ニュース畑の意見ピックアップ

ニュース畑に投稿された意見をピックアップして記事にしています。

「官僚主導の自民党政治に終止符を」 政権交代をもたらした有権者の心理とは

2009年08月31日 | 意見ピックアップ
民主党が308議席獲得と圧勝して「政権交代」が実現した今回の衆議院総選挙。1選挙区ごとに1人の当選者を選ぶ「小選挙区制」では、死票が多い代わりにこのような勢力の大幅な変化が起きやすいと言われていますが、この変化をもたらしたのは、やはり有権者による一つ一つの投票です。

人々は実際にどんなことを考えて投票したのでしょう?

投開票日当日、ニュース畑では『あなたは今回の総選挙、何を「決め手」に投票しましたか? 政権交代、マニフェスト、人物像、それとも…?』という話題が掲載され、早速120件を超えるコメントが寄せられています。



(円グラフは8月31日時点のものです。画像をクリックするとニュース畑の記事に移動します)



投稿された意見の割合をみると、実に46%もの人が「政権交代」の実現あるいは阻止を意識して投票を行ったと回答しています。

目立つのは「官僚主導の自民党政治に終止符を」sanasana2323さん・男/30代/中国)というコメントに代表される、これまでの自公政権に対する不満の声でした。


「政権交代」の実現/阻止
民主に諸手を挙げて賛成するわけではないが、今の自公では自浄能力がない。欧米で普通に見られる二大政党による凌ぎ合いを実現させて欲しい。万年与党では腐敗していくことを国内外の長い長い歴史が証明しているし、同時に万年野党が生じるので代わりに政権を担う能力のある政党がなくなる。競争相手がいないと、人も組織も成長しないし、生み出すものもよくならないのよ。それは企業も政治も同じ。匿名投稿者

「政権交代」の実現/阻止
少子化や雇用に関して厳しい状態が続いているのに、自民党は口約束だけで何も実現していない。麻生総理は何をやったのか。定額給付金を配っただけですよね? ばらまき政治はやめてほしい。自民党の行動が腐敗している。民主党を支持しているわけでもないが、自民党が政権を取っていては新しい考え方もまかり通らない。自堕落な政治の結果が、今回の当選結果なのではないだろうか。匿名投稿者・女/20代/関東)


また、ニュース畑には「政権交代を阻止したい」と考えて投票した方の意見も寄せられています。自民への不信任として民主に投票することに疑問を感じるとの声です。

「政権交代」の実現/阻止
元政権の、特に自民党の無様な振舞いには目に余るものがあるのは確かだが、民主党が第一党となって、適切な国政能力を発揮することが出来るのか不安がある。懲罰的な意味合いで、反自民に投票する事には疑問を感じる。匿名投稿者・男/20代/近畿)


そのほか、意外に(?)多かったのが「候補者や党幹部の人物像・人柄」を見て投票したという意見。有権者はかなり細かくかつ厳しく候補者を見ているようです。

候補者や党幹部の人物像・人柄
最後は人物。数の論理に呑まれたり、道を見失わないでいられるかどうかは、個人の資質にかかっているような。(「ギバちゃん」・ 男/20代/中部)

候補者や党幹部の人物像・人柄
昔から、「ライオンの率いた羊の群と、羊の率いたライオンの群が戦うと、ライオンの率いた群が勝つ。」って言い回しがあるけど、これはリーダーが組織にとって一番重要だという例えだと思う。そして今回は、鳩山由紀夫と麻生太郎のどっちが良い?ってのが、私にとっての選択肢。(「匿名投稿者」・ 男/40代/関東)


また、「マニフェストの納得度」で投票したという意見はわずか8%と、選挙前にマスコミを賑わせたマニフェストは「投票の決め手」にはならなかったようです。マニフェストに注目した方は、やはり政策論で焦点となっている財源を重視したようです。

マニフェストの納得度
財源論と長いスパンで将来展望を示しているかどうかを選択の基準にしました。匿名投稿者


そのほか、多くのコメントを読んで伝わるのは、「どのような選択が我々の社会にとって正しいことなのか」という有権者としての苦悩です。確信を持って投票をした人は多くはないようです。そんななか、投票とは「国民の求めていることを汲み上げて実行できる政治家を選ぶことだ」というシンプルな意見がありました。

