自民党の新総裁に、谷垣元財務相が選ばれました。鳩山内閣も始動し、今後も様々な政策議論が盛り上がることが予想されます。
今後の政治の行方が気になるところですが、たまには立ち止まって過去を振り返ってみるのもいいかもしれません。
麻生政権はどんな政権だったのでしょうか。
ニュース畑では「内閣総辞職、あなたは麻生政権を総括して何点をつけますか?」という話題が投稿され、280件を超える意見が寄せられています。
意見の選択肢は0点から100点まで、20点刻みで設けられていますが、実に59%(73件)の意見が60点以上の「非常に評価する」と「評価する」に寄せられています。マスコミによるバッシングの印象が強い麻生政権ですが、評価する声は多いようです。
麻生政権を評価する意見では、政局よりも景気回復を優先した姿勢を評価しているものが目立ちます。
実施した政策のなかでは、特に外交や金融危機への対応が評価されています。
また、麻生政権を評価する意見には、成果や業績を適切に伝えなかったとするマスコミへの批判も見られました。
麻生政権を評価する意見が多く寄せられている一方、「全く評価しない」とする意見も26%(32件)あります。こうした意見には、解散総選挙のタイミングの悪さを指摘するものが目立ちます。
「評価する」意見と「評価しない」意見を読んでみると、「民意をいつ問うべきだったのか」をどう考えるのかによって、麻生政権の評価が大きく変わるということが分かります。麻生政権は総選挙よりも景気対策を優先しましたが、それが結果的に国民にとって良いことだったのかどうか。この答えが出るのはまだ先のことになりそうです。
ニュース畑では「内閣総辞職、あなたは麻生政権を総括して何点をつけますか?」という話題で意見を募集しています(意見投稿の〆切は10月7日0時です)。ぜひ、みなさんの考えを聞かせてください。
* 当記事に掲載されている意見はニュース畑の利用者による投稿であり、ニュース畑編集部の意向を反映したものではありません。記事の編集方針はこちらをご覧ください。
今後の政治の行方が気になるところですが、たまには立ち止まって過去を振り返ってみるのもいいかもしれません。
麻生政権はどんな政権だったのでしょうか。
ニュース畑では「内閣総辞職、あなたは麻生政権を総括して何点をつけますか?」という話題が投稿され、280件を超える意見が寄せられています。
(円グラフは9月29日時点のものです。画像をクリックするとニュース畑の記事に移動します)
意見の選択肢は0点から100点まで、20点刻みで設けられていますが、実に59%(73件)の意見が60点以上の「非常に評価する」と「評価する」に寄せられています。マスコミによるバッシングの印象が強い麻生政権ですが、評価する声は多いようです。
麻生政権を評価する意見では、政局よりも景気回復を優先した姿勢を評価しているものが目立ちます。
「短い在任期間中に、ねじれ国会、経済危機、マスコミの執拗なバッシングなど様々な逆風が吹く中、よく努力され、成果を上げられたと思います」(prone_001さん)
「本来なら自民党が有利な時期に解散総選挙もできただろうに、経済危機に直面した日本を放っておけず、止むを得ず解散の時期を逃してしまったのは、まことにお気の毒であり、かつ責任感の表れと評価しています」(tokyoworker_2009さん・男/40代/関東)
実施した政策のなかでは、特に外交や金融危機への対応が評価されています。
「エコカー減税やエコポイントは国内消費を増進させる効果を確りと発揮しましたし、評価が低い定額給付金も単純にどれだけ使われたかだけでなく、使われた分が企業から企業へ企業から生産者や家庭へと循環する事によって国内でお金の流れをつくるという意味でも非常に堅実な政策でした。また、外交でも保護貿易への流れの抑制や各国による公的資金の投入等々日本が真っ先に主張していた事が現在の主流となっているようですし、IMFの条件緩和や融資なども国際的な危機において効果を発揮しているように思います」(匿名投稿者・男/20代/近畿)
また、麻生政権を評価する意見には、成果や業績を適切に伝えなかったとするマスコミへの批判も見られました。
「麻生政権の業績をどれだけマスコミが報道したであろうか? ほとんど皆無に近いのではないだろうか? 国民は『知る権利』を完全に喪失しているのである。短い期間の中、本当に『努力』されたのではないだろうか。評価に値するものである。マスコミの『報道管制』には『憤り』以外、何も感じないし今では『怒り心頭』である」(northernbear_2009さん)
麻生政権を評価する意見が多く寄せられている一方、「全く評価しない」とする意見も26%(32件)あります。こうした意見には、解散総選挙のタイミングの悪さを指摘するものが目立ちます。
「本来、組閣後すぐに選挙に移行するはずの内閣だったのにそれを行わなかったことが致命的です。そのため大臣もお友達で固めたため目立つ成果も得られなかった。そして何より自民党の政権を終わらせた張本人であることで評価できない」(匿名投稿者・男/40代/関東)
「経済危機の時なればこそ、早期解散して民意を問うべきだった。10月解散できなかった時点で、評価は0点。その後の経済政策自体はそれほど悪くなかっただけに、最初に解散しなかった事が悔やまれる。衆院選で再選を果たせば、民主党もむやみに参院で抵抗できなくなる(「経済危機前の民意で、経済危機後の民意を縛る」という批判が成立するため)ので、リスクを承知で解散に踏み切って欲しかった」(匿名投稿者・男/40代)
「評価する」意見と「評価しない」意見を読んでみると、「民意をいつ問うべきだったのか」をどう考えるのかによって、麻生政権の評価が大きく変わるということが分かります。麻生政権は総選挙よりも景気対策を優先しましたが、それが結果的に国民にとって良いことだったのかどうか。この答えが出るのはまだ先のことになりそうです。
ニュース畑では「内閣総辞職、あなたは麻生政権を総括して何点をつけますか?」という話題で意見を募集しています(意見投稿の〆切は10月7日0時です)。ぜひ、みなさんの考えを聞かせてください。
* 当記事に掲載されている意見はニュース畑の利用者による投稿であり、ニュース畑編集部の意向を反映したものではありません。記事の編集方針はこちらをご覧ください。