10月16日、NHK[クローズアップ現代+]で『世界で加速“EVシフト”~日本はどうなる?~』で、世界はEVシフトに加速しているが、日本はハイブリッド車の先行技術にしがみついている模様で、自動車の新陳代謝に遅れ気味と報道。
世は何事も新陳代謝し社会を良化するのであり、自動車は内燃機関で100年間進歩し復旧してきたが、電気自動車化は時代の趨勢で、ハイブリッド車は電気自動車への過渡期の産物であり、日本が先行技術で優位にあるのは、時間の問題でしょうね。
充電インフラ整備に時間を要するのであれば、日産のe-PAWORを次善の策として検討するのも一考の価値があると思いますね。
[クローズアップ現代+]で『世界で加速“EVシフト”~日本はどうなる?~』では、ヨーロッパ・中国がEVシフトに加速化に、日本はホンダ社長がEVシフトに時間がかかるとし「まだまだ日本のハイブリッド技術は先行している」の発言を紹介していたが、エンジン周辺部品メーカーはEVシフトに危機感を持っていると紹介していましたね。
番組では、中国のEV大手BYD社を取り上げ、1995年創業時、社員20名で携帯電話向け電池製造のベンチャー企業が国の政策のもと助成を受け、現在は従業員数22万の大手トップEV車メーカーを紹介し、中国はガソリン自動車では日本・ドイツに後塵を拝しており、電気自動車であればトップと横並びでき、世界でトップ企業を目指しているとし、世界の大手自動車メーカーは国策でEVシフトしており、ドイツメーカーに中国に接近していると報道。
当方は、自動車には疎いが日本メーカーのスピード感には危惧しています。
本ブログ『世はEVの潮流だが、当面はe-POWER車で十分(独り言)』(2017/09/22)で、ハイブリッド車については充電問題の抵抗感があり、充電インフラが未整備でプラグインが現出されても抵抗感があり、1回のガソリン給油で700km走行でき、搭載エンジンで充電する電池だけで走行する日産のe-PAWORをEVシフトへの中間的つなぎで十分と書きました。
NHK番組で、ノルウェーは国策に電気自動車優遇策があり、登場女性はバッテリー切れが心配だったが、充電スタンドが1万以上あり、EV車にバッテリー切れの不安がないと言っていると報道しており、EVは充電インフラが重要になりますね。
当方が充電を必要とせず、1回の給油で700kmを走行できるe-PAWOR車を即決したが、購入6ヶ月、日常の生活の足に利用しているが給油は2回しかしておらずコストパフォーマンスは良いと思いますね。
NHK番組では、ゲストに総研のコンサルタントと自動車アナリストが出演しており、両人ともEVシフトは時流の意見であるが、コンサルは、中国のEVシフトへ本気であり欧州メーカーとも提携し世界のトップを目指しており、日本は出遅れ感があるとし、アナリストは、日本がEVに注力すれば中国のEV産業を補完することになり、現在の欧州メーカーはディーゼル車での混迷状況で内燃機関研究は皆無で、日本は内燃機関で研究開発し日本の独自色を出すべきの意見でしたが、ハイブリッド車では中国に勝てないということですね。
当方は、世は何事も新陳代謝で良化する考えで、内燃機関の自動車産業もEVシフトの新陳代謝は時流であり、ガソリンエンジンの自動車産業は電気モターのEVシフトの新陳代謝は避けて通れず現行の産業界は大きく変容するのは社会が良化への道程と思っております。
もし、来るEVシフトへ日本流で対処には、現行のガソリンスタンドインフラを活用でき、充電スタンドインフラ整備を必要としない搭載エンジンで充電する日産のe-PAWOR技術で時間稼ぎしながら、次世代EV車へ研究開発するのも一案でしょうね。
例えば、10月15日放送のNHKの「サイエンスZERO」の『自動車までできる すごいぞ!タフポリマー』で取り上げていたタフポリマーの車への実用化などです。
『自動車までできる すごいぞ!タフポリマー』の番組案内を転載すると、
“「タフポリマーと呼ばれる新素材が誕生。プラスチックなどに代表される高分子で出来た物質だが、強い衝撃でも壊れず、切ってもすぐにくっつくなど、常識破りの性質をもつ。強さとしなやかさ、そして軽さを兼ね備えることから、さまざまな工業製品への応用が模索される中、ほとんど全ての部品をタフポリマーに置き換えた電気自動車の開発が進んでいる。タフポリマーはいかにして生まれたのか?驚異の性質とは?その正体に迫る。」”
で、自動車に実用できれば車両が軽くでき、EVの電池容量にも反映できますね。
要は、EVシフトはエンジン基幹関連産業がモター・電池・電気制御の電気電子産業変換だけでなく、素材も変革が推測される自動車産業の新陳代謝が始まるのです。
ハイブリッド技術は、日本が先行した技術ですが、完成した時から陳腐化が始まっていると思うのです。
電話の変遷は、日本は電電公社が固定電話で日本社会を席捲していたが、自由化でPHS,携帯電話が出現し、固定電話が普及していなかった固定電話後進国の中国は、固定電話網の設備不用のPHS/携帯電話があっという間に普及し、いまや、携帯電話大国の歴史を鑑みすれば、ガソリン自動車先進国の日本はハイブリッド車でEVシフトを遅らせる要因になると危惧しますね。
マアー、日本は解散総選挙で御気楽な政争していますね。