出版:幻冬舎
著者:松野大介
タイトル:
アイドル、冴木洋子の生涯
(出版社のサイトに行きます)
何の気なしに手にとって一気に読んでしまいました…。
面白いです、恐いです。
笑えるような中身ではありません。
面白いほど引き入れられるって意味です。
正直、強靱な精神状態の時に読むことをお勧めします。
気分が落ちているときに読むと、ダメージでかいです。
なんというか…
テレビの世界、テレビというものの見方が変わります…
現在、テレビ好きではありませんが、その昔、テレビっ子でしたから
テレビの世界に騙されていた無垢な頃を思い出します。
てか、フィクションだよね?フィクションだよね!ね!?
と、問いただしたくなります。
さすが、幻冬舎。
らしい本だわ…。
さすが、だわ…。
著者のタレント時代をリアルタイムで観ているだけに、なんともはや………ただただコワい。
著者の他の本の存在を新聞の書評欄で目にしたことがあるし、
ラジオのブックガイドで耳にしたことがあるから(もちろん、悪評ではない)
機会があれば読破したい、て思っていました。
いやぁ…なんでしょう。この引き込む力の強さは…。
そしてこのリアルな怖さは…。
いっときのアイドル量産期ほどじゃないまでも、
『アイドル』と名の付くタレントさんは量産されます。
最近では『ゲーニン』とか『〇〇キャラ』なる物珍しく思える新たなタレントさんまでも量産。
量産して常に飽和?飽食状態。テレビという器はいつでも溢れそう。
そんな現状を表からも裏からも見せつけられているみたいで、あなおそろしや~
しかし…
この本を読むと、テレビを作る世界とは何のために存在するんだ…?と問いたくなる。
ま、私はいつ無くなっても困りませんけどね…。
松野さんの本、他のもこんなにエネルギーを要するのかな…
手にするの、躊躇するんだけど