「これは楽しい!」
思わず心の中で呟いた。
久々のクルマ。
今や輸入車ではレベルがあっても中庸なフィールの
クルマが増えてきている・・と思う。
昔の味が好きで手放さないで、あえて我慢(維持費が
掛かっても)してでも所有している方も多いことでしょう。
ひさびさですね。なんかこう・・いいクルマと直感的に
思えます。スタイルもぐうっとささるモノがあります。
内装はマセ特有。某Lなどと、どこか違う本質を貫いた
イメージで、走りに身を置くものととしてマインドを
高める質感と囲まれ感覚が十分に得られる独特な
環境を醸し出しています。
アクセルと湧き出す有機的なトルク感で、大きな
体躯を意のままに操る。クルマ自体が軽く、小さく
感じられる。そんなイメージです。
マセ特有のブレーキの利き方(初期にガツンとくる)は
剛性を高めたブレンボシステムであれば仕方ないの
ですが直ぐに慣れます。かえってスポーティに操れる。
ハンドリングはクセも無く反応もビビッドでスポーツを
意識したものです。ヒラヒラと舞うことも可能ですが、
サスペンションシステムとPゼロの恩恵でしょう。
ボディ剛性も高く、ハンドリング剛性も高い。イタ車
なので最後までボディが硬いかは分かりませんが(笑)
両手でフロントタイヤを抱え込んで、ハンドリングする
いなすような感覚が味わえます。フロントにダブルウイッシュ
ボーンを収めるFFでは珍しい147&156のあのアルファ
ロメオのような感覚がEセグクラスで味わえるのは凄い。
エンジンはフェラーリ製。ツインターボはラグはほぼ無く
滑らかに「官能的に」吹き上がります。いいエンジン。
直6、ストレートシックスのような滑らか感覚です。
パドル固定で高回転を操れば、意のままにドライビングを
楽しむことができそうです。ブレーキのタッチも最高・・。
来年夏ころにベースグレードの330psのギブリが導入
されるようです。Sは予想価格よりも高めだったようなので
これが仮に700万円台あたりで入ったらいいですネ・・・と
担当の方は仰っていました(内容を考えると凄いです)。
クルマから降りて
家でカタログをもう一度拝見しまして(発表会の時の
カタログは観ていなかった)・・・ううむ、と呟きました。
何故か?
4970×1945(3000)mm&1950kgのクルマとは
到底思えないフィーリングだったからです。
信じられない。
3シリーズ位の感覚でした。走行中は・・(通常走行でも)。
ps
良かったのが、任意にサスペンションを硬く設定するモードを
選べること。スポーツモードと、強制選択ではないことです。
日常のゆったりとした走行環境でも、僅かにもややほんのり
硬い(本当にその程度)サスペンション、乗り心地を得ることが
できるということ。妻も、硬い乗り心地が大好きなので喜んで
いました。
<注>
画像の展示車は、クワトロポルテです。