「flash+back」

私の愛車の「過去・現在・未来」

マイナーチェンジ

2007-02-25 19:42:06 | Weblog
イヤーモデル制が一般的な外国輸入車。
最近はそれに習って一部の国産も導入
し始めていますね。

大幅な改良は無いにしてもやはり6年
のライフの中で、3~4年目までには
マイチェンを敢行します。

当然多くの寄せられたデータや新部品
を駆使して・・ある時は大幅なデザイ
ン変更までして、トラブル諸対策&性
能の向上、そして魅力的で新鮮な活力
を与えるのです。

たまたまあるディーラーでマイチェン
後の車を眺めてきました(今回の画像
とは全く関係がありません)。デザイ
ン変更は、その時々のオーナーさんが
気に入るかどうかの問題なのでそれは
置いておきます。

・・パネルの質感や材質そして目立た
ない部位ですが、溶接や仕上げがやや
粗い感じでした。塗装の品質感ももう
少し。

もしかしたら展示されていたその一台
が、たまたまだったのかもしれない。
小変更は歓迎すべき点が多いのですが、
もしかしたら見えない部分などで同時
に、コストダウンなども行われている
のかもしれません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の画像はかってのアルファロメオ
146tiの内装です。少々の古さは感じ
ますが、シンプルな中にも拘りを見出せ
る秀逸なもの・・イタリアの車ですから。

このグレードアップした内装は、マイ
ナーチェン後の画像。145の兄弟車
がこの146でした(5ドアセダン)。

私がかって所有した145にも、この
オートエアコン付きのグレードアップ
した内装が組み合わされるのかな?と
思っていましたが国内輸入車は変更前
のプレーンなものと同じ。販売政策で
コストを抑えた設定にしたかったので
しょうね。

助手席のダッシュボードはえぐれてシ
ートと同じマテリアルが貼り付けられ
て、ちょっぴりランチアしてます。パ
ネルの質感もワンランク上のものです。
少しデザインと配置をいじれば今でも
通用しそうなデザインです。


146のベースはティーポシャーシ。
当時の4気筒ツインスパークモデルが
存在。
1.4 103ps&12.7kgm 187km/h
1.6 120ps&14.7kgm 197km/h
1.8 140ps&16.8kgm 207km/h
2.0 150ps&19.0kgm 215km/h

本国では1.4Lを床まで常に踏んづけて
走り回っていたのでしょうね。146は最
後まで日本には導入されませんでしたね。
大人気の155があったからでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「マイナーチェンジ」

どうせなら魅力的な印象あるマイナーチェ
ンジをお願いしたいです。日本にも導入さ
れたアルファロメオGT。ベルトーネ企画
コラボで生まれたクーペはヨーロッパでも
人気が高いそうです。

この先は長くはないのかもしれませんね。
スタイルはあまりいじらないで、軽い各部
機能向上同時にプラスして、本国にはある
魅力的なエントリーモデルをマイチェン時
に導入して欲しいですね。

1.8L・DOHC16バルブ
ツインスパーク140ps・左・MT
兄貴分のブレラが発売されて、この先多く
の販売台数は見込めないモデルです。

しかし・・魅力的なGTには変わりなし。

「生粋のアルフィスタのために」
370万円位で導入&販売してみませんか?
インポータさん。



フリーク・・

2007-02-20 21:30:49 | Weblog
別のブログでダブルKさんから懐かしい
話題を振られまして、今回のブログのテ
ーマは衝動的に36・・「E36を振り
返る」です。

94年あたりから盛り上がってきた感が
あるドレスアップの潮流。当時はゴルフ
の3、BMWのE36とE34あたり。
もう一つの流れはOPELやローバーな
ども一部で浮上(アストラ&カリブラ)。

afインプが創刊されてエアロや内装材、
他にいじり系のパーツが豊富に紹介され
始めた。ドレスアップという言葉もこの
頃から生み出されたのでしょう。お洒落
な雰囲気でお金をつぎ込む方も多かった
のでは。他とは違う差別化のために。個
性を表現する・・アイデンティティの体
現&確立のために。

