ニュース畑の意見ピックアップ

ニュース畑に投稿された意見をピックアップして記事にしています。

ネットで選挙活動、ダメな理由は何なのか?

2010年01月21日 | 意見ピックアップ
鳩山首相が元日からブログTwitterを始めたり、昨年末には事業仕分けの様子がインターネットで中継されるなど、政治の世界でもどんどんとネットが利用されています。しかし、インターネットが社会のインフラとなった現在でも、ネットを使った選挙活動は認められていません。社会の現状との乖離が指摘され続けても手が入れられてこなかった公職選挙法ですが、与党・民主党が今夏の参議院選挙から選挙運動をインターネットでもできるよう、改正法案を提出するとの方針を打ち出しました。

この「ネット選挙活動解禁へ」のニュースを読んだ bad_apple1214 さんから、ニュース畑に「ネット選挙活動が参議院選から解禁へ みなさんは利用したいと思いますか?」という投稿が寄せられました。

bad_apple1214 さんはネットによる選挙活動の解禁で、より気軽に政治活動へ参加できるようになり、若い世代が政治に関心を持ちやすくなるのではないか、また騒がしい選挙カーが減るのではないかと期待を寄せています。

この投稿に、約8割に上る畑ユーザが「ネット選挙活動を利用したい」と回答しています。


(円グラフは1月21日時点のものです。ニュース畑の記事はこちらです。)



「ネット選挙活動を利用したい」という意見は81%(22コメント)と多数を占め、「ネット選挙活動を利用したくない」という意見の7%(2コメント)を大幅に上回りました。

ネットによる選挙活動を利用したいという意見には、従来のやり方を併用すれば問題なく、有権者がより幅広く情報を集められると、メリットを挙げています。

「ネット利用が得意でない方には従来通りのやり方も続ければ問題はないでしょう。デジタルもアナログもうまく使ってほしいものです」(rokomettoさん)

「色々な候補者の意見を比較できるので、利用したいと思いますね。またネットを利用しない方に対し、不公平にならないような方策も必要かと思います」(abemalonさん・男/60代/北海道)


特に、これまでの選挙運動では情報入手ではがゆい思いをした経験から、いつでもどこでも情報が得られるインターネットの特性を利用することで、より深く立候補者の主張を理解できるとする声がありました。

「選挙期間中こそ立候補者の活動経歴、信条や政治信条を知りたくなる。街角や集会所での選挙演説は、一般サラリーマンではなかなか参加できず、これまでの選挙では立候補者を知る機会が少なかったと思う。立候補者を知る(立候補者自身が知らせる)機会が増えることは良いと思う」(haruki-papaさん・男/30代/近畿)


また、ネットといってもメールを使うと偽迷惑メール(スパム)の問題が生じる可能性を指摘し、条件付きで利用したいとの意見もあります。

「まず、ネット選挙活動はやってもらうべきでしょう。より多くの人にPRできますから。ただ、『メールを使って選挙活動』はやめたほうがいいでしょう。そもそも、そういうメールは『迷惑メール』と構造が一緒なんですよ」(ryugaさん・男/30代/中部)



ネットによる選挙活動を利用したくないという意見でも、現段階ではネット情報の信頼性が乏しいため、今回に限っては使いたくないが、有権者への情報提供という点ではネット選挙活動の主旨を賛成しています。

「今回は、ネット選挙活動を利用したくないに一票いれます。ただし選挙中の選挙活動を、より活発にしたいという、今回の主旨については反対ではありません。有権者により判り易く政策を訴え、有権者が選択をし易くする事は良いことだと思います。ネットは不特定多数が顔を見せずに、勝手な事を云い、しかも簡単に情報操作ができてしまうので、全く信用が出来ません」(ryunoitizokuさん)


過去に、野党時代の民主党が改正法案を提出しても手が入れられてこなかった公職選挙法は、ネットがない時代に作られたものであり、現状にそぐわないと考える有権者も多いようです。ダメというなら、何が問題なのかを議論する必要があるのではないでしょうか。ニュース畑では「ネット選挙活動が参議院選から解禁へ みなさんは利用したいと思いますか?」という話題で意見を募集しています(意見投稿の締め切りは1月25日0時です)。ぜひみなさんの考えを聞かせてください。



* 当記事に掲載されている意見はニュース畑の利用者による投稿であり、ニュース畑編集部の意向を反映したものではありません。記事の編集方針はこちらをご覧ください。
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「発信されるだけの情報には期待しない」 鳩山首相がブログとTwitterを開始も期待は薄い?