肝心なのは、国民が求めていることを汲み上げ、それをいかに実行して結果を出せるかということだ。今の時代、これからの時代に、個々や一部の利益だけ考えていても、国全体の腐敗を広げるだけ。実現できるならば、どこの党であろうと誰であろうと、そんなことはどうでもいい。できる人・政党に投票する、それだけです。匿名投稿者


今回の衆議院総選挙は「政権交代」という結果に終わりましたが、有権者としての我々の「選択」はまだまだ続きます。これからどのような選択を重ねていくかを考えるのが最も重要なことなのかもしれません。



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民主党のマニフェストで激論、重視するべきは「実現性」か「将来性」か

2009年08月17日 | 意見ピックアップ
総選挙を控え、どの候補者・政党に投票するのかを見極める上で重要なマニフェストを各党が発表しています。

そのなかで、民主党は「政権交代」を大きく掲げ、大きな注目を浴びています。ニュース畑でも、「「暮らしのための政治を」 みなさんは民主党のマニフェストを評価しますか?」という話題が掲載され、ユーザがさまざまな視点から意見を寄せています。投稿された意見・返信は600件近くに達しています。


(円グラフは8月17日時点のものです。画像をクリックするとニュース畑の記事に移動します)


記事の執筆時点で、民主党のマニフェストを「評価する」意見は35%、「評価しない」意見は60%と、評価しない声の方が多くなっています。


民主党のマニフェストを「評価しない」意見の多くは、その理由として、財源の根拠と「ムダ廃止」の実現性について指摘しています。

×民主党のマニフェストを評価しない

内容が完全に破綻しているマニフェストを支持することはできません。

以下に疑問点を列挙します。

1) 国家公務員人件費削減・・・1.1兆円(総人件費2割削減)
まず,天下りを全面的に廃止した時点で,基本的に全ての国家公務員を終身雇用するわけですから,基本的に人件費は増大します。その上で総人件費を2割削減するとなれば,国家公務員の給料を2割以上の削減,もしくは人員削減が必要になります。ただでさえ激務の割に薄給な国家公務員の給料を2割削減し,さらに天下りによる給与補填も無ければ,一体どれだけの人が官僚を続けるでしょうか。

人材の流出と質の低下が懸念されます。

2) 補助金・独立行政法人・公益法人・特殊法人の見直し・・・6.1兆円
H20年度の特殊法人・独立行政法人への補助金はおよそ3.5兆円。国所管公益法人への補助金・委託金は0.3兆円。そして,独立行政法人の大半は研究機関。天下りが目的とは到底言えない。補助金の見直しも具体性はなし。数少ない例示(緊急雇用対策費7000億円など)にもその補助金がムダである根拠は全く示されていません。

この数年間法人や補助金を調査する時間は十分にあったはずです。にも関わらず,現時点において全く具体化できなかった提案をどうやって信じることができるのでしょうか?


3) 公共事業費の削減・・・1.3兆円
公共事業費の削減に1.3兆円。さらに,明言を避けているようですが,補助金の大半は地方の公共事業費に対するものになるでしょう。これらもおよそ6.1兆円削減するようです。すなわちこの4年間で相当な額の公共事業費が削減されます。

しかし,急激な公共事業の削減は大量の失業者を生む恐れがあります。特に地方経済には大打撃を与えるでしょう。しかし,その影響の評価・対策は全く言及されていません。

4)埋蔵金活用・・・5兆円
埋蔵金は無限ではありません。一体いつまで埋蔵金が使えるのか。埋蔵金が尽きた後はどうするのか?さらにこの埋蔵金は使っても大丈夫なのですか?それらの点に言及していないのは信じられません。今の時代,こんな子供じみた話に騙される国民はいませんよ。

少なくとも,埋蔵金が尽きた後の財源について説明が必要です(ていうか結局,消費税の増税なんですよね?)

5) 租税特別措置などを見直す・・・2.7兆円
単なる増税。


仮に,ムダ削減に失敗し国債大量発行になった場合,長期金利の上昇が懸念されます。この不景気時に金利が上昇すれば,せっかく回復基調にある景気がまた悪くなります。そして国債を返すのは国民,それも将来の世代です。
(「Nature&Human」さん・男/30代/関東)


また、マニフェストで掲げられている施策案は「バラマキ」ではないかとの指摘もあります。

×民主党のマニフェストを評価しない

子供手当て、高速道路無料化等、ばらまき批判を、しておきながら、まさにその、ばらまきを実行しようとしています。一体、どこから財源を持ってくるのでしょうか?
(「つるりん」さん・男/40代/関東)


