をピックアップして記事にしています。

発足して半年、鳩山政権への採点に「問題外」が6割と厳しい評価

2010年04月26日 | 意見ピックアップ
政権交代から半年が過ぎ、鳩山内閣の実績についての議論も盛り上がっています。そんな中、毎日新聞が「鳩山政権の通信簿」という記事を掲載。民主党がマニフェストに掲げた具体的な政策項目の進捗度をチェックし始めました。

この記事を受け、ニュース畑には「鳩山政権半年で『マニフェスト達成は178項目中8件』 あなたは鳩山内閣に何点つけますか?」という投稿が寄せられました。

話題を投稿した matyapi- さんは、「マニフェストを全て実行するのは無理な状況になっています」と指摘。マスコミではなく、ニュース畑のユーザに鳩山内閣につける点数をたずねました。

この投稿には150件を超える「採点」が寄せられ、問題外(D)の0点から20点と最低評価をつけたコメントが65%(56コメント)と6割を超える一方、合格点と判断した61点から100点の採点は、5%(5コメント)となっています。


(円グラフは4月26日時点のものです。ニュース畑の記事はこちらです。)



合格点をつけたコメントでは、これまで不透明だった政治を透明化したことを評価しているほか、まだ政権をとってから日が浅く掲げたマニフェストを達成するには時間がかかると指摘し、今後の4年間に期待を込めています。

「重要課題として、『対米』『対官僚』『対マスコミ』という関係で、より透明な形に全てを変える方向に持っていっていると思うので、ほぼ完璧かなと思います。 自民党主導の政権においては、郵政問題にしても基地問題にしても財政問題にしても年金問題にしても総理大臣選考にしても非常に不透明だったので、それを透明化しているので高く評価します。とにかくこの透明化の路線を4年間にわたり進めてほしい」(ワンパターンさん)

「今の時期にマニフェスト達成できるほど簡単な公約など少ない筈ですよ。4年間かけて少しずつ行い、任期がおえたときにする話と思ってますので今は期待を込めて合格点を上げておきます」(kotatouuさん)


次に、「がんばろう(B)」の41点から60点をつけたコメントでは、現内閣の評価は前政権との比較で評価すべきとの声がありました。

「マニフェストの達成度には興味ありませんし、あまり進捗してほしくもありません。それよりも前政権との比較で評価してみるべきでしょう。ちょっとした言い違いをことさらあげつらわれた麻生さんと、かぎりなく贈与税脱税にちかいことをし、かつ、単なるいい間違いの問題ではない、大事な発言がぶれぶれの現総理。現政権を高く評価する人らはこの点どう思ってんですかね?」(いたって普通の会社員さん・男/30代/関東)


また、「落第(C)」の21点から40点を選んだユーザからは、民主党が選挙前に掲げた「マニフェスト」そのものに無理・問題があったと批判する意見が寄せられています。

「社会に閉塞感が漂う中で、国民の大きな期待を背負って船出したにもかかわらず、結局は幻想だったという感情を国民に与えている。難題にぶつかると『前政権のつけ』、と言う言葉が必ず出てくるのは、マニフェストなどが単なるオピニオンの集積であったことを自白しているようなものだと思う。政権というのは責任を伴っているわけで、難題にぶつかったら、それを乗り越える知恵を出して欲しい。それが難産だとしても、ひとの責任にすると言うのは『政権の責任』を自覚していないように見える」(masaaki_hayo3さん・男/60代/関東)

「マニフェストといえば何やら新しいものであるかのように喧伝していますが、実のところは選挙公約ですね。 民主党は、自分達のマニフェストはそんな安易なものではなく、選挙民との契約だといきまきましたが、実際のところは従来の選挙公約よりもっと杜撰で、お粗末極まりないのですから、実現できないのは驚くにあたりません。しかし、契約だというなら何が何でも守ってもらわねばならず、一方でそれを守ろうとすると国の財政が破綻してしまうのですから、民主党のマニフェストは取り下げてもらわねばならないでしょう」(ガンチョウさん・男/関東)