E36はいい素材でした。デザインも破
錠なくクリーンなラインでまとまって、
スポーティな雰囲気を全面に押し出して
ディメンションも理想的なもの(トレッ
ドは狭い)。内装のレイアウトは機能的
な操作性を実現・・コクピットスタイル
も好評。素材感はややチープでしたね。

でもMテクの他にも、魅力的なデザイン
のエアロが次々に登場してスタイルコン
テストなどでは常に新鮮さが味わえたも
のです。E36には程よくマッチング。
内装パーツもカーボンやウッド素材など
玉石混合状態。

当時の代表的なアイテム

「フロントコーナーM3GTリップ」
M3でコレつけるとB3なみのクリアラ
ンスが実現
「クラス1&2M3スポイラー」
メーカー純正でスタイリッシュな仕上げ
「M3ミラー」
やはりMは絶対に2本ステーです。ボク
スターのミラーもテスタのように2本。
「ホワイトウインカー」
何は無くとも・・。ボディの色を押し出
してくれる効果があります。
「M3GT用カーボン内装パーツ」
センタコンソール、バッジ装着グローブ
ボックスパネル、前後アシュトレイの4
点セット。大人気で憧れのパーツ。高価。
「各種ステッカー」
ボディ同色のステッカーをウインドウに
貼るのが当時流のお洒落ポイント。
「ABCペダル」
やはりシュニッツアーが一番でしょうか。

・・みなさんも本当に懐かしいでしょう。
タイムスリップですね(笑)。

セダン、クーペ、カブリオ。今でもたま
に見かけるE36は、綺麗に大切に乗ら
れている車が多いですね。輸入車フリー
ク時代を根底から支えた名車ですから。

チャレンジ大学入試!

2007-02-15 22:24:56 | Weblog
自動車工業に関する大学入試問題です。
但し問題の一部のみの抜粋です(小問)。

さあ、あなたも・・「チャレンジ(笑)」!


1アメリカ合衆国の自動車工業の特色として誤っているものを、
 次から二つ選びなさい(国学院大)。

(ア)自動車企業は国内生産に加えて、世界各地で部品を含め
   た現地生産を行っている。
(イ)自動車の生産台数は現在日本に次いで世界第2位である。
(ウ)外国からの企業が進出するまで国内の自動車生産は少数
   の企業に占められていた状態であった。
(エ)日本の企業はアメリカ北東部の農村地帯に現地生産工場
   を建設した。
(オ)フォード生産システムとも呼ばれる大量生産方式の導入が、
   工業の飛躍的発展の契機となった。

正解は(イ)と(エ)
過去において90年代には日本はアメリカを抜いたことがある。
2000年以降は2位。アメリカはトラック&バスの生産多し。
日本の企業(トヨタ、日産、ホンダなど)進出は中東部や太平洋
岸などに多く進出している。

正解できましたか(笑)?では、次。


2次の①~⑤から自動車工業の発展しているアメリカの都市を
 選べ(駒澤大)。

①ウオルフスブルク ②コベントリィ ③シュツットガルト
④ソルトレークシティ⑤デトロイト

正解は⑤
④を除いて自動車工業都市(有名ですね)ですが、アメリカ
合衆国の都市は④と⑤のみです。

次で最後です。


3イタリアの自動車工業の中心都市はどれか(関西大)。

イ.ローマ ロ.ミラノ ハ.トリノ ニ.ナポリ

正解はロじゃ・・なくてハ。何か悔しいですね(笑)。
アルファロメオの本拠地はミラノ。こちらも、歴史が古いんで
すよね。でもヨーロッパ有数の自動車生産メーカーフィアット
の本拠地はトリノなのでこちらが正解です。ミラノは繊維産業
(3大ファッション都市の一つ。ニューヨーク&パリ)が有名。

ちなみに、トリノ、ミラノ、港湾都市ジェノバの3つは三角形
状に位置していますので、北イタリア三角工業地域と言います。


入試問題には自動車メーカーの名称などは出ませんが、最近で
は時代の流れからか環境問題と絡めた複合問題なども見られる
そうです。

車好きの皆さんには今回・・楽勝かな?