一方、「評価する」で投稿された意見では、具体的な予算の数字を挙げてきた点に注目しています。

民主党のマニフェストを評価する
正直言うと「やらせてみないとわからない」
民主党の運営能力は未知数、クエスチョンだからです。

しかし内容について具体的な予算数字が出ている点を評価します。
近年の自民党では「美しい国」などごまかしているかのようなあいまいな表現で内容もわかりずらく「善処します」「がんばってはみます」のような公約ばっかりでした。
具体的な数字を出してきて、なおかつ現実には難しくなったものを非難覚悟でスリムアップした公約、評価しないわけにはいかない。

そして達成できなかった場合は責任を取ります。
ここしばらく政治家から聞けなかった国民への決意表明。
政治家同士ではしばしば言われてましたが…

私は選挙の公約としては7:3で評価します。
目標は高くてナンボ。
ぜひその高み目指して邁進して頂きたい。
rokomettoさん・男/20代/九州)

また、民主党の子供育成支援のプランは、長期的な視野に立てば最善の策だと考える投稿もありました。

民主党のマニフェストを評価する
色々と批判はあるけど、財政再建を主軸に考えて政策を見るなら、民主党案は王道の政策だと思う。
理由は簡単、国債を発行してする借金って、誰がそのお金を最後に返すのって事。

つまり、「借金するのは現在の国民」で、「返すのは未来の国民」ってこと。
だから、その借金を現在の国民に使うのではなく、未来の国民である子供の手当てにつかう事が大事。
その意味で民主党案は良い。

財源に不安があっても仮に同じ借金をしても、そのお金で子供を育てる支援に使われる方が良く、その事を主要政策として取り上げ、具体的な方法や金額についても明記した民主党マニフェストは良い。
どうみても過去の自公より現実的で、未来投資として考えても良い案だと思います。
匿名投稿者

このほか、民主党について、子供と同じように成長していく部分に目を向け、将来に期待する声も寄せられています。

民主党のマニフェストを評価する
最初は、色々あるでしょうが、子供の成長と一緒で、そのうちに・・・。すくなくとも、自民よりはましでしょう。匿名投稿者

マニフェストで掲げられている政策の実現性を見るのか、それともこれまでと違う政権運営の将来性に期待するのか。どちらに注目するかで評価が大きく変わりそうです。

個別の政策については、育児問題以外にも外交姿勢や雇用問題、外国人参政権など、多様な分野に関して活発な議論が行われています。


意見の引用元記事はこちらです。

「暮らしのための政治を」 みなさんは民主党のマニフェストを評価しますか?

また、ニュース畑では民主党だけではなく、自民党のマニフェストについても議論が盛り上がっています。
自民党のマニフェストは「安心」「活力」「責任」 みなさんは自民党のマニフェストを評価しますか?

このほか、総選挙に関連したさまざまな議論が寄せられています。
不快指数の高い真夏に騒々しい「選挙カー」 選挙運動に選挙カーは必要だと思いますか?
「20代・30代の有権者は60代・70代より多い」 若者に政治を身近に感じてもらう工夫は必要でしょうか?
自民「未着手はゼロ」 みなさんは2005年の自民党のマニフェストに何点をつけますか?
自民党のマニフェストは「安心」「活力」「責任」 みなさんは自民党のマニフェストを評価しますか?
民主マニフェスト「最低賃金の全国平均1000円を目指す」 皆さんはこの案に賛成ですか、反対ですか?
民主マニフェスト「教員免許制度を抜本的に見直す」 教員免許の更新制度に賛成ですか、反対ですか?

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これまでの実績をどう評価するか? 自民党のマニフェストに厳しい声

2009年08月17日 | 意見ピックアップ
民主党による「政権交代」が行われるかどうかに注目が集まっている今回の総選挙。

戦後、長期に渡り政権与党として国を率いてきた自民党は、「日本を守る、責任力」というキャッチコピーでマニフェストを公表し、有権者に支持を訴えています。

この自民党の政策方針について、ニュース畑で「自民党のマニフェストは「安心」「活力」「責任」 みなさんは自民党のマニフェストを評価しますか?」という話題が投稿され、300件を超える意見と返信が寄せられ、議論が盛り上がりました。


(円グラフは8月17日時点のものです。画像をクリックするとニュース畑の記事に移動します)