もっとも多かった「問題外(D)」の0点から20点をつけたユーザからは、鳩山首相と小沢幹事長の「船頭2人」状態に不信感を持つとの意見のほか、内容を詰めずにマニフェストに掲げたことが夢物語に終わっていると、手厳しい声が挙がっています。

一番大きな失策は、首相と幹事長の言動が全く信じられないこと。マニフェスト重視といいながら、全くその内容が煮詰められてなかって、結局は実行できなかった詐欺的な言動をしたこと。マニフェストに記載したからとの理由で、何の目的化か、どんな効果があるかの等々の議論・説明も無く『子供手当て』『高校授業料の無料化』『農家の補償制度』で金をばらき、普通の日本人が持ってい る矜持・・・お金は努力して稼ぐもの・・・を大きく毀損したこと(ばいあーのさん・男/60代/中国)

鳴り物入りで政権交代した結果が、結局は悪くなった。良くなったものとは、極一部の無駄が明らかに成った事くらいだろう。と言う事は、マイナス点なら付けるが、それ以外の評価すべき事項は全く無い。つまりは不可能な夢物語をマニフェストとして公表し、単純に信じた国民が多かったと言う事(abemalonさん・男/60代/北海道)


みなさんは、鳩山政権についてどのような採点をつけますか?ニュース畑では「鳩山政権半年で『マニフェスト達成は178項目中8件』 あなたは鳩山内閣に何点つけますか?」で意見を募集しています(意見投稿の締め切りは5月4日0時です)。ぜひみなさんの考えをお寄せください。


* 当記事に掲載されている意見はニュース畑の利用者による投稿であり、ニュース畑編集部の意向を反映したものではありません。記事の編集方針はこちらをご覧ください。
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「国の借金を増やすことは子どものためにならない」 子ども手当の甘い見積もりに見直しを求める声が噴出

2010年04月19日 | 意見ピックアップ
昨年の総選挙時に民主党がマニフェストに大きく掲げていた「子ども手当て」。膨大な予算が必要なことは想像に難くない内容であるにもかかわらず、法案が衆議院を通過してから、支給額や財源の試算を行うと菅財務相が明らかにしました。

この報道を受け、ニュース畑には「菅財務相『6月までに子ども手当試算』 あなたは子ども手当を見直す必要があると思いますか?」という投稿が寄せられました。

話題を投稿した jacktheripper001 さんは、防衛費を超える可能性がある支出を試算せずにマニフェストに載せていたことに驚き、子ども手当てそのものについて見直しが必要なのではないかと問いかけています。

この投稿に、見直す必要があるとする意見は84%(75コメント)と圧倒多数を占め、見直す必要はないとの意見は8%(7コメント)にとどまっています。


(円グラフは4月19日時点のものです。ニュース畑の記事はこちらです。)



見直しが必要だと訴える意見の多くは、見直しではなくやめるべき内容だと強く批判するほか、選挙前に財源はあると断言していた民主党の方針とかけ離れていると指摘し、次の選挙のためのばら撒きだとしています。

「見直すというより、即刻止めるべき政策です。選挙前に、見直せば20兆円くらいの財源は簡単に出てくると嘯いていたくせに、政権をとって見て初めて簡単に財源が見つからないことが分って、慌てふためいているわけです。要するに、何の見通しもないくせに、大風呂敷を広げたマニフェストをぶちあげ、次の選挙のために数を頼って強行採決で、ごり押ししているのが現状です。同じく絶対多数を持っていた自公政権ですら、こんな暴挙はやっていませんでしたね」(ガンチョウさん・男/関東)

「児童手当と混在させたり、支給基準も未完成なままで拙速なスタートは参議院選挙対策だけが狙いになっているのは明白です。言われている言うに財源もないし、防衛予算より多いなんて非常識です」(kurotorさん・男/50代/関東)


