島へ！ 神津島の旅 ③

いきなり朝ごはんからスタートの２日目！ 

朝から盛りだくさん！こりゃ、たくさん動かないと～。

Mさんにお宿まで迎えに来ていただいて、船の時間まで島内を案内していただきます。 

神津島には２つの港があって、昨日船が着いた港とはほぼ反対側にある多幸湾へ。
近くには東京の名湧水に選ばれた多幸湧水があります。 

天上山に降った雨が滲みて、やがて湧き出したもの。
きーんと冷たくておいしい！お天気が良くて少し暑かったから、ごくごく飲んじゃいました♪ 

港から見た天上山。す、すごい迫力！！
左側の緑の穏やかそうな斜面と、荒々しく剥き出しになった岩肌との、その両極端な姿！ 
山は少しずつ姿を変え続けているのでしょうね。

港から少し車で移動して、多幸湾展望台へ。 

穏やかな港。
神津港が荒れて着岸できない時は、こちらに船が着くそうです。 

ここからの天上山もすごい。
昨日は残念なお天気だったけど、今日お天気が良かったおかげでこの景色が見れて良かった。
今回の旅の中で、一番印象に残った景色です。

また少し車で移動したら、三浦湾展望台。 

海の青さが爽やかで気持ちいい。
こう天気がいいと少し暑いけど、風が吹いて涼しいのが島のいいところ。
夏も風が吹いたら過ごしやすいのだそうです。 

次にやってきたのは神津島空港！そう、島には空港もあって、神津島と調布の間を１日に３往復の便があるようです。
ちなみに所要時間は45分！運賃は片道15,000円ちょっと。船の3倍くらいかな。 

こじんまりとした空港です。 

ちょうど飛行機が飛び立つところでした。 

いってらっしゃ～い！ 

ささっ。次にやってきたのは千両池。 

青い海を目の前にしながら割と険しい道を下っていくと。 

千両池が見えてきました。 池と名前がついているけど、入り江になっています。
岩に囲まれて穏やかな水面。

千両池の由来。 こちらも噴火の名残なのですね。
噴火は怖いけど、これもまた自然が生きている証。激しい活動がこうやって見事な景観や
豊かな自然を生み出しているのですね。

さささ、お次はありま展望台にある「おたあじゅりあ」を偲ぶ十字架。
「ジュリアおたあ」とは、安土桃山時代に日本に連れてこられた朝鮮人女性。
ざっくりと言うと、キリスト教信仰を辞めなかったために島流しの刑になったのだそうです。
流された先でもみんなに慕われて、今もこうやって十字架が建てられたり、ジュリア祭が開催されたりしています。

ありま展望台からの眺め。
ここからは伊豆半島や富士山も見える日もあって、条件が揃えばなんと、南アルプスも見えることもあるのだとか！ 

またまた移動して、お次は海へ下りて来ました。
こちらは沢尻湾の浜。白砂が綺麗です。 

こちらも不思議な形をした岩がゴロゴロ。なんだかわくわくしますね！

Mさんが腕をつっこんでごそごそと・・・。

なんと、黒曜石が落ちていました！テンション上がる～。
こういうの、好きなんです♪

沢尻湾からさらに北に進んでやってきたのは、赤崎遊歩道。
神津島のパンフとか、島を紹介するものにはだいたい乗っている場所。

断崖を見事に利用して歩道が作られています。
ここは海水浴をすることができて、歩道の先から海にどっぼーんと飛び込んで楽しめるそうです♪ 

透き通っていて綺麗！泳いだら気持ち良さそう！！
夏に来たら、山に登った後は海へ直行～！なんてやったら最高だろうな～♪ 

しばらく散策したり海を眺めたりした後は、まだ戻って途中にある阿波命神社へ寄り道。

阿波命神社のスタンプ（って言っていいのかな？）
山のスタンプ帳に押してきました♪ 

阿波命神社の近くにある長浜海岸には、赤や黄色などいろとりどりの石があって、五色浜とも言われるのだそう。
でも、綺麗だからといって、この石を持って帰ってはいけないのです。
持ち帰るとたたりがあるのだとか・・・。

ただ、この浜の小石を阿波命神社に持ってきて、写真のように石の上に乗せて鳥居や社殿の前に置いて
島の方はお願い事をするのだそうです。

こういう風習や言い伝えが今もしっかりと受け継がれていて、自然や神様が身近な暮らしって素敵だなって思うのです。 

車で移動中に見えた廃墟。
バブルな時代にリゾートホテルとして建設されたのだけど、結局オープンする前に
バブルがはじけて廃業してしまったのだとか・・・・ 

あちこちまわっているうちにお昼前に。
高台にある「カフェ だいじんこ」に連れてきてもらったのだけど、この日はお休み（笑）
こちらのカレーがとてもおいしいらしいのです。次のお楽しみがまた１つ増えました。
カフェの敷地内から海が見えて、風も心地よくて。のんびりコーヒーでもいただいたら素敵だろうな♪ 

そんなわけで、お昼ごはんは神津島港内にあるよっちゃーれセンターへ。 

金目鯛や赤いか、あしたばなどなど、地物を使ったメニュー。 

どれにしようか迷ったけど、せっかくなので刺身定食！ 
ボリュームたっぷり♪新鮮なお魚もとてもおいしかったです。

お楽しみ盛りだくさんな神津島の旅もいよいよ終わり。
お昼ごはんを食べたら出航の時間です。島をたっぷり案内して下さったMさんともお別れ。
また来ます、と約束をして乗船場へと向かいました。

帰りはジェットフォイル。高速船なので、竹芝までびゅーんと4時間！ 

船内はこんな感じ。いたって普通。
船が安定走行するまでは、シートベルト着用です。 

バイバイ、またね！また来るよ～

帰りも船は伊豆の島々に立ち寄りながら竹芝へ。
釣り人、サーフボードを抱えた若者などなどをピックアップ。
島によってまた異なった魅力があるんだなー。
アクセスも割としやすいし、伊豆の島々を巡ってその個性に触れるのも楽しそうです♪ 

帰りも物足りないくらいに揺れることなく、船は竹芝桟橋へ。
夕方には都内に到着です。

週末だけの小旅行だけど、移動した距離とか時間の割には、非日常感が濃くて。
振り返ると夢でも見ていたんじゃないかと思うほど。
船に乗って移動することで、ゆっくりと非日常から現実に戻ってこれたような気がします。

ふふっ♪ また新しいお楽しみを見つけてしまった。
そんな神津島の旅でした♪

 

2015.5.8～5.10　　神津島