記事の執筆時点で、自民党のマニフェストを「評価する」意見は21%にとどまり、「評価しない」意見が71%と、評価しない意見が大きな割合を占めています。

自民党のマニフェストに否定的な意見には、「これまでの政権で達成されていないものが今後の政権で達成できるとは思えない」という厳しい指摘が見受けられました。

×自民党のマニフェストを評価しない
まず、過ぎた4年間の反省が全く見られ無い。反省が無いのだから今度政権をとっても
同じことの繰り返し。今度のマニフェストを実行できるなら責任政党であった過去4年間で
出来たはず。選挙の時だけ甘い言葉を投げかけても説得力ありません。
財政の無駄排除、財政の方向転換、思い切った策を打ち出しているとは思えません。
まずは、消費税アップと国債発行では政治の努力は何も感じられない。
匿名投稿者

×自民党のマニフェストを評価しない
マニフェストの内容は結構ですが、なぜ今までそれをやらなかったのか?
今更、何を言われようが、信用できない。
myousin11さん・女/60代/北海道)

また、度重なる首相の交代で責任を投げ出してきた党が、「責任」を打ち出す事に違和感を覚えるという意見もありました。

×自民党のマニフェストを評価しない
首相投げ出しなど、無責任の限りを尽くしてきた党が、『責任力』とか、ちゃんちゃらおかしい。
財源は消費税増税、みえみえ。庶民を苦しめるために存在しているような党は政権から退場願おう。
匿名投稿者


一方、自民党のマニフェストを「評価している」意見では、現実的な施策内容やその具体性に注目しています。

自民党のマニフェストを評価する
今の日本にとって当たり前の公約。
景気対策優先。それが全ての政策に通じている。
目標に対し段階的な実現を果たしていく方がより現実的。
自民、民主を比較し、どっちを信用するかに焦点を当てればどっちもどっちというかもしれないけど、
政策自体、少なくとも自民の方が目の付け所と押さえるところはわかっている。
匿名投稿者

また、緊急に解決しなければ問題だけではなく、中長期的な視野に立った内容だと評価する声もありました。

自民党のマニフェストを評価する
緊急的な政策および中長期的な政策が共に示されている。
現時点での社会情勢に照らして修正を加えつつ、今まで取られてきた政策を延長する形になっており「ブレ」もなく評価できる。
zygooさん)


さらに、これまでの自民党政治には改善が必要な点はあるものの、日本という「国」を考えている点が評価できるという意見が寄せられています。

自民党のマニフェストを評価する
自民党政治に批判はあれども
ちゃんと国の運営を考えているか?の部分で
判断すれば自民党のマニフェストは評価出来る。

既存の利権などに蠢く改善しなければいけない
部分は当然あるが利権を貪るにしても国が
あってこそ。

経済回復こそがトッププライオリティだった
この一年間で体質改善方面の成果が少ないのは
ある意味しょうがない、国政参加している
他党があれだけ足を引っ張ればなおさらだ。


国益より党利、民主の国の将来を考えている
ようには見えない政策こそありえない。
(「kk」さん・ 男/30代/関東 )

自民党のマニフェストをどう評価するかは、「政権与党としてのこれまでの実績をどのように見ているか」で大きく左右されそうです。

また、そもそもマニフェストを議論する以前に、これまで各党がやってきた行動を有権者が適切に理解しているのかを問いかける意見もありました。

どちらでもない、その他
そもそも、みんな、
与党がやってきたことの、いいこと、よくなかったこと
それに対して、
野党がとってみた行動の、いいこと、よくなかったこと
を、ちゃんと、全部把握してるのかな

いいこと、よくなかったことは、時間の流れとかその人の立場とかで違ったものになるけど、切り取られていない情報を把握することは大事だと思う。

外交問題とか水産資源とか海底資源とか教育再生懇談会とか改正国家公務員退職手当法とか反ダンピング関税欧米並み迅速化とか遺棄化学兵器処理問題とか日印安保共同宣言とか経済対策効果とかヤミ専告発とか他国違法操業防止強化とか改正外為法とか改正不正競争防止法とかIAEA事務局長とか、
どうしてか知る手段が限られてることも多いから、後悔しないように、色んな情報を知るべきだと思うし、知らせるべきだとも思う。

過去を無視しちゃいけないのは分かるけど、目先を取って、未来を棄てることにならないように。
(「聞いてみた」さん・男/20代/関東 )

政治は「社会をどうデザインするか」という話でもあります。
日本はこれからどのような社会になるべきなのか。有権者が様々な情報を元に、よく考えて自分たちの代表者を選んでいくことが重要だと言えるでしょう。


意見の引用元記事はこちらです。

自民党のマニフェストは「安心」「活力」「責任」 みなさんは自民党のマニフェストを評価しますか?

