ネッタイムス・ブログ

戯れ言や与太話、何でも御座れ。

民主党の懲りない面々・その6

2011-02-09 00:19:51 | 様々な話題
今回も「民主党の懲りない面々」と言う事で関連エントリ、その1その2その3その4その5も参照下され。

さて、懲りない面々と言うか「アンポンタンのポン助」の話なんだが、河上満栄前衆院議員は4日、ツイッターで新燃岳の噴火に付いて「牛や鳥を大量に殺処分して、命を粗末にしている事に宮崎の大地の神様が怒り猛っているように感じる」とツイート。
口蹄疫や鳥インフルエンザで、家畜を殺処分したから今回の噴火が起こったとの内容にツイッターは炎上する等、ネットで批判が相次いだ。
翌日、河上はツイッターを閉じ、ブログで「多くのみなさまにご迷惑をお掛けしてしまいました」と謝罪した。
しかし、である。謝罪文には当初「今回、ネット上で、無名無数の方々から激しい罵りを受けました」「私も大変傷つきました」と書いていた事で再び炎上、文字通り「火に油を注いだ」訳だが、現在は削除している。

この河上誰某と言う「アンポンタンのポン助」は、2009年の衆院選挙で当選して間も無く、衆院議員から参院選の京都選挙区に鞍替えを表明したんだがね。
国会に出席せずに選挙運動をして批判を浴びた訳で、2010年4月から5月末までの二ヶ月間で衆院本会議に出席したのは僅か1日だけだったが、議員歳費は「ちゃっかり」貰っていた事も、批判を浴びたと言う経歴の持ち主だな。
本当にアレだな「馬鹿に付ける薬は無い」って事じゃ。と、近所の爺さんが呆れて言うとりました。

まぁ、あれだ。ポン助の話は「これ位で勘弁しといたるわ。」と言う訳では無いが、閑話休題。
当ブログ・ネッタイムスのエントリでも書いたが、予算が年度内成立しても、関連法案の特例公債法案が成立しなければ財源確保出来ない。って事になる。
自民・公明両党は4月の統一地方選を見据え、関連法案を「人質」に内閣総辞職を迫る公算が大きい訳で、拒否するならば衆院解散しかない。
民主党内には「関連法案と引き換えに菅総理の首を差し出せば良い。」と言う声も公然と出ている訳だ。

民主党内には、国会運営に付いてだけで無く、本来は「民主党王国」である筈の愛知県知事選と名古屋市長選のダブル敗北と言う事実に大きなショックを受けており、「菅直人総理では選挙に100%勝てない。」とも言われ、菅総理や党執行部に対する不満が渦巻いている。
今回のダブル敗北に付いて党幹部が、執行部への批判を逸らす為に「愛知特有の事情だ、国政はリンクしない。」と発言した事にも地方の民主党関係者から、「これから統一地方選を戦わなくてはならない地方党員を軽視している。」と、怒りの声が出ている訳だ。

そうでなくとも民主党に対して、世間の風当たりは強く「詐欺フェスト」「インチキ政党」「嘘吐き政党」「税金泥棒」等の怨嗟の声が巷に充ち溢れている状況だ。
これだけ不景気なのに満足な経済政策、景気対策、雇用対策を打ち出せないでいる、民主党に批判が集まるのは当然の話。
民主党が野党時代に小沢一郎被告が言った「民主党には、政権担当能力が無い。」が現実になった訳だな。
小沢は自民党時代に政権与党の一員として、政権運営とは何たるかを経験しているから、民主党の議員は経験不足の「素人集団」にしか見えなかったのだろう。

実際、今年度の経済対策予算の上乗せや、モラトリアム法(中小企業等金融円滑化法)も、自民党出身の亀井静香国民新党代表が、金融担当大臣の時に、連立を組む民主党の反対を押し切り法案化し、実際に予算を付けた訳だ。
モラトリアム法案を提出した時に、真っ先に反対していたのが菅総理だった事は記憶に新しい筈だ。
あの時に、経済対策予算を増やさず、モラトリアム法も成立していなければ、そうでなくとも最悪な経済状態が、もっと悲惨な状況になっていたのは想像に難くない。
モラトリアム法の返済猶予で救われた中小企業も多い現状は、企業の倒産状況を見てみれば一目瞭然である。
亀井の経済政策にケチを付けていた菅総理だが、奇しくも亀井の政策で救われているのだから・・・。

しかし、である。亀井のモラトリアム法の期限が迫って来ている訳で、モラトリアム法は、あくまでも返済猶予なのだから、当たり前の話だが、期限が過ぎれば返済が始まる事になる。
亀井もモラトリアム法の期限内に、新たなる経済政策や景気対策が行われる事を前提として法案化している筈だ。
この事が重大なのだが、民主党はモラトリアム法の期限内に、何もしていない状態である。そして期限が来る。
「3月危機」とは菅政権の危機だけでは無く、モラトリアム法の期限が終わる事も現している訳だ。

【ネッタイムス・東坊京門・作】