「flash+back」

私の愛車の「過去・現在・未来」

相棒

2006-11-23 22:24:07 | Weblog
私の大切な相棒。そしてよき友達の
アルファロメオ147。

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「147キャッチ・コピー」

Alfa147は、車に歓びを見出す
ドライバーの感情を大いにかき立
てるに違いない。

歓び・喜び・悦び・・

なぜなら、この車はドライバーが持
つすべての願いを叶えるモデルだか
らだ。
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5万キロ付き合ってみてその簡易的
な表現のコピーは、かなり的を得て
いると思う。

使いやすい・扱いやすい・乗りやす
い。スタイリングの表現手法が新鮮
で新しい発見のもと、飽きると言う
言葉が当てはまらない。ありふれた
表現が陳腐なものに感じてしまう。

乗ってみなければ分からない。イタ
車としての本質では無い。アルファ
ロメオというメーカーの意思、意志
を感じ取らざるを得ない。

鬼のようにクイックなハンドリング。
そして、官能的な4気筒ツインスパ
ークもその魅力の「一握りに」しか
過ぎない。

正直細かいトラブルは無しとはいえ
ない。工業製品としてのレベルは、
この代で飛躍的に高まっただろう。

喜びと悲しみは背中合わせにいつも
並んで存在する。

しかし、リスクを跳ね返してオーナ
ー全てとは言えないが・・情熱的な
マインドを持つ方には、脳髄の隅に
147のオーラを埋め込まれること
になると思う。

さらに新世代の159や新149も
素晴らしい車に進化するのだろう。

しかし、アルファロメオが連綿と受
け持つ、動脈から流れ出る深紅の熱
い血。その血潮を感じさせるモデル
は、今となってはこの147とGT
だけになってしまった感がある。

あと2~3年で修了かも?面白く、
(ある意味)秀逸で、個性的なモデ
ルがどんどん失われていく時代。

1.6でも2.0でも魅力はそれぞ
れの真理と個性が内包されている。

宇宙(アルファ)の本質と真理・・
「梵」は、選ばれた運命のオーナー
の「我」と同軸&同質のものとして
確実に一致する(一如)。

大袈裟かな・・笑?でも145から
数えての出会いは、多くの運命的な
出会いの下に成立していますから。

擬人化したくなる、不思議な魅力の
持ち主・・アルファロメオ147。
みなさんも147と付き合ってみま
せんか?

もちろんマニュアルシフトモデルで。


リング

2006-11-18 16:35:21 | Weblog
ヨーロッパの郊外。交通もスムーズに
流れ、穏やかな田園地帯が続く光景。

一般路でも郊外地域の巡航速度は常に
80キロから90キロくらいだと聞き
ます。信号で交通の流れを遮断しない、
アイドリングを回避するのに有効な手
段の1つとして画像のようなリング状
の交差点が存在します。

有名な場所は凱旋門の周りの環状路で
すが、これは2重に造られています。

円の直径をどう設定するかで通過スピ
ードは決定しますが、啓発を促すため
にかなり前から幹線道路上に標識が立
つのでしょう。リング状の曲路は一方
通行で合流する為に充分に注意を払う
のが原則でしょう。双方の流れが方面
によってクロスするからです。

日本では駅前のロータリー以外にこう
いう場所は無かったかな?交差路代用
としてのリングは、比較的見晴らしの
良い郊外地域でないと難しそうです。

画像はフランスの西部、ブルターニュ
半島付け根のロアール川河口地方都市
ナントの北西ルドン付近。丘陵と平野
の連続する起伏は穏やかな田舎道です。
河川は、これもヨーロッパでは依然と
して交通路に使用されている、有名な
ブレスト=ナント運河です。

郊外の生活幹線道路を排気量が小さな
ハッチバックが元気に駆け抜けてゆく
・・そんな光景が伺えるリングでした。

FFのスポーツ・カー

2006-11-11 20:11:10 | Weblog
愛車147を軽く整備してもらうために
私がお世話になっているディーラーへ訪
れました。

内容は交換後2万キロ近くは走ったので、
メインプラグの交換(ツインスパークな
ので、サブプラグも存在・・こちらは4
万キロでOK)と、ブレーキの調整など。

買い物やちょっとした所用がありました
ので、お店に代車をたのんで借りました。

「何が来るかな?」と楽しみに待ってい
ると・・来たぁ「147GTA!」。


お店の車のようです。まだ5000キロ
しか走っていない車で、左ハンドル6速
マニュアルモデル。マニュアルモデルは
左ですね。足元の広さが、余裕度が全然
違います。

147はロング・ノーズシェイプです。
多分、デザイン以外にこのV6を搭載す
る為にそうなったのでしょう。結果的に
容積がタイトになり、確実にラゲッジや
室内スペースにシワ寄せが来ています。

エアロや専用設定サス。小柄な体躯に官
能的なチューンドV6。刺激的なモデル。
4200×1765(HBは2545)
1390kgに250psのパワーと、
30.6kgmのトルク。