また、ニュース畑では自民党だけではなく、民主党のマニフェストについても議論が盛り上がっています。

「暮らしのための政治を」 みなさんは民主党のマニフェストを評価しますか?

このほか、総選挙に関連したさまざまな議論が寄せられています。
不快指数の高い真夏に騒々しい「選挙カー」 選挙運動に選挙カーは必要だと思いますか?
「20代・30代の有権者は60代・70代より多い」 若者に政治を身近に感じてもらう工夫は必要でしょうか?
自民「未着手はゼロ」 みなさんは2005年の自民党のマニフェストに何点をつけますか?
自民党のマニフェストは「安心」「活力」「責任」 みなさんは自民党のマニフェストを評価しますか?
民主マニフェスト「最低賃金の全国平均1000円を目指す」 皆さんはこの案に賛成ですか、反対ですか?
民主マニフェスト「教員免許制度を抜本的に見直す」 教員免許の更新制度に賛成ですか、反対ですか?

また、gooニュースでは「選挙特集」を掲載中。最新ニュースをはじめ立候補者予想、海外から見るニッポン、みんなの意見など盛りだくさんです。


2009衆議院選挙特集 gooニュース


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「戦争を知る」とはどういうこと? 終戦記念日に考える

2009年08月15日 | 意見ピックアップ
8月15日は終戦の日(終戦記念日)。

64年前の今日、昭和天皇が国民に終戦を告げる「玉音放送」が行われてポツダム宣言の受諾が表明されました。
これを受けて日本軍は戦闘行為を停止・全面降伏し、全体で400万人以上、日本人だけでも210万人以上の犠牲を出したと推計される太平洋戦争は終結を迎えました。

長い年月の経過により当時のことを知る人が減って、戦争のことが語られる機会も少なくなっています。
このまま、日本が経験した戦争の記憶や知識は忘却の彼方に消え去ってしまうのでしょうか。

ニュース畑では、「まもなく終戦記念日です。私たちはこの戦争についてもっと知るべきではないでしょうか。」という話題が掲載され、これに200件を超える意見・返信が寄せられました。


(画像をクリックするとニュース畑の記事に移動します)


意見の選択肢は「戦争についての知識と記録をより深めて広めるべき」「現状のままでよい」「その他、どちらでもない」が挙げられていますが、実に64%の意見が「戦争についての知識と記録をより深めて広めるべき」に寄せられています。

どの選択肢の意見も、戦争と平和な日常生活の関係について考えさせられるものばかりでした。その一部をご紹介します。

まずは「戦争の知識と記録をより深めて広めるべき」という選択肢の意見から。率直に戦争の実感がないことを告白しながらも、見識を深めることの意義を認める意見です。

戦争についての知識と記録をより深めて広めるべき
終戦記念日には何の思い入れもありません。
でも、そういう日じゃないと、あの戦争を意識する機会が少ないのも事実ですね。
一方的に日本を悪者に仕立て上げるマスコミや教科書なんかじゃなく、自分から積極的に真相を追究する姿勢は良い事だと思います。
匿名投稿者

また、今は戦争に関するタブーがなくなり自由に議論ができるようになってきているので、理解を深めるのに適している状況だとの意見もあります。

戦争についての知識と記録をより深めて広めるべき
私が青年の頃には、結構タブーがあったけど、今は日本の核武装論とか出てきて、かなり自由に議論できる雰囲気。各国を見てみると分かるが、この状況は、当たり前のものではない。
 私も第二次世界大戦で、なぜあんなに人を殺せたのか不思議な感じがする。なので、こつこつと調べている。
 たしかに、生き証人は少なくなったけど、戦争を防ぐのは我々。こうして、時に振り返るのは、いい事だと思う。
匿名投稿者・会社員/男/50代/関東)

さらに、今の日本人の国防意識の低さは先の戦争と向き合っていない証拠ではないか、との意見もあります。

戦争についての知識と記録をより深めて広めるべき
戦争=悪という認識を解き放たない限り「真実」は見えてこないだろう。
また、核兵器=悪という認識を解き放たない限り「国防」は語れないだろう。
更に、「自国を自国」で守るという認識を持たない限り「自主独立」にはならないだろう。