それは、秀逸

2007-02-12 20:03:27 | Weblog
都内へ久しぶりに行ったのです。やはり外車が
多く走っていますね。遭遇比率が地元と全然違
います。

渋滞の中ゆっくり進むことが多いので(事故も
多いんですね・・台数が多いと言う事は)ゆっ
くり他の車を眺めながら走ります。渋滞の苦痛
が少し薄れるのですね(笑)。

やはりBMWが多い。多すぎるほどですね(笑)。
でも、今日見たBMWはE39やE46ばかり
でした。双方ともモデルチェンジしてから時間
が経過しています。

通常は一年で旧モデルが著しく古く(失礼)感
じられたりする例は多いものです。E46・・
まだまだデザインはいいですね。存在感はあり
ます。

風化してはいないと思います。横の時間軸に対
するデザイン縦の劣化度をグラフで表わせば、
進角はそれは緩やかなものです。

デザインの耐久性が高い。質感とともにオーナ
ーさんの満足度は低下するにはもう少し時間が
かかりそうですね。シャープネスな直線ライン
と曲線を、嫌味無く破錠なく綺麗にインテグレ
ートした。目に焼きつく残像の脳内での解析度
が・・解析スピードが違う。形状の記憶度。

E46は個性的なグレードが多かったのですが、
必要以上には仕様の変更を行わなかったですね。

ハイエンドモデル、当時本国ではリトルM3と
呼ばれた拘りの330i。コンプリートマシン
B33.3と最終進化のS。M3とチューニン
グを加えたダイナミックなCSL。個性豊かな
見事な完成度のNAモデルたち。時代の終焉。


新しいE90に乗れば、確かに進化の程が感じ
られます。相当のものです。クーペもメタルト
ップも追加されて戦力アップ。新開発エンジン
も瞬く間に追加されていくのです。

でもそのような中でも・・変わりなくゆるぎな
い愛情を暫く注ぐのも、素晴らしい、確固たる
ポジティブマインドの持ち主なのでしょうね。


私の147の斜め先にホワイトのクーペが走る。

「ああ。こんなエレガントなデザインの車に乗
っていたんだよね・・」

私の心の中での風化は止まらない。もはや面影
がどんどん薄れていくんです。そして、感触も。
哀しいほどに・・


ドイツの環境対策

2007-02-06 21:35:35 | Weblog
ある資料を眺めていたら、環境に対する考えと
取り組み(実践)について、多いに考えさせら
れてしまいました。

ドイツ西南部の地方都市。「フライブルク」。
ライン地溝帯に位置して直ぐ南にはスイスとの
国境が迫ります。ミュンヘンは遥か東に位置。

人口は20万人強。さまざまな環境対策を都市
全域で行う姿勢はかなり計画的であり、徹底さ
れたもので一つの秩序的なものを感じさせます。

まず徹底した「パークアンドライド」。
中心地の旧市街地への乗り入れを規制する為に
外縁部に多くの公共駐車場を設けて旧市街地・
中心地に入る自家用車を抑制します。

人々は路面電車やバスなどの公共交通機関に乗
り換えることになるのです。近くのアウトバー
ンからもアクセスはスムーズ。

駐車場は市が管理。周辺部では完全無料。中心
部に近くなるほど、料金が際立って高くなるシ
ステム。制度が利用しやすくするためのレギオ
カルテと呼ぶ多くの特典(買い物など)定期券
が、導入されています。

「太陽エネルギー発電所」
市街のいたるところにソーラーパネル(サッカ
ードームや庁舎などの公共施設や一般企業)が
設置。個人からの投資で運用。パネル5枚分で
投資者には年間約1.2万円が支給されます。
ここで生み出された電力は、近くの家や工場に
も送ります。

「ゴミ処理場でのエネルギー生産」
都市から距離を置いた処理施設では地下のタン
クで発生させたメタンガスを回収パイプライン
で発電所に送る。電気と温水になって地域住民
9000人の下へ帰ってくるのです。