2010年01月12日 | 意見ピックアップ
新年を迎え、継続がなかなか難しい日記帳や家計簿などを前に、「今年こそは」と気持ちを引き締めておられる方も多いのではないでしょうか。鳩山首相も、今や情報発信の手段として広く浸透したインターネットで、元日からブログTwitterを始め、話題になっています。

首相がブログとTwitterを始めたとの報道を受け、ニュース畑には「鳩山首相、元日にブログとTwitter(ツイッター)開始 首相のネットでの情報発信に期待しますか?」と、首相の情報発信について期待感を問う投稿が寄せられました。

投稿者の thi09 さんは、首相のブログとTwitterのつぶやきを読んで、「国民に声を届けよう、国民の声を聞こうとしている」という印象を受けたと同時に、「公人として国民に情報を発信していく責任がとても大きく、細心の注意が必要だ」と訴えています。

首相によるブログとTwitter開始の報道は、主体的なネットを使った情報発信ということで注目を集めており、40コメントが寄せられました。


(円グラフは1月12日時点のものです。ニュース畑の記事はこちらです。)



ニュース畑への投稿でブログとTwitterへの期待感を問うたところ、「首相のネットでの情報発信に期待しない」という意見は47%(17コメント)と半数近くに達し、「期待する」という意見の25%(9コメント)を大きく上回っています。

首相のネットでの情報発信に期待するユーザは、内容そのものではなく、ネットを使った情報発信であることを評価。また、誰もがアクセスできる場に発言内容を残すことで、言質をとることが可能になると見ています。

「『期待するか』と言われれば期待できません。しかし、ネットでの情報発信自体は肯定しますので○を付けておきます」(たろちゃさん)

「どうも発言がふらふらしているようなのではっきりと形に残るものを残すのはいいかも。もし以前と違うことになってもきちんと理由を説明すればいいわけで。一度言ったことは何が起こっても全て実行せよ、ではどんな運営も失敗します」(rokomettoさん)


一方、首相によるネットでの情報発信に期待しないとの意見では、公私の区別がつかない点や、情報を伝える相手の反応をきちんと受け止めなければ意味がないと指摘しています。

「公人としてのブログなのか私人としてのブログなのか。さらに自らの発言に対しての『言い訳』に使うのならば即ブログを『閉鎖』していただきたいものである。公私の区別ができない人間のブログ(個人的なものならば問題はない)は世間を混乱させるだけであろう。自らの発言に『責任を持たない』総理のブログなど、迷惑以外のなにものでもないのだ。」(northernbear_2009さん)

「どうやら本人がメールで書いて、秘書がツイッターに投稿してるらしいです。ツイッターのコミュニケーションの側面を全く理解していないようですね。情報をたくさん発信しても、そこから返ってくる声を聴く気がなければ意味がないでしょう」(kackraohさん・男/30代/関東)


このほか、どちらでもないを選択したユーザからは、ブログやTwitterでの情報発信よりも、首相としての仕事をきっちりと進めてほしいとの注文が寄せられています。

「一言二言のつぶやきより、ちゃんと公約通り情報公開を進めてほしい」(ゲストさん)


また、これまでの「失言歴」に対する痛烈な皮肉を込めたコメントもありました。

「首相のネットでの失言に期待している人のほうがおおいのでは?」(243243243243さん)


否定的な声が多い首相の Twitter での情報発信ですが、米国など海外ではすでに多くの閣僚や議員などが活用していることから、他の議員の利用の期待も寄せられています。

「遅すぎたぐらいでしょうか。海外では珍しく無いようです。他の議員さんも皆さん始めてみては如何でしょうか」(寝正月さん・男/40代/関東)


鳩山首相の情報発信。現在のところ、ブログは更新頻度が低いようですが、Twitterには頻繁な投稿があり、フォロワーも15万人を超えるなど、注目を集めています。

ニュース畑では「鳩山首相、元日にブログとTwitter(ツイッター)開始 首相のネットでの情報発信に期待しますか?」という話題で意見を募集しています(意見投稿の締め切りは2月5日0時です)。首相のブログとTwitterについてどのような意見をお持ちでしょうか? ぜひみなさんの考えを聞かせてください。



* 当記事に掲載されている意見はニュース畑の利用者による投稿であり、ニュース畑編集部の意向を反映したものではありません。記事の編集方針はこちらをご覧ください。
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紅白歌合戦にイギリスの「ネットの歌姫」が登場、紅白は日本人中心であるべきなのか?

