ネッタイムス・ブログ

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東京電力が非常用電源の未接続を放置

2012-01-19 18:03:29 | ニュース
東京電力の福島第一原発事故は、東電や関係機関によるヒューマンエラーが幾重にも重なって起こった事故と言われているのだが、その一端を窺う事が出来る興味深い記事が、本日(1月19日)の産経新聞に有ったので以下に貼ってみる。

「原子炉データ送信装置、非常用電源未接続4カ月放置 事故時に機能せず」

東京電力福島第1原発の原子炉データを、国の原子炉監視システムに送信する装置の非常用電源が、事故の4カ月前に行った工事で取り外されたまま放置されていたことが18日、関係者への取材で分かった。
非常用電源が接続されていなかったため、東日本大震災による外部電源喪失で監視システムにデータを送信できず、事故状況の予測に生かすことができなかった。
非常用電源があれば地震後約2時間はデータを送信できた可能性が高い。監視システムの根幹にかかわる事態で、東電の危機意識の低さが改めて問われそうだ。

非常用電源が外れたままとなっていたのは「メディアコンバーター(MC)」と呼ばれる機器で、原子炉の温度や周辺の放射線量などを監視する「ERSS」と呼ばれるシステムにデータを送信する装置の一部。
MCが非常用電源の「無停電電源装置」に接続されておらず、地震により外部電源を喪失した昨年3月11日午後2時47分ごろにデータの送信が停止した。

関係者によると、平成22年11月に行われた設備更新工事で、MCからの電源ケーブルを作業員が誤って別の機器に接続。
東電は同月、ミスに気づき、ケーブルを非常用電源につなぎ直そうとしたが、ケーブルの長さが足りず断念。未接続のまま放置したという。

ERSSを所管する経済産業省原子力安全・保安院は「非常用電源が接続されていればデータが受け取れた」と認めており、本震から余震で国の通信網がダウンする3月11日午後4時43分ごろまでの約2時間、本震直後のデータを生かすことができた可能性が高い。
ERSSのデータを基に放射性物質の拡散を予測するシステム「SPEEDI」にも活用できなかった。

東電は、放置していた理由を「電源ケーブルをしなければいけないという認識はあったが、3月11日までにつなげなかった。完全に忘れていたわけではない」と説明。
一方、保安院は「なぜ長いケーブルに取り換えなかったのか」と、東電の対応を疑問視している。

政府の事故調査・検証委員会は昨年12月に公表した中間報告で、MCについて「非常用電源やバッテリーが備え付けられていなかったため、装置が停止したと考えられる」としているが、非常用電源の不備ではなく、未接続が原因と判明したことで、今後問題視される可能性もある。

「ERSS」とは、チェルノブイリ原発事故などを受け、原子力事故が起きた際の国の対応を迅速化する目的で導入されたシステム。
全原発の原子炉の圧力や周辺の放射線量などの状況を予測することなどができる。
これまでに国が155億円以上を投じ開発・運用してきた。昨年12月末には、24時間以上にわたってデータが表示されなくなるトラブルがあった。

以上が産経新聞の記事なのだが、これに付いて東電の松本純一原子力立地本部長代理は19日、不備を認めた上で「データを送る装置に予備の電源を接続する事は自主的に提案したが、結果的に接続が上手く行かず、そのままにしてしまった。原子力安全保安院と工事の時期を調整していたが、何時までに工事をしなければならないのか、約束が出来ていなかった。緊急性が高い工事と言う認識は無かった」と述べている。

経済産業省の原子力安全保安院の森山善範原子力災害対策監は「今後、必要な情報が送れない事態にならない様に全国の原発に付いて、非常用電源の設置の徹底や伝送経路の多重化等を図りたい」と語った。
東電は「保安院と工事の時期を調整していたが、何時までに工事をしなければならないのか、約束が出来ていなかった。」と言っているのだが、今回のみならず保安院の指導力や管理、監督が甘いと感じるのは私だけでは無い筈だ。

福島第一原発事故が発生して以降、規制当局である原子力安全保安院が、原発現場で働く原子力保安検査官用の防護服や全面マスク、アラーム付きデジタル線量計等の被曝対策装備を全て、東電に無償で提供させていた事も発覚している。
被曝対策を含め東電の原発事故対応を厳しく指導する立場に有る規制当局が、装備品を電力会社に依存している事は癒着以外の何物でも無い。

また、経産省から東電への天下りや、保安院の広報担当だった「ヅラの西やん」こと西山英彦の娘が東電社員の様に、身内が東電に関わっている場合も有る。
これらは由々しき問題であり、今後、改善せねばならないだろう。
最後に一言、「保安院全員アホ」反対から読んでも「ほあんいんぜんいんあほ」では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