戦争についての知識と記録をより深めて広めるべき、というのならば、その前提に「日本は戦争で悪いことをした国である」という前段でのスレ込みは極力排除しなければならないだろう=未来永劫日本民族は世界に対して謝罪をし続けなければならないという「思想」につながるからである。

先の戦争を肯定する論と否定する論があるが、何故あの戦争をしなければならなかったのか、ということの事実と、その背景をしっかりと考察しなければならないと思う。
そのことは「国を守る=国民の平和と安全を守る」ということに帰結するものと思う。

現在の日本人の「国防意識」の低さは、先の戦争に対して正面から向き合っていないということを如実に表していると思う。
northernbear_2009さん)


「戦争を知る」とはどういうことなのか、「戦争についてどう考えるべきなのか」については、このような意見がありました。医療や失敗学の例を出して分かりやすく説明されています。

どちらでもない、その他
医師が患者に感情移入し過ぎると治療が難しくなるように、『戦争の悲惨さ』ばかりに感情的に捕らわれると、却って平和を損なう結果を引き起こす可能性があります。

失敗に学ぶことは重要ですが、『後悔』や『自己嫌悪』といった種類の感情は改善に役立たないどころか、冷静に判断する思考を阻害する事すらあります。

『失敗学』というのがありますが、失敗学では自らの失敗だけでなく、他者の失敗について学ぶことで、自らの今後に役立てようと言うものです。

戦争についての失敗を学ぶなら、却って他者の失敗を研究する方が客観的に見れる分、より効果的なのではないかと思います。

特に『現在進行形で侵略されて悲惨な目にあっている国(民族)の例』などは今の日本では特に必要ではないかと思います。
(「リュート」さん・男/40代/関東)


戦争についての見識は「現状のままでよい」という意見にはこのようなものがありました。戦争体験者の話をよく聞いて考えた上で述べられており、とてもズシリと来る意見です。

×現状のままでよい
私は40代ですが、子供の頃は学校の先生のほとんどが戦時中の実体験を生々しく語ってくれ、両親、親戚にも戦前、戦中、戦後の話を何度も聞かされたものです。赤紙や学徒出陣した従兄弟、満州や沖縄へ赴いた伯父などの話も聞かされました。

どのような世代に向けて問いを投げかけていらっしゃるのかは分かりませんが、結論を言えば、実際に経験した人でなければ戦争の真実は語れない、ということです。文字や写真、そして映像の中の知識だけで語っては駄目。祖父母自体が戦後生まれの世代の元で育った今の子供、若者たちに、第二次大戦の悲惨さや戦後の平和の尊さを教えようとするのは無理があり、またそれは必要でもありません。それならば、パレスチナとイスラエルやイラク、アフガニスタン、ソマリアやスーダンで今行われている現実の戦争(あるいはそれに近いもの)から学ばせた方がよいと思います。

知識で「戦争反対」を叫んでいる人たちを見、憲法9条や集団的自衛権についていつまでもごちゃごちゃ言っている政治家、学者を見、経済が底を脱したと喜んでいる企業、財界のトップたちを見、海外旅行客で混み合っている空港のニュースを見ていると、それだけで『日本は平和だなあ』と感じています。

今でも親が言っている言葉がありますので参考までに。
『日本ちゃ何も無い国ながだいうことだけは覚えておかれや』。
(日本は何も無い国だということだけは覚えておけよ)
匿名投稿者・男/40代/中部)

このほかにも、多くの意見が寄せられています。終戦記念日をきっかけに、「戦争」について今までとは違った角度で考えてみてはいかがでしょう。もしかすると、そうした試みが私たちから戦争を遠ざけてくれるのかもしれません。


意見の引用元記事はこちらです。

まもなく終戦記念日です。私たちはこの戦争についてもっと知るべきではないでしょうか。

また、ニュース畑では下記の記事でも戦争に関するご意見を募集中です。

「被爆国として核武装すべき」田母神氏が原爆の日に広島で講演 被爆者の心情に配慮すべきだったのではないでしょうか?
オバマ大統領「核兵器の使用に道義的責任」 あなたはオバマ大統領に広島・長崎に来てほしいと思いますか?



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いよいよ衆院選! みんながマニフェストで注目するポイントとは?

