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民主党一皮剥けば社会党

2011-03-11 13:46:58 | 様々な話題
民主党の土肥隆一衆院議員(兵庫3区)が、日本政府に竹島の領有権を放棄するよう訴える韓国側との共同宣言に署名した問題が、各方面に波紋を広げている。
土肥隆一衆院議員(兵庫3区)は、この問題の責任を取り、政治倫理審査会の会長を辞任したのだが、著しく国益を損ねたと言う事を軽く考えているのでは無いか?。
役職を辞任すれば済む話では無く、議員辞職が至極当然の事であり、野党側は「国会議員として不適切だ」として当然の如く、土肥隆一衆院議員(兵庫3区)を厳しく追及する構えだ。

これに対して民主党はと言えば、普段は党の問題にアレコレ言って、しゃしゃり出て来る議員が、この問題では「頬被りして知らん顔を決め込んでいる。」のである。
民主党は竹島に関して、はっきり「不法占拠」と言わず「法的根拠の無い支配」と言い、国会の答弁でも同様の姿勢で、エンドレステープの様に「法的根拠の無い形で支配されている」と繰り返すだけだ。
これらに付いては「デジャビュ」を感じるのだが、領土問題に対して稀薄な姿勢は、「旧社会党」等の左巻き政党の姿勢そのものなのである。

今回の問題を引き起こした土肥隆一衆院議員(兵庫3区)であるが、1939年朝鮮京城(現ソウル)生まれ、社会党議員の秘書を経て、90年に兵庫1区から衆院議員に初当選し、民主改革連合を経て、98年から民主党に移り、現在7期目。
菅総理とは長年、政治行動を共にしており、菅グループ「国のかたち研究会」の顧問を務め、昨年の代表戦では、当然、菅総理を支持、その影響力も大きい。
土肥隆一衆院議員(兵庫3区)は「韓国の言い分が圧倒的になり議論の余地が無かった」「そんなに大きな問題を引き起こすとは思わなかった」と、釈明している。が、それ以前には「個人的には竹島は日本の領土とは一概に言えないのではないか」と述べているのだ。

これに対して菅総理は「本人として全ての役職を辞任する事で、一つのケジメを付けたと思うが、大変遺憾な言動だ。今後、強く戒めとして貰いたい」と問題の大きさを理解していない様子なのだが、実は菅総理は理解しているからこそ、この様な態度なのかも知れない。
菅直人は、江田五月参議院議長、村山富市元総理、土井たか子元衆議院議長、千葉景子元法相ら133名の議員と共に、拉致事件の実行犯である辛光洙(シン・ガンス)元死刑囚の釈放嘆願書に署名しているのであり、菅直人と言う政治家の政治思想や信条は、土肥隆一衆院議員(兵庫3区)のそれと何ら変わらないのだろう。

民主党の面子を見れば判る通り、それらの「旧社会党」を中心とした左巻き議員の集まりであり、それに自民党の議員達がくっ付いているからカモフラージュされている訳で、前にも書いたのだが、つまり「民主党一皮剥けば社会党」なのである。
それ故に、今回の様な問題が起こるのであり、民主党の体質そのものが変わらない限りは、日本の国益が損なわれると言う、不幸な出来事が続くだろう。
民主党にも、まともな議員達が居るのかも判らないが、こんな政党には見切りを付けて、離党した方が良いのでは無いか?、ただし、元民主党議員と言うレッテルを貼られ、逆風が吹くと言う覚悟は必要だな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】