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金八先生が定年で番組終了

2011-01-22 18:58:00 | 様々な話題
1979年から断続的に放送され、足掛け32年に渡って放送されたテレビドラマ「3年B組金八先生」なんだが、主人公「坂本金八」が、定年退職する為、3月に放送する最終回スペシャルで終了するらしい。

金八先生は、桜中学で起こる様々な問題に、金八が体当たりで取り組む物語で、80~81年に放送された第2シリーズでは26.3%の平均視聴率を叩き出した訳だ。
当時は社会的反響を呼び、人気があったドラマだが、金八先生の誕生エピソードは、かなり笑えるんだがね。

当時の金曜日の夜8時と言えば、「太陽に吠えろ」が強くてね、「ボス」を始め、「マカロニ」「ジーパン」「テキサス」「殿下」「ゴリさん」「山さん」「長さん」等とアダ名で呼び合う間柄の刑事ドラマなんだがね。
殉職シーンが名物だったり、「ボス」がブラインドの隙間から、外を眺めるシーンが有名だった訳です。

その人気ドラマ「太陽に吠えろ」の裏には、アントニオ猪木が率いる、新日本プロレスを中継する「ワールドプロレスリング」があったりして、他局は涙目状態。
そんな金曜8時の枠を担当したのが、当時のドラマ班な訳で、「太陽に吠えろ」に勝てる道理は無いだろう。って感じだな。

主人公は、高倉健が主演の映画「幸せの黄色いハンカチ」で、主人公と旅をする事になる、チャラチャラした男の役を好演した武田鉄矢。
当時の武田鉄矢は、まだドラマの主演を張れるだけの役者では無く、大抜擢だった訳だ。
だが、スタッフは番組が当たるとは思わず、どうせ誰を使っても駄目だったら、ギャラが安い役者が良い。との事で、武田鉄矢を起用した訳だ。

主人公は武田鉄矢で決まったが、設定等は白紙状態。
タイトルは、金曜夜8時のドラマだから「金八」。役名は、武田鉄矢が坂本龍馬が好きだから名字は「坂本」。
設定は、武田鉄矢は昔、教師を志望していたから、学校の先生で良いんじゃない?。と言う軽い乗りだった。

学校の話にしても、どうせならインパクトが強い方が良いよね。
と言う事で、中学生カップルがセックスして妊娠、そして出産する。そのカップルは同級生で、それを取り巻く教師とクラスメート。
今はセックスを覚えるのも低年齢化したり、教師が生徒に猥褻行為したりは、よくある話なんだがね(笑)。
中学生カップルがセックスして妊娠、そして出産。ってのは、当時としては斬新なアイデアだったのさ、これがまた。

そんなこんなで制作したドラマなんだが、蓋を開けてみたら大ヒットって話だ。もう制作スタッフもウハウハよ。
まさに「人間万事塞翁が馬」、何が起こるか判らないね。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】