動力性能的に言えば数値ではケイマンの
2.7とほぼ同じ。0→100km/h
や0→1000kmのデータ。確かに加
速パワーもほぼそれに近いと思いました。


用意された車は後期型で、ブレーキ強化
以外に各部が洗練されている。若干乗り
心地が改善されてあのじゃじゃ馬のよう
な鬼トルクステアも大人しくなっている。

V6のむせび泣くような咆哮。高回転で
弾けるパンチ力。そして潤沢なトルクで
低中速も扱いやすい。ショートストロー
ク設計で、1つ前の時代のスポーツエン
ジンの味付けです。操作系も慣れれば、
苦にはならないレベルでしょう。


確かに鼻は重めですが、タイトなワイン
ディング以外ではハンデは感じない。

軽量ボディにハイパワーが魅力の1つ。
ハンドリング特性も当然それなりのクセ
はありますが、アルファロメオという車
を知っている方なら、むしろ楽しさ倍増。

こんな楽しいエンジンがもはや廃盤とは、
時代の流れととは言えども寂しさを感じ
ざるを得ないです。この沸き起こる感覚
は、スチールブロック修了のB3に対す
る胸の奥から込み上げるノスタルジーに
似ているもの。・・仕方がないのですが。

2時間近く用足しや試乗で乗り回しまし
たが「心に深く響く」車でした。チュー
ンドカーという成り立ちは、次元こそ全
然違いますがB3のコンセプトの琴線に
触れるものでしょう。

エンジンを止めて、身体にすっぽりはま
ったバケットシートからすべり降りて、
店長さんに発した言葉は・・コレ良い!

店長さんも嬉しそうにこう仰いました。
「たまに乗ると本当にいいんですよ!」

・・そう「たまに」乗るといいんですね。
147GTAはスポーツカーですから。



コピー(2)

2006-11-07 21:08:53 | Weblog
「読者諸兄」

コピーの中でこの言葉を思い浮かべ
られる方は、車好きで、ややお年が
入った方で事情通の方ですね(笑)。

当時はこの広告が楽しみでしたね。
長い文章をなぞり読み。最後の決め
セリフは「・・について、次回もう
少しお話させていただこうと思う」。

文章を羅列する頑なまでのスタイル
を貫くストイックな広告を展開する
メーカーがありました。それはマツ
ダでありスバルでした。少し前の例
だと、ホンダのレジェンド開発秘話
かな。

文章から、思い入れから1つの車の
価値判断を読み手に託す。以前の車
好きの方には、そのスタイルに共感
できる素養があったと思います。

極度なビジュアル感。リアリティを
体現しないで俳優に車とは関係ない
イメージで助力を付けさせる。軟弱
な広告が多い今こそ、ムダと知りつ
つもマイノリティな人達に訴えかけ
る、実力のある唸らせるような広告
を作って欲しいですね。センスよい。

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画像は86年に発売されたルーチェ
の広告。ボディ剛性の重要性をメー
カーとしてクローズアップし始めた
頃の先駆的なモデルでした。ベンツ
に似せたと揶揄されましたが、弟が
所有した3Lロイヤルクラッシック
は、初めてボディの硬さを意識でき
た素晴らしいモデルでした。

剛性が出ているとコーナーリングも
乗り心地も良いことが理解、そして
実感できたのです。

コンピュータ解析設計ボディ。マル
チリンクリヤサスペンション。3バ
ルヴ効率高性能V6。新しい局面を
当時のマツダはこのコピーで、全力
で表現しようとしたのです。

ルーチェは爆発的には売れなかった
けれど、大いに評価されたモデルと
なりました。1つのアドバンテージ
を打ち出せたのです。当時はファミ
リアが月一万台も売れていたマツダ。
ヨーロッパでも高い評価を得ていま
した。

真面目で実直なメーカーは、この3
年後予想もしない路線に突入してい
くのでした・・・。

コピー(1)

2006-11-03 19:40:23 | Weblog
6年弱前の雑誌。その中に私の愛車の
広告がありました。本屋で立ち読みの
最中でした。

特に興味を引く記事は無かったのです
が、その見開き2ページの広告のため
にその雑誌を購入したのです(笑)。

今となっては「懐かしい」思い出です。

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キャッチコピー・全文紹介

「都市に放たれた優雅なる野生」

時を超えて行くもの。それが音楽であれ文学で
あれ、優れて個性的なスタイルを持っている。
それは、ひたすらに究極を求め、時代の風潮に
流されなかったことの証左でもある。

ある意味異端こそが正統の原風景なのだ。

ALPINA B3 3.3Coupe’
・・そのしなやかな肢体、あくまでも滑らかな
加速、優雅とさえ言うべき身のこなし。

摩天楼の街を駆け抜けるその姿にも美しい野生
が秘められている。

羨望の視線を置き去りにして、心ゆくまでドラ
イビングの本質を楽しむ。誰にも似ていない自
分と、他の追随を許さないこの車の走りが響き
合う。

この純粋なる歓喜の瞬間、コクピットは至福の
空間となる。

3299cc 285ps/6200rpm
0→100km/h 5.7sec 825万円

「ある意味異端こそが正統な原風景」
凄いなと思いつつ「誰にも似ていない自分が」
ある意味所有してみて・・理解もできる。