衛星打ち上げ、膜展開実験に成功

ニュース#82

22日13時、JAXAの宇宙科学研究本部（ISAS）はJAXA内之浦宇宙空間観測所からS-310-36を打ち上げました。
当初の打ち上げ予定日は18日でしたが、2月28日まで予備の期間が設けられていました。


発射80秒後にロケット頭部が開かれて、83秒後には親機と3機の子機に分かれ、切り離された子機が網を引っ張って3角形の網を展開しました。
下はその概念図と、実際親機が撮影した展開の様子です。


将来この技術は、宇宙空間で大きな膜を複数の小型衛星で引っ張って展開し、アンテナや太陽電池として利用されると期待されています。

Ｓ－３１０ロケット３６号機、１月１８日に打上げ予定
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1227.shtml
S-310-36号機、明日の打上げに向けて準備完了
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2006/0117_S31036.shtml
Ｓ－３１０－３６号機　発表文
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2006/0122_s31036_press.shtml
S-310-36号機 打上げ成功。親機と子機を用いたアクティブ・フェイズド・アレイ・アンテナ実験を計画通り実施
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2006/0122_s31036.shtml