2009年08月13日 | 意見ピックアップ
いよいよ今月18日から始まる衆議院総選挙。

与野党が逆転して「政権交代」となるかどうかに多くの関心が集まっていますが、有権者である私たちが気になるのは、やはり「次の政権でどのような政策が実行されるのか」という点でしょう。

各政党がマニフェスト(政権公約)を公表して注目を集めており、ニュース畑でも「衆院解散、いよいよ総選挙へ みなさんがマニフェストで重視するポイントは何ですか?」という話題に興味深い意見が寄せられています。


(画像をクリックするとニュース畑の記事に移動します)


マニフェストで重視する分野として、「雇用・経済に関する分野」「医療・介護に関する分野」「年金・各種保険に関する分野」「教育・子育てに関する分野」「外交・防衛に関する分野」「その他」が挙げられています。意見を読んでみると、みなさんやはり政治には「不安の解消」を望んでいることが分かります。

まず、「その他」の選択肢以外で最も投稿が多かった「外交・防衛に関する分野」への意見としては、このようなものがありました。「豊かな日常生活は安定した国力があって初めて成立する」という意見です。

外交・防衛に関する分野
日本が日本である為の国際交流の要である「外交・防衛」を重視します。

どんなに日常生活に向けて美味しいことを並べても「国力有っての物」。貿易立国の日本が一国平和主義(国際平和維持活動を断って)で国民の生活を守っていけるはずが無い。

外交を話し合いの場、とだけ捉えて自国の国力補強の手段を自ら捨てるがごとき「日米安保見直し」を他の手段を持たないで(自国の軍事力を整えないで)行おうとする政党に危惧を覚える。

外交の後ろ盾は「国力(軍事力)」であることを素直に認識し、戦争抑止力としての防衛力を真剣に考えて欲しい。

国が安定しなければ「生活向上・福祉の向上・雇用の安定」と唱えてみても国民が安心して生活できる社会は造れないだろうと思うから・・・
kgtop18さん・男/60代/関東)

生活に直結する雇用・経済に関してはこんな意見が。メディアでよく語られる「格差」よりも、これまであまり意識されてこなかった「貧困」への問題意識の必要性を訴えています。

雇用・経済に関する分野
貧困調査。
日本政府は貧困は戦後なくなっているとして調査しなくなっているそうです。

まずこのあたりの認識が自民党官僚と市民の間でギャップがありすぎるようです。
わたしの県では年収100万台200万台がうようよしています。
平均月収45万なんていうのは信じられません。

平均月収が10万15万ばかりなのに。

現状を把握して、「さあこの国どうするか」を考えなくてはならないと思います。
匿名投稿者

また、生活に密着した話として、医療関係者の方からは医療・介護の現状の深刻さを指摘する声も寄せられています。現在の医療レベルを維持するだけでも難しいのでは、という意見です。

医療・介護に関する分野
誰も医療、介護をあげている人がいない。

つまり、まだ実際に「医療・介護で困っている!」と深刻に感じている人が少ないんでしょうね。
しかし、医療従事者から言わせてもらうと、
医療・介護の現在の崩壊っぷりは凄まじいですよ。
少し前まで医療批判を繰り返してきたマスコミが、あまりの医療崩壊のスピードに
最近手のひらを返したように「医師不足だ!」と言い出したのを見ても分かると思います。
今のアクセスフリー、超低額の医療を受けられる夢の国はいつまで続くことやら。

今の政治的混乱の最中、一体どの政党が国民の健康を最も最終ラインで支えてくれる
医療・介護の建て直しをはかってくれるのか。
注目すべき重要なポイントです。
匿名投稿者

また、日本の自殺者の多さを憂う声もあります。子育てや再チャレンジ、老後のケアに注力することで希望や安心を持つことができる社会にしようという意見です。

教育・子育てに関する分野
日本では交通事故で年間6千人が亡くなっていますが、ここ十年以上、自殺者が3万数千人にも達しています。 

将来を絶望して「命を絶つ」というのは日本の社会にとって大きな社会の病気だと思いませんか。僕は日本の社会が病んでいると思う。

なぜ日本の政府や自民党はこの問題をなぜ真剣に取り組まず放ってきたのか不思議でなりません。

1 子供を育てるにあたってお金のない苦しみ。・・・自分が貧乏であっても親なら
  子供に教育を受けさせてあげたい。専門学校か大学に。

2 失業しても再起できるしくみがなく、お金もない苦しみ。・・・今日明日のお金
  にこまれば非正規や派遣に勤めてしまいアリ地獄の世界へ。生活費の心配なく次
  の仕事へ移る技術や技能を身につける時間がとれて再就職を正規社員で入社でき
  ること。