2010年01月08日 | 意見ピックアップ
日本の大晦日の風物詩ともいえるNHKの紅白歌合戦。一家がそろってテレビを囲み、驚異的な視聴率をたたき出した時代もありましたが、テレビ番組の多様化やレジャー時間の過ごし方が大きく変化し、今では以前と比べて低迷する視聴率が話題になっています。

一年を締めくくる目玉番組でもあり、NHKは視聴率を上げようと毎年、頭を絞っていろいろな「対策」を打ち出しています。2009年の大目玉は、インターネットの動画投稿サイトで一躍、世界的に有名になった英国の歌手スーザン・ボイルさんの招待でした。

ボイルさんの来日決定に、各メディアは大きく報道。成田空港到着の様子も大々的に伝えました。

ところが、ボイルさんを紅白の目玉にしたことについて、紅組で最多出場となる和田アキ子さんが「日本にいる人間で目玉を作るべき」だと発言。この報道を受け、ニュース畑に「NHK紅白でボイルが目玉で和田アキ子が激怒 紅白は日本の歌手だけで行うべきでしょうか?」という投稿が寄せられました。

投稿者の 243243243243 さんは、ボイルさんが目玉になったことをきっかけに、「紅白歌合戦の方向性について、みなさんのご意見を伺いたい」としたうえで、紅白歌合戦に日本人に限らず世界から話題となった人を呼ぶことの是非を問いかけています。

ボイルさんの登場が大きな話題となったためか、ニュース畑には紅白歌合戦の視聴状況に関わらず、100件を超えるコメントが寄せられました。


(円グラフは1月8日時点のものです。ニュース畑の記事はこちらです。)



「世界の話題を取り入れた方がいい」とする意見が50%(43コメント)と過半数を占め、「日本人中心のままでいい」という意見は13%(11コメント)にとどまりました。

世界の話題を取り入れた方がいいとする意見では、紅白歌合戦を盛り上げて日本のミュージシャンに刺激になると好意的な意見がありました。

「私は比較的紅白を愛している視聴者です。非常に楽しみにしているわけではありませんが、結局毎年見ており、毎年感動しています。私は日本の歌手だけで行う必要はないと思います。もちろん海外歌手の割合が増えすぎるのは問題と思いますが、枠を定めるなどの工夫をしつつ、海外の歌手にも参加してもらうことは、紅白を盛り上げ、国内歌手の刺激にもなると思われます」(かずやさん・男/40代/関東)


また、紅白歌合戦が海外でも放映されている番組であること、NHKが企画していることから問題なく、逆に日本の歌手を世界に知ってもらうチャンスだとする声もあります。

「紅白は、今や世界中で視聴できるのでは?国外でも視聴できるのであれば、且つ、NHKで全てを企画し放送しているのであれば、NHKの判断で、誰を出演させようが勝手では?」(abemalonさん・男/60代/北海道)


「海外でも衛星中継などで多くの人が視られていると思いますので。これを機会に世界中のミュージシャンが生で見られるというのは素晴らしい事ではないでしょうか。また日本の歌手の方も海外に広く知られるようになるのではないでしょうか。」(0809susumuさん・男/50代/近畿)


一方、日本人中心のままでいいとする意見には、話題づくりのためだけに奔走するNHKの姿勢に苦言を呈する意見が寄せられました。

「視聴率のための話題作りは痛々しい」(たにしさん・男/60代/近畿)


選択肢の中から「どちらでもない・その他」を選んだ意見では、和田さんの発言を曲解しているのではないかとの指摘がありました。

「日本人中心にすべきとまでは和田アキコさんは言っていないと思います。『目玉扱い』を問題視しただけだと思います」(無理さん)


また、「日本で話題になった」歌手なら、出演に問題ないとする声もあります。

「『世界の話題を取り入れる』と言うより、日本で話題になった歌い手なら日本を活躍の場としていなくても、呼んでも良いのではないでしょうか?スーザン・ボイル氏は確かに今年日本において音楽関係で、広い世代に渡ってもっとも大きなニュースになった人物の一人ではあり、ゲスト出演させることに問題があるとは思えません」(vitruviusさん・男/30代/関東)


年に1回、大晦日にしか見られない紅白歌合戦。ニュース畑では「NHK紅白でボイルが目玉で和田アキ子が激怒 紅白は日本の歌手だけで行うべきでしょうか?」という話題で意見を募集しています(意見投稿の締め切りは1月21日0時です)。この番組を見る・見ないに関わらず、ぜひみなさんの考えを聞かせてください。



* 当記事に掲載されている意見はニュース畑の利用者による投稿であり、ニュース畑編集部の意向を反映したものではありません。記事の編集方針はこちらをご覧ください。
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