徹底した環境施策。・・ドイツでの一例です。
20年以上前からの取り組み。

何故「フライブルク」か。

直ぐ脇には・・東側にはシュバルツバルト山地
(黒林)が位置。環境破壊の一例として教科書
には必ず上げられる世界的な酸性雨被害地域。
枯れ死が目立つようになってから一層、住民・
地域を巻き込んで、自然と環境保全に貢献でき
る取り組みを徹底&啓発させてきたのです。

酸性雨・・偏西風の影響。西側にはロレーヌや
ザール重工業地域が古くから展開する場所なの
です。

多額の初期投資でお金が掛かりますが、補助を
加えつつ・・このようなモデル地方都市が誕生
すると見えてこなかったモチベーションが一つ
上がる気がするのです。日本でも同じような実
践が取り入れられたらと思いますがまだ難しい
のでしょうか。万人への意識付けは。

<ps>
VWのエンジンはTDIとTSI一色になって
ゆくその意図、目指す姿勢も理解が深まります。



407クーペ

2007-02-03 22:03:28 | Weblog
クーペが昔から好きです。お洒落なイメージ。

「406クーペ」流行りましたね。拘る方々の
選択アイテム。ファッション系雑誌でも、一時
引っ張りだこでした。ピニンファリーナのスレ
ンダーな肢体。独自の色香が漂っていて、乗る
人もセンスがないと車が台無しというイメージ
でした(細身の方が似合いそう)。

サイドからの眺めとCピラーの造型が好きでし
た。リヤウインドが奥に装着。伸びやかで流麗
なスタイリング。全く造型は違うのですがその
雰囲気は昔のレジェンドハードトップクーペを
何となく思い出します。

プジョーのディーラーにたまたま置いてありま
した・・「新型407クーペ」。

雑誌などで見たイメージとは違う。これはこれ
で雰囲気のよいクーペに映りました。ロングノ
ーズ(実際にはウインドウがエンジンルーム上
まで届いている)の強調感。FFなのに思い切
り後退させたキャビン。この無駄さ加減。

4815×1870×1405(2725)mm

結果的には寝かせ過ぎたフロントスクリーンの
ために室内容積を稼ぐ為に、ボディを拡大する
方向。しかし、ピラーの延長上の半月状のルー
フライン。リヤのオーバーハングをスパッと切
り落とした前傾姿勢から来る緊張感。サイドの
スリット。ギミックもセンスとしてこなしてし
まうあたりはプジョーの素晴らしさ。

室内は特別なあつらい。革とアルミで仕立てた
ややタイトな空間が広がります。適度な硬さの
スポーツシート。無機質なデザインイメージの
手に触れるパネルやハンドルの質感も、清潔感
溢れてそして爽やか。

210ps&29.5kgm
FFであること&操縦フィール重視でトルクは
30kgm以下にあえて抑える。

エンジンも低速トルクが出ており高域のゾーン
では結構吼えてくれます。いい意味で、スポー
ティ。ATはアイシン6速マチック。ショック
も無くスムーズな変速感覚です。やや不自然な
シフトアップポイント&プログラムは学習機能
が解決してくれそう。

ハンドリングは、やや曲がりをも重視したセッ
ティングで、大きい体躯の割りにヒラヒラ感は
残る。ハンドルの取り付け剛性感も良好。

低速ではゴツゴツ感は強めだが速度が乗るに連
れて硬さが取れてゆく。しかしステアリングの
インフォメーションは常に手のひらに届く・・
伝わる。ここが外車と国産との最大差。電子制
御の可変ダンパーはプジョーが煮詰めた自慢の
自社製品(プジョー車のダンパーは自社製)。
後輪マルチリンクサスペンションの効きもいい。
ボディのゆるぎない剛性感もランク・アップに
寄与している。・・でも3年位かな(笑)。

短時間の試乗でしたが、楽しさの片鱗がうかが
えましたね。ドアを閉めてブルーに塗られたク
ーペを振り返る。スポーティ・マッシブな中に
40%のエレガントさが漂う。そんなモデル。