ニュース畑の意見ピックアップ

ニュース畑に投稿された意見をピックアップして記事にしています。

国母選手の「腰パン騒動」で考えるTPO あの着崩し方は許されるのか?

2010年02月23日 | 意見ピックアップ
フィギュアスケート女子で浅田真央選手が銀メダル、男子では高橋大輔選手が日本人男子として初のメダルを獲得し、カーリング女子の健闘が話題を呼ぶなど、大きく盛り上がったバンクーバー冬季五輪。世界各国のハイレベルなパフォーマンスに魅了された五輪ですが、開幕前は日本代表の公式ウェアを着崩したスノーボード・国母和宏選手が注目を集めました。

日本選手団のいわば「制服」を着崩しただけでなく、会見時の言動が問題視され、あわや出場辞退にもなりかけた国母選手の腰パン騒動。この一連の報道を受け、ニュース畑に「五輪代表・国母選手が「服装の乱れ」で厳重注意 公式ウエアの着崩しについてどう思いますか?」という投稿が寄せられました。

「服装の乱れは、心の乱れ」と厳しく言われて育ったという話題投稿者の histoire_juin さんは、公式の場ではいわゆる『正しい着こなし』が最善だと指摘し、国母選手の公式ウェア着崩しが問題なのかどうか問いかけています。

この投稿に、掲載後1週間たたずに200件を超えるコメントが寄せられ、「腰パン騒動」に対する関心度が高いことが伺えました。


(円グラフは3月1日時点のものです。ニュース畑の記事はこちらです。)



投稿コメントの内訳を見ると、公式ウェアの着崩しを「問題だ」と考える意見は53%(105コメント)と過半数を超え、「問題ではない」と考える意見の24%(47コメント)を大きく上回りました。

問題だと考える意見の多くは、TPOを考えていない点と会見時の態度が不適切だったとしています。

「私服では、勝手にしていいが、公式の選手団である以上それなりの、服装をしてほしい」(tatuo-nさん)

「公式ウェアの着崩しの問題よりも、国母選手会見時の悪態の方が問題」(東海大学運動部OBさん)


また、今大会の開催地、カナダ在住のユーザーからは、日本代表として選ばれた立場であることを理解していないとのお叱りが寄せられました。

「選ばれた以上、選手は最早ただのプライベート行事参加とは違うという自覚が欲しいですね。頂点に立ったプレーヤだけが参加できるオリンピックです。その下にどれ程のプレーヤーがいてどんな思いでオリンピック選手を送り出しているかを思ったら、あの公式ウエアの着用はまるでその思いを馬鹿にしているようにしか写りません」(ryo-oakさん)


一方、問題ないとする意見には、騒ぎすぎといったものや、本来の五輪の意義を考えればむしろ好ましいとするものがありました。

「些細なことで騒ぎすぎです。大切なのは試合の結果であって服装ではありません」(7さん)

「昔は、オリンピックの開会式には、全員が一糸乱れぬ服装で参加していたものです。整然と隊列を組んで入場してくる選手団はまるで軍隊のようでした。彼らの心中には、自分は国家の代表だという自負心があったに違いありません。ところが今はどうでしょう。開催地へ向かう選手団はまるで修学旅行生のようです。彼らの心中にはもはや国家の代表としての自覚はないでしょう。これはむしろ好ましい事であると考えます。オリンピックはもはや国威発揚の場ではありません。今こそオリンピックを本来的姿に戻す時です。オリンピック本来の姿、それは平和の祭典です」(LITAさん)


どちらでもないとの意見の中には、国母選手の服装や態度を注意できなかった周囲が残念だとの声がありました。

「問題だったのは『服を着崩したこと』よりも、『オリンピック選手として全般的に礼節を欠いた』ことにあると思います。先輩の選手やコーチ陣、随行している連盟の大人たちの中に、もっときっちり彼を叱って指導できる人間はいなかったのか。きちんと一喝できる大人がいれば、少なくとも会見であんな態度を許すことにはならなかったのではないか(vitruviusさん)


日本代表選手の制服でもある公式ウェアの着方を発端に、TPOや五輪の大会意義まで、議論がさまざまな方向に広がっています。皆さんは今回の腰パン騒動について、どんな考えをお持ちですか?ニュース畑では「五輪代表・国母選手が『服装の乱れ』で厳重注意 公式ウエアの着崩しについてどう思いますか?」で意見を募集しています(意見投稿の締め切りは3月16日0時です)。ぜひみなさんの考えを聞かせてください。


* 当記事に掲載されている意見はニュース畑の利用者による投稿であり、ニュース畑編集部の意向を反映したものではありません。記事の編集方針はこちらをご覧ください。
コメント (3)
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