民主党が308議席獲得と圧勝して「政権交代」が実現した今回の衆議院総選挙。1選挙区ごとに1人の当選者を選ぶ「小選挙区制」では、死票が多い代わりにこのような勢力の大幅な変化が起きやすいと言われていますが、この変化をもたらしたのは、やはり有権者による一つ一つの投票です。
人々は実際にどんなことを考えて投票したのでしょう?
投開票日当日、ニュース畑では『あなたは今回の総選挙、何を「決め手」に投票しましたか? 政権交代、マニフェスト、人物像、それとも…?』という話題が掲載され、早速120件を超えるコメントが寄せられています。
投稿された意見の割合をみると、実に46%もの人が「政権交代」の実現あるいは阻止を意識して投票を行ったと回答しています。
目立つのは「官僚主導の自民党政治に終止符を」(sanasana2323さん・男/30代/中国)というコメントに代表される、これまでの自公政権に対する不満の声でした。
■「政権交代」の実現/阻止
■「政権交代」の実現/阻止
また、ニュース畑には「政権交代を阻止したい」と考えて投票した方の意見も寄せられています。自民への不信任として民主に投票することに疑問を感じるとの声です。
■「政権交代」の実現/阻止
そのほか、意外に(?)多かったのが「候補者や党幹部の人物像・人柄」を見て投票したという意見。有権者はかなり細かくかつ厳しく候補者を見ているようです。
■候補者や党幹部の人物像・人柄
■候補者や党幹部の人物像・人柄
また、「マニフェストの納得度」で投票したという意見はわずか8%と、選挙前にマスコミを賑わせたマニフェストは「投票の決め手」にはならなかったようです。マニフェストに注目した方は、やはり政策論で焦点となっている財源を重視したようです。
■マニフェストの納得度
そのほか、多くのコメントを読んで伝わるのは、「どのような選択が我々の社会にとって正しいことなのか」という有権者としての苦悩です。確信を持って投票をした人は多くはないようです。そんななか、投票とは「国民の求めていることを汲み上げて実行できる政治家を選ぶことだ」というシンプルな意見がありました。
今回の衆議院総選挙は「政権交代」という結果に終わりましたが、有権者としての我々の「選択」はまだまだ続きます。これからどのような選択を重ねていくかを考えるのが最も重要なことなのかもしれません。
また、gooニュースでは「選挙特集」を掲載中。最新ニュースをはじめ開票結果、海外から見るニッポン、みんなの意見など盛りだくさんです。
2009衆議院選挙特集 gooニュース
* 当記事に掲載されている意見はニュース畑の利用者による投稿であり、ニュース畑編集部の意向を反映したものではありません。記事の編集方針はこちらをご覧ください。
人々は実際にどんなことを考えて投票したのでしょう?
投開票日当日、ニュース畑では『あなたは今回の総選挙、何を「決め手」に投票しましたか? 政権交代、マニフェスト、人物像、それとも…?』という話題が掲載され、早速120件を超えるコメントが寄せられています。
(円グラフは8月31日時点のものです。画像をクリックするとニュース畑の記事に移動します)
投稿された意見の割合をみると、実に46%もの人が「政権交代」の実現あるいは阻止を意識して投票を行ったと回答しています。
目立つのは「官僚主導の自民党政治に終止符を」(sanasana2323さん・男/30代/中国)というコメントに代表される、これまでの自公政権に対する不満の声でした。
■「政権交代」の実現/阻止
民主に諸手を挙げて賛成するわけではないが、今の自公では自浄能力がない。欧米で普通に見られる二大政党による凌ぎ合いを実現させて欲しい。万年与党では腐敗していくことを国内外の長い長い歴史が証明しているし、同時に万年野党が生じるので代わりに政権を担う能力のある政党がなくなる。競争相手がいないと、人も組織も成長しないし、生み出すものもよくならないのよ。それは企業も政治も同じ。(匿名投稿者)
■「政権交代」の実現/阻止
少子化や雇用に関して厳しい状態が続いているのに、自民党は口約束だけで何も実現していない。麻生総理は何をやったのか。定額給付金を配っただけですよね? ばらまき政治はやめてほしい。自民党の行動が腐敗している。民主党を支持しているわけでもないが、自民党が政権を取っていては新しい考え方もまかり通らない。自堕落な政治の結果が、今回の当選結果なのではないだろうか。(匿名投稿者・女/20代/関東)
また、ニュース畑には「政権交代を阻止したい」と考えて投票した方の意見も寄せられています。自民への不信任として民主に投票することに疑問を感じるとの声です。
■「政権交代」の実現/阻止
元政権の、特に自民党の無様な振舞いには目に余るものがあるのは確かだが、民主党が第一党となって、適切な国政能力を発揮することが出来るのか不安がある。懲罰的な意味合いで、反自民に投票する事には疑問を感じる。(匿名投稿者・男/20代/近畿)
そのほか、意外に(?)多かったのが「候補者や党幹部の人物像・人柄」を見て投票したという意見。有権者はかなり細かくかつ厳しく候補者を見ているようです。
■候補者や党幹部の人物像・人柄
最後は人物。数の論理に呑まれたり、道を見失わないでいられるかどうかは、個人の資質にかかっているような。(「ギバちゃん」・ 男/20代/中部)
■候補者や党幹部の人物像・人柄
昔から、「ライオンの率いた羊の群と、羊の率いたライオンの群が戦うと、ライオンの率いた群が勝つ。」って言い回しがあるけど、これはリーダーが組織にとって一番重要だという例えだと思う。そして今回は、鳩山由紀夫と麻生太郎のどっちが良い?ってのが、私にとっての選択肢。(「匿名投稿者」・ 男/40代/関東)
また、「マニフェストの納得度」で投票したという意見はわずか8%と、選挙前にマスコミを賑わせたマニフェストは「投票の決め手」にはならなかったようです。マニフェストに注目した方は、やはり政策論で焦点となっている財源を重視したようです。
■マニフェストの納得度
財源論と長いスパンで将来展望を示しているかどうかを選択の基準にしました。(匿名投稿者)
そのほか、多くのコメントを読んで伝わるのは、「どのような選択が我々の社会にとって正しいことなのか」という有権者としての苦悩です。確信を持って投票をした人は多くはないようです。そんななか、投票とは「国民の求めていることを汲み上げて実行できる政治家を選ぶことだ」というシンプルな意見がありました。
肝心なのは、国民が求めていることを汲み上げ、それをいかに実行して結果を出せるかということだ。今の時代、これからの時代に、個々や一部の利益だけ考えていても、国全体の腐敗を広げるだけ。実現できるならば、どこの党であろうと誰であろうと、そんなことはどうでもいい。できる人・政党に投票する、それだけです。(匿名投稿者)
今回の衆議院総選挙は「政権交代」という結果に終わりましたが、有権者としての我々の「選択」はまだまだ続きます。これからどのような選択を重ねていくかを考えるのが最も重要なことなのかもしれません。
また、gooニュースでは「選挙特集」を掲載中。最新ニュースをはじめ開票結果、海外から見るニッポン、みんなの意見など盛りだくさんです。
2009衆議院選挙特集 gooニュース
* 当記事に掲載されている意見はニュース畑の利用者による投稿であり、ニュース畑編集部の意向を反映したものではありません。記事の編集方針はこちらをご覧ください。