傍観者の独り言・戯言

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ブログ「傍観者の独り言」の続編

加計事案:高橋洋一氏の問題点をすり替え論(独り言)

2017-07-14 21:11:30 | 独り言

元官僚の高橋洋一教授は、加計事案の問題点を【挙証責任】で文科省の負け戦と発言していたが、ダイヤモンド・オンラインへの記事『加計問題の本質はマスコミでは報道されない「文科省告示」にある』では、【文科省告示】とし、岩盤規制の象徴と発言していますね。
官公庁に疎い当方に言わせれば、高橋洋一教授は加計事案を矮小化なり問題点のすり替えに思えますね。

先の本ブログ『加計事案:国家戦略特区制度を悪用したワル連中(雑感)』(2017-07-13) で、

“「元大蔵官僚の髙橋 洋一教授は現代ビジネスに再三【挙証責任】を持ち出し文科省の負け戦と主張していましたが、郷原信郎弁護士がHUFFPOSTに記事『加計問題での"防衛線"「挙証責任」「議論終了」論の崩壊』(2017.07.10)で、高橋洋一氏とテレビ討論で論破したと言っており、山本幸三・地方創生担当相の『議論終了・勝負あり』を批判していますね。」“

と書き、高橋洋一氏の【挙証責任】による文科省の敗北を主張してが、郷原信郎弁護士とのテレビでの論争に論破されたら、岩盤規制は、【文科省告示】が主因の論調は、加計事案を矮小化なり問題点のすり替え思えますね。
当方には、構造改革・規制緩和・国家戦略特区の是非でなく、文科省の「文科省告示」が主たる問題でなく、権限者が特定者に便宜を図ったかどうかが問題で、高橋洋一氏の論理では、岩盤規制は「文科省告示」起因が障害で、加計事案は文科省が問われる問題に帰着する意見ですね。
要は、部分的見解で全体を断定し論じる軽薄さですね。

また、高橋洋一氏は、青山繁晴議員の質問を高評価し、天下り斡旋と文科省告示の関係が影響有無の質問にも関心があるようですね。
青山繁晴議員の質問については、【リテラ】の記事『青山繁晴が閉会中審査で大恥! 質問は悉く前川氏に論破され、出会い系通い問題はデマがばれて質問できず』で酷評していますね。

加計学園関係では、2004年に設立された加計学園系列の岡山理大の姉妹校である銚子市の千葉科学大学は、銚子市への大学誘致の条件として加計学園側は土地の無償譲渡と校舎建設費などの補助金95億円を要求し、最終的には77億5千万円の補助金を銚子市が加計学園に出し、土地は無償貸与で開校しており、話題になっている今治市の岡山理大獣医学部の新設事案は、加計学園は約37億円の市有地を用地として無償提供を受け、192億円の施設整備費を市・県と加計学園で折半する取り決めが決定されており、加計学園は市・県へ錬金術的手法で学校用地・施設費を譲渡・助成で事業拡大しているのが実態で、 安倍首相は、千葉科学大学の2005年の開校式典、2014年の10周年式典に出席し、「私と加計さんは、どんな時も心の奥でつながっている腹心の友」と加計理事長と腹心の友と広言しており、忖度の起因となっております。
自腹を切らず、他人の褌で事業拡大している加計学園には好みではないですね。
当方は、青山繁晴議員の質疑、加戸守行・前愛媛県知事の熱弁を視聴したが、加計事案を初耳の人間であれば、触発されそうだが、当方には外野の野次にしか思えなかったですね。

言えることは、加計事案は、安倍総理の直接的な言質を実証するのは事実上不可で、側近らの言動から推測しか無く、安倍総理は微動しないが、加計学園の実態を知れば知るほど世論は安倍政権及び加計学園へ不信感を増長するでしょうね。

とは言え、安倍昭恵夫人が2015.12.24日のクリスマスイブにフェイスブックにUPした安倍晋三総理、加計学園理事長が酒のグラスを掲げている写真のキャプションの「男たちの悪巧み・・・(?)」は意味深ですね。
「男たちの悪巧み」の「悪巧み」(ワルタクミ)は、悪知恵(国家戦略特区戦略)の腹案で合意し意気軒高している意味か、それとも、「悪企み」(ワルタクラミ)で国家戦略特区戦略で勝算の目途が付き前祝いの乾杯している意味か、どちらにしても、悪(ワル)の連中の集まりですね。
知的レベルに疑問の能天気の昭恵夫人に、 「悪巧み」(ワルタクミ)の意味なり、「悪企み」(ワルタクラミ)の誤記、誤変換したのか聞いてみたいですね。

本ブログでも書いたが、世の中、我が身の行末を思案する忖度の社会で、寄らば大樹の側で、見苦しい答弁の文部省現役官僚の豊田豊高等教育局長の姿を接すると、現役は辛い立場で、しがらみが無く将来不安なく、組織の政治パワーバランスを熟知している前川喜平・前事務次官の意見に信憑性がありますね。



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