3 老後になって生活できないお金のない苦しみ。・・・お金がない状態で60歳以
  降の何十年の生活がまっている人、脳卒中などで倒れた場合に身寄りのない人。
  せめて一人年金10万くらいあったらそのお金をいれることで養護老人ホームで
  面倒みてくれると。

上記の1,2,3がそろう社会になれば 生きていくのにそんなに心配することはなくなります。人生が失敗した人でもなんどでもチャレンジできるでありましょう。そして自殺も減らすことができるであろうと思います。

日本はそろそろこんな社会を作らなくてはならないのではないでしょうか?
「アンパンマン」さん・ 男/50代/中部)

このほかにも様々な意見が寄せられていましたが、目立つのがマニフェストや政治そのものに対する不信感。こんな辛らつなコメントもあります。

その他
実現に向けた具体性です。
どんなにいいことが掲げられていても、
絵にかいた餅ならば支持する意味を持ちませんので。
「笠」さん

このコメントにある通り、確かに「どのような政策をするか(what)」ばかり主張されていても、「どうやって実行するか(how)」が説明されないと、選挙後の政権を託すことには不安が残ります。

これから投票日まで、どのような議論がなされるのか。慎重に見極める必要がありそうです。


ニュース畑では下記の記事でも選挙に関するご意見を募集中です。

自民党のマニフェストは「安心」「活力」「責任」 みなさんは自民党のマニフェストを評価しますか?
「暮らしのための政治を」 みなさんは民主党のマニフェストを評価しますか?
民主マニフェスト「最低賃金の全国平均1000円を目指す」 皆さんはこの案に賛成ですか、反対ですか?

また、gooニュースでは「選挙特集」を掲載中。最新ニュースをはじめ立候補者予想、海外から見るニッポン、みんなの意見など盛りだくさんです。


2009衆議院選挙特集 gooニュース


* 当記事に掲載されている意見はニュース畑の利用者による投稿であり、ニュース畑編集部の意向を反映したものではありません。記事の編集方針はこちらをご覧ください。
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「ニュース畑の意見ピックアップ」の編集方針について

2009年08月13日 | 編集方針
こんにちは、ニュース畑プロデューサーの橋本です。

2007年の11月から、ニュース畑ではニュースに関する話題や意見を広く集めてきました。

日々、匿名/IDユーザを問わず多くの素晴らしいご意見をお寄せいただいており、編集スタッフは意見に目を通しながら、「素晴らしい意見をどうしたら多くの人々に届けられるか」を検討してきました。

そして、そのひとつの解決案として、「ニュース畑の意見ピックアップ」と題して、このブログで素晴らしい意見をピックアップした記事をお届けすることとしました。

これから様々な話題や意見をご紹介していきますが、どのような基準で話題や意見を編集部がピックアップするのか、記事の編集方針についてお伝えします。


■「ニュース畑の意見ピックアップ」の編集方針

「ニュース畑の意見ピックアップ」は、下記の方針でテーマを選んでお届けします。

  ・ニュース性がある(多くの人にとって “something new” な情報である)
  ・盛り上がっている(コメントの数が多く、意見が割れている)
  ・面白い意見がある(読んでいる人に気づきがある)
  ・テーマに社会的意義がある(多くの人の生活にとって重要な情報である)
  ・俯瞰で見ることに意義がある(まとめて読むと新しい事実が見える)


全ての記事が全ての基準を満たすわけではありませんが、このような多角的な視点で話題を選びます。

ピックアップする意見(コメント)についても上記の基準は当てはまりますが、基本的には「あ、なるほど!」「そうなんだ!」と思えるような意見をご紹介します。

ニュース畑編集部の目的は、サービス説明でも説明している通り「建設的な意見交換ができる場」をご提供することにあり、特定の意見を強調することではありません。

記事でピックアップした意見が、あるテーマに対して賛成/反対など一定のスタンスを取ることがありますが、それはこうした意見の面白さや重要さによって選ばれているのだということをご理解いただければと思います。

この「ニュース畑の意見ピックアップ」が呼び水となって、ニュース畑により多くの多様な意見が集まる場になればと願っています。

それでは、本家のニュース畑共々、今後ともどうぞよろしくお願いします。
コメント (1)
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