「賀茂の古道を歩く会」通信

平成29年度に発足した「古道を歩く会」案内人からのお知らせページです。会は令和6年3月に解散しました。

古道探しのために

2019年07月12日 23時31分25秒 | お知らせ
会員の皆様、お元気ですか? 7月も半ばだというのに、涼しさを感じる日さえありますね。どうぞご自愛ください。

さて、日頃から古道に関する情報を集めている案内人は、久しぶりに南伊豆町発行の資料を開きました。

南中小学校の校歌に「京のゆかりの賀茂の里」と歌われているように、伊豆半島には京都から罪人が流されてきました。罪人といっても殺人に関わった凶悪犯などではなく、公家の勢力争いに巻き込まれた貴族や、放蕩息子や色恋沙汰を起こして親族から追放された者が、伊豆の庄屋や有力者に預けられるようにして流されたらしいです。

だから南伊豆町には京の雰囲気が感じられる地名が残っているんです。例えば地名や橋やバス停の名前になっている「一条」、「二条」、「九条」、「成持」、「披露」などです。土地に名前がついたのは、京からの流人が先か、その前の元々の地名が先か? という疑問は残りますけど・・・。字名を詳細に載せてある『土地宝典』を紐解けばもっと分かるでしょうね。私は持っていないので・・・。

今回開いた『南伊豆町史 神社・石造物 編』には、古道や道標などについての記述が見られました。下流(したる)と下賀茂の間に「三条越え」という古道があることや、下小野と上小野をつなぐ旧道があること、ほかにも、路傍に立つ道標が紹介されています。

これは冬になったら見にいくしかありませんねー。





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