山本太郎ら反原発団体が意見聴取会に乱入

2012-01-19 02:00:09 | ニュース
経済産業省の原子力安全保安院で18日、関西電力の大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働に付いて、専門家の意見を聞く「ストレステスト意見聴取会」で、反原発の市民団体が傍聴室から乱入して騒動に発展、会場は騒然となった。
意見聴取会では、大飯原発の営業運転再開に付いて、技術的且つ化学的な見地も踏まえ、専門家らが出席して話し合う予定だった。

しかし、である。意見聴取会に反原発の市民団体が乱入した事で混乱。
乱入者は「福島(原発)の実態も反映しないのに、どうして安全と評価出来る?」とコメント。
会場では、大飯原発3、4号機のストレステストの一次評価を妥当とする審査結果が示される予定だったらしいが、一般人の傍聴が別室である事に反発した市民や、俳優の山本太郎らが会場に乱入したのである。

山本太郎は「是非、開かれた場所で、オープンな議論をして頂きたい。密室で決められても別室でモニターだけ見せられても、説得力無いものなんですよ。だから、是非、開かれた場所で、皆さんに後ろめたい事が無いのであれば、市民一人ひとりの命が懸かっている事ですから、是非、開かれた議論を行って頂けませんか?」と語っている。

議事進行が中断した事に付いて「ミスター直ちに」ことフルアーマー枝野幸男経産相は、「到底容認する事は出来ません。早急に検討して、出来るだけ速やかに再開したい」と述べている。
その後、経産省の庁舎内には警官隊が駆け付けた様で、室内には市民団体の約20人が残っており、委員は1~2人を残して全員が同じ階の別室に移動した模様。

山本太郎と言えば、九州電力の玄海原発2、3号機(佐賀県)の再稼働を巡っても、昨年7月11日に反原発団体のメンバーら約150人と佐賀県庁を訪れ、再稼働を認めない様に抗議活動を展開。
この抗議活動で山本太郎らは、建造物侵入や威力業務妨害等の疑いで告発され、その後、嫌疑不十分で不起訴処分となっている。

今回の意見聴取会に対する山本太郎らの意見は判らなくは無いのだが、乱入等の抗議活動を行えば、世間から見ると反原発の行き過ぎた連中が「集団ヒステリー」を起こしているとしか映らないよ。
その辺を考えて抗議活動しないと支持は得られないと思うが、過激な活動をしなければ世間の耳目を集めず、主張が知られないのも事実だから、難しい問題だわな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

民主党の実績・改訂版

2012-01-19 00:00:52 | 様々な話題
「詐欺フェスト」とも言われる「民主党のマニフェスト」に付いて、以下の様なコピペを見付けたので貼ってみる。

「民主党の実績改訂版」

・4年間でマニフェストを実行する → ■嘘■ マニフェストに無い売国法案を全力で推進

・子供手当てを出します → ■嘘■ 廃止へ、扶養・配偶者控除も廃止

・埋.蔵.金を発掘します → ■嘘■ ありませんでした、増税が埋蔵金です

・公共事業9.1兆円のムダを削減 → ■嘘■ 削減は0.6兆円だけ、仕分けで削る庶民の年金

・天下りは許さない → ■嘘■ 1年間で天下り4240人、出戻り前提の在職中天下りおkに

・企業・団体献金禁止 → ■嘘■ 3年間は容認、とうとう自民党の総額を超える、極左暴力集団と在日からも受け取り

・公務員の人件費2割削減 → ■嘘■ 先送り、年金機構公務員に戻します

・増税はしません → ■嘘■ 消費税増税、タバコ

・酒税を増税、相続・内部留保の二重課税強化・新設、所得税増税・環境税導入も検討

・暫定税率を廃止します → ■嘘■ 維持・強化(炭素税)

・赤字国債を抑制します → ■嘘■ 過去最大の赤字国債、国債発行額が税収超す終戦直後以来の異常事態続く

・クリーンな政治をします → ■嘘■ 違法(故人・外国人)献金と脱税、現職議員逮捕に辞職も離党もせず

・沖縄基地は最低でも県外に移設→ ■嘘■ 県外断念どころか普天間固定化

・内需拡大して景気回復をします → ■嘘■ 執行停止した麻生補正、亀が復活させた以外何もせず、無能

・コンクリートから人へ → ■嘘■ 道路整備事業費が608億円増

・高速道路は無料化します → ■嘘■ しません、政権交代直後に馬渕が嘘暴露

・ガソリン税廃止 → ■嘘■ そうでしたっけ?フフフ

・消えた年金記録を徹底調査 → ■嘘■ 年金記録を回復する必要性は薄れたby長妻

以上がコピペなのだが、過去に貼った民主党のマニフェストは美辞麗句と合わせて読むと更によく判る。
最後にこの言葉を、「偽善者は素晴らしい約束をする、約束を守る気が無いからである。それには費用は掛からず、想像力以外の何の苦労も要らない。」では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】