また、本当に子どものことを考えるなら、現金を親にばら撒くのではなく、子どもを取り巻く環境を整備するために支出するべきだとの声が挙がっています。

「現金を、親(しかも日本に居なくても良い?)へ渡すのは、本来の趣旨からしておかしい。本当に子育てを援助する気があるのか? 1) 現金のバラマキでなく、保育施設の充実、就労先での子供預かり施設、子供の為の用品に対する消費税の免除等にその費用を使うべきである。 2) 年収の多寡に関係なく一律の支払いをするのも不公平である。 3) かなりの国民が疑問を持っているこの制度に拘る理由が不明。もっと広く意見を聞き、より意味の有る使い方を考えて欲しい」(nyardonさん)


このほか、国の借金を膨大にさせるだけで、子どもたちの将来をつぶしてしまい、真の子ども手当てではないと強く批判するものがありました。

「子供というのは『未来』を体現している存在である。そして子供手当ては、一見その『未来』を広げ、明るくするように見える。ところが実は、毎年5兆数千億といわれる巨額の予算支出による財政赤字の拡大と、他に回るべき支出の圧縮を通じて、そうした未来を縮めることになる。しかも、その影響を蒙るのは、毎年成長して行くその子供達自身、なのである。これを天下の愚策と言わずしてなんと言う!」(garyuさん・男/50代/関東)


一方、見直す必要がないと意見では、見直せば公約違反になるとのほか、予算が可決したということはすでに財源があるはずであり、今さらの試算は言語道断との意見があります。しかし、いずれにしても、この段階で試算していないことがありえないと指摘しています。

「公約を破る気ですか?それなら、まず理由を説明してもらわねば。子ども手当の支給目的が少子化対策ならば、その効果が無かったこと。景気対策だったのならば、代案を示すこと。それらを示し、謝罪して初めて見直しという話になる筈。財源が無かったなどというのは理由にはなりません」(fusem23さん・男)

「予算が可決した今、しっかりとした試算をしていないというのは言語同断です。何を根拠に国会議員は予算案に賛成したのでしょう?」(uron-tさん・男/30代/関東)


このほか、どちらでもない・その他を選んだユーザからは、今回の予算で通過した法案そのものが、本来の「子ども手当て」ではない単年度予算であり、平成23年度以降はどうするのか?と疑問が出されています。

「今回の第二次補正予算では、平成22年度の単年度のみの法案だったと思います。しかも今回の「こども手当」とは名ばかりで、今迄の「児童手当」の 拡充案でしかありません。財源も「児童手当」と同じく国・地方・企業で財源を確保するようです。たしか民主党の言う「こども手当」は全額国庫負担でしたよね。また、菅氏が何を今更「手当の試算」などと言っているのでしょうか? 平成23年度以降の「こども手当」の試算なのか本年度(平成22年度)の予算なのか皆目見当がつきません」ゲスト3さん・男/40代/中)


みなさんは、迷走している子ども手当てについて、どのように考えておられますか? ニュース畑では「 菅財務相『6月までに子ども手当試算』 あなたは子ども手当を見直す必要があると思いますか?」で意見を募集しています(意見投稿の締め切りは4月28日0時です)。ぜひみなさんの考えをお寄せください。


* 当記事に掲載されている意見はニュース畑の利用者による投稿であり、ニュース畑編集部の意向を反映したものではありません。記事の編集方針はこちらをご覧ください。
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「無意味だ」との声が多数… 「大学卒業後の3年間は新卒扱い」は就職難の学生の助けになるか

2010年04月05日 | 意見ピックアップ
新年度を迎え、街中や電車で初々しい新入社員の姿が目に入る季節になりました。こうした春になると訪れる光景に合わせたかのように、新卒でなければ正社員になりにくい状況を打破しようと、日本学術会議が「卒業後、最低3年間は(企業の)門戸が開かれるべきだ」と、文科省に提案することになりました。

この報道を受け、ニュース畑には「『大学卒業後の3年間は新卒扱いに』 この日本学術会議の提案に賛成ですか、反対ですか?」という投稿が寄せられました。

話題を投稿した rokomettoさんは、「なぜ新卒者だけ優遇されて就職できるのか、根本的解決になっていない」と指摘、この提案の賛否を問うています。

この投稿に、提案を賛成する意見が19%(5コメント)、反対する意見が42%(11コメント)、どちらでもないが38%(10コメント)と、意見が割れています。


(円グラフは4月5日時点のものです。ニュース畑の記事はこちらです。)



