ねこしゃんのお勝手の話

ゆるゆる なんとなぁく 更新中

布を巡る話…

2010-02-27 07:37:42 | きもの きるもの きたいもの
着物に熱を上げていると、いろいろ見つけるもの…

川越唐桟、という木綿織物の流れを汲む、
いや、大くくりなら川越唐桟とも呼ばれる
地元の木綿織物、野田双子織。


そっか…
こんなイベントやるんだ…

つい最近、川越唐桟の復活に尽力された方の新聞記事を
埼玉版の片隅で見つけたが、悲しいかな、口惜しいかな
復活に使われたのは手織機。

そう、その昔、絹織物が高嶺の花だったころ
庶民でも手に入るよう量産のため導入された機械織、ではない。

機械織にしたら、その機械のメンテナンスが出来る技術者が居ないんだから、仕方ないのか…

その昔、木綿織物を生み出す織機を作り出した企業は
そろってその織機から自動車産業に乗り換えてしまったから…。

多分、同じ理由で野田双子織も復活、伝承活動には手織機が使われる。

来年度あたりに、息子が校外活動や校外学習で触れてくるであろう…
『博物館に並ぶ』手織機に…。



そう、この地はその昔、養蚕、紡績、織物を支える地でもあった。

それを支える人々は身につけることなど皆無。
だから、木綿織物に絹のようなしなやかさを求めた。

そんなことが、教科書や博物館でしか、知ることのできないことになってしまった。


木綿は植物から生まれる。綿花は花ではなく実。
その種をとり、実の綿を紡ぐ。
綿花が育つだけ、まだ温暖な地。
北の地では綿花は育たない。だから、麻を育てる。
土地が痩せていても、育てられる。
だから、幼子の着物は麻の葉柄なのだ。
(そうだ、これ大事、思い出した)
その茎の繊維を裂き、より、紡ぎ、布にする…


そう、木綿も麻も庶民の着物だった。


以前、野田双子織を再現した布の商品を手にした。
いわゆる和風小物なら、そこそこ手が出せるが
衣服となると、全く高嶺の花。
売り出している店員さんが『実際に買って使うには高いですよ』と。
いや…川越唐桟をおわかりな方。ご想像ください。
あの縞柄のブラウス、高いお金だして買いたいですか?




いや、技術と文化の伝承が明後日の方向を向いている気が…

再現するんなら、やっぱ着物の形に…と思うのは
着物熱に浮かれた私だからでしょうか。

いや、博物館や美術館に並ぶためだけの技術の伝承は…どうなんでしょう…





とはいうものの…色々、距離ができているのも事実。
何もしないよか、博物館の中ででも、ふれる機会があるだけマシ、なのかなぁ




春休み前で終わっちゃうんだなぁ…



我が家のおさる君やこぶたちゃんにも見せないと、だなぁ…
いや、私が見たいんだが…


浅草ぶらぶら歩き6

2010-02-22 20:09:54 | きもの きるもの きたいもの
さて…
『浅草ぶらぶら歩き』の続きです。
かぶりつきで職人さんの仕事を見ています。
もちろん、『おいしそうだなぁ~』とか
『お腹減ったなぁ~』というつぶやき付き。

ガラス越しに生意気にも羽織付きで着物を着ているこわっぱを
構ってくれる余裕のある職人さん。

いいですね~ 好きですよ、こうゆうプロな職人さん。

はいはいはい  わかりましたよ。
今日のおやつはこれね…
と、財布を取り出す私…

浅草ぶらぶら歩き5

2010-02-22 10:53:17 | きもの きるもの きたいもの
本堂にお参りして、神籤をひいて…
境内をふらついていると…


写真のお勉強をされている…という女性から
『撮影させて欲しい』と声をかけられた。
着物姿のお母さんもご一緒に…と、私も入りました。



何度も言いますが…彼らは笑えませんよ~(爆)。


ちなみに、普段着(洋服)姿の宿六にも声をかけられたが、
一緒に映るにゃ、ヘンでしょ~とご辞退。

ついでに訊かれました。
どうしてパパさんはお洋服なんですか?
いや、荷物持ちですから…
娘がお手洗いに行くときは、羽織や手提げを持って貰わないと…


???なご様子の女性。

多分、ご本人、お着物を着ない人
身近に小さい子がいない人、なんだろうなぁ…
子供がトイレの個室で羽織や手提げがあるまま、
日頃の動作は出来ないですよ。

いや、私だって手提げはいいけど、コートは邪魔だもん。

てか、普通に洋服でもって狭いトイレじゃ、不便でしょ(笑)
そうゆうことです