賛成する意見では、時代のシステムが大きく変わったことから、新卒・既卒という枠組みを撤廃することが重要だとしています。

「確かに我が国の新卒優先採用主義は戦後景気の良い時代は合理的なシステムとしてよかったのですがもう時代は異なります。いいかげんに新卒採用主義を捨てなければ行けない時期に来ているのです。」(ハタ坊さん・男/20代/関東)

「新卒・既卒なんて、本当は完全に撤廃すべきですよ」(pagar-una-rondaさん・男/40代/九州)


一方、反対意見では、学生のことを見放す内容だとの批判が寄せられています。

「就職できなかった学生が新卒扱いを続けるために意図的な留年が横行し過ぎて、大学や大学院も耐えられなくなってきているから、さっさと卒業させて3年以内に就職できればいいからなと、就職できない学生を体よく見放しているようなものです」(uron-tさん・男/30代/関東)


また、実際に採用する企業側の意識が変わらない限り、解決できない問題だとの意見もありました。

「新卒扱いすると称して、実際にはそうしていない企業が出るだけでしょう。そもそも、留年組とか就職浪人を好き好んで取るような奇特な企業がいれば、そんな事言わなくてもいいはずだし、留年組とか就職浪人なんか取りたくないという意識が企業にある限りは、どんなことしても取らない」(技術者さん・男/40代/近畿)



このほか、「どちらでもない、その他」を選んだユーザの多くは、賛成・反対以前に意味がないとする意見が多く見受けられました。

「殆ど無意味だと感じます。企業側は履歴書を見て新卒扱いと新卒で違う扱いをすると思います。表向きは同じ。如何にも【学術的】発想だと思います。実質的に不利な事は何ら変わらず、累積される新卒扱いで混乱が増すだけと思います」(寝正月さん・男/40代/関東)


また、「正社員による終身雇用」という社会モデルが現実に即しておらず、実際に必要なことは提案の逆ではないかと指摘する意見がありました。

「根本的な問題として、『新卒→囲い込んで正社員→終身雇用』という社会モデルが現実に即さなくなっているのではないでしょうか? 高度成長期時代に比べて、企業というものの栄枯盛衰が激しくなっていますし、また1つ1つの企業をとってみても、その事業内容がめまぐるしく変わっています。変化に素早く対応できない企業は潰れるわけですから、正社員を大量に抱え込んでいれば不利なわけです。 むしろ逆に行なうべきは『正社員をもっと簡単に解雇できるようにして』、企業が業績の悪化や事業内容の変化に対応して人的資源を手放したり、あるいは今までとは別の社員を雇うことを簡単にすることなのではないでしょうか。(vitruviusさん・男/30代/関東)


また、実際に留年した方も、自身の体験を踏まえて「無意味だ」と指摘しています。

「私自身1年留年していて、面接の際にはやはりどの企業にも突っ込まれました。一時景気が良くなる前の前氷河期末期の就職活動でしたからそれなりにはつらかったですよ。なんというか企業も『新卒』であることを求めてるんじゃなくて、自分の企業に来るにあたって活かせる経験(資格とかじゃなくて)を積んできたかどうかって事を求めてるんじゃないの? そう考えるとインターンシップの強化とかそういう『社会経験』をしっかりさせる制度のほうが重要な気がします。卒業後の生徒をしばらく新卒扱いってのは的外れなんじゃないのかなぁ?」(瀬緒さん・男/20代/中部)


新入社員が配属された職場にいらっしゃる方も多いと思われます。みなさんは、「新卒」の扱いについて、どのように考えておられますか?ニュース畑では「『大学卒業後の3年間は新卒扱いに』 この日本学術会議の提案に賛成ですか、反対ですか?」で意見を募集しています(意見投稿の締め切りは4月27日0時です)。ぜひみなさんの考えをお寄せください。


* 当記事に掲載されている意見はニュース畑の利用者による投稿であり、ニュース畑編集部の意向を反映したものではありません。記事の編集方針はこちらをご覧ください。
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