たまのあしあと

きままな日々の日記などなど。

岩と雪の殿堂 剱岳-②

2012年09月24日 | 旅日記-山編

今回は1泊目は剱岳に一番近い剣山荘、2泊目はここ雷鳥沢でテント泊でした。
雷鳥沢のテン場はベースキャンプってとこですね。ベースキャンプって響き、ちょっとカッコイイ(笑)

さてさて、テントを張って荷物を置いたら、身軽になって剣山荘を目指します。
風でテントが飛ばされたら、帰ってきたとき悲しいもんね。テントはし~っかりと固定して行きました。
寝袋とか濡らしたくないものはごみ袋に入れて。

ここでちょっとのんびりブランチをとったら、いよいよ剣山荘目指して出発です。(11:45)



出発する頃には、雲が出てきてちょっと怪しい雲行き。少し急ぐかな。
室堂から雷鳥沢キャンプ場までは、とにかく眺めが良くって足が進まなかったけど、
これなら足が止まる回数も減るかな~。

まずは雷鳥坂を2時間程登って別山乗越へ。そこから剣山荘へはほぼ下りで1時間です。

雷鳥坂は標高差500mくらい。ガラガラとした道をぐんぐん登って行きます。結構急な道。
荷物置いてきて良かった・・・

とうとう途中で雨が・・・。

でも、別山乗越にある剱御前小舎に着くころには、雨は上がりました。良かった~



剱御前小舎に到着(13:20)

じっとしていると寒いくらいなので、少し休憩をとったら出発です。
雪渓も出てきましたよ!



ガラガラした道をしばらく進むと、剱沢キャンプ場が見えてきました。
今回は剱岳に登るのがメインだし、なるべく体力を温存しようって思って剣山荘に泊ることにしたけど、
次はここでテント泊してみたいな。目の前に剱を見ながら過ごせるなんて素敵です♪

1ヶ所雪渓を渡るところもありました。ちゃんと道ができているので、ゆっくりあるけば大丈夫。

チングルマの花穂。すっかりふわふわ。こんな群生地があちこちにありました。
花の時期もすごそうですね。



ミヤマシオガマ
岩と雪の世界っていうけど、ちゃんと小さな花々もたくさん咲いているんですね!

途中すれ違ったおじちゃんは、今日剱に登ってきたよ、ってことでした。
この日はツアーのお客さんがたくさんで、カニのタテバイで渋滞がおきてたそうです。
剣山荘に泊った人は4時くらいに出発してたよ、とか情報をいただきました。
こういうのってとてもありがたいですね。

もうすぐ剣山荘ってところでまた雨がポツポツと。どうやら今回は、こんな感じのお天気なのかな。
幸い午前中は天気が良さそうなのは助かります。

雨に濡れてオオヒョウタンボクの実も艶々。
ナナカマドは少し実が色づき始めてました。葉っぱはまだまだ。
コバイケイソウの葉っぱはだいぶ黄色くなってました。

剣山荘に到着!(14:30)

さっそく受付を済ませます。天気予報が悪かったので、そこまで混んでなさそうです。

雄山というお部屋でした!

お部屋の中はこんな感じ。とっても綺麗で快適です。

お布団はミズノのブレスサーモを使っているそうです。

この日は割と空いていたのかな。他のグループとの間は布団ひとつ開けてくれてました。
2段ベットの上も数組だけ。

廊下にはザック棚があるので、部屋の自分のスペースを広くとれてありがたいです。
荷物をまとめて、濡れたものは乾燥室へ。

売店

女子トイレと、食堂・談話室へと続く廊下。
そうそう、ここのトイレも水洗で紙も流せました。山小屋では信じられないですよね。
びっくりして思わず写真撮りそうになったけど、いやいや、山じゃなければ普通のトイレだから、って
やめておきました・・・^^;ここにトイレの写真を載せられたって、困りますよね(笑)



なんと、シャワー室も!中は3つに区切られているので、3人ずつ入れます。
この日は女子の方は待つことなく、すんなり入れました。

険しい山のすぐ近くなのに、こんなに快適なのが不思議なくらい。
剱岳での事故を減らせるように、登山者が快適に過ごして体を休められるようにっていう配慮だそうです。
ありがたいですね。
混雑時には予約をしないと泊まれないので、気をつけてくださいね。

お決まりの。
昔の人は、道も分らないこんな険しい山を、今みたいに軽量で機能的な装備とかないまま
登っていたんですよね。明日はその凄さをさらに感じられそう。

談話室から借りてきました。時間がなくて1冊しか読めなかった・・・。続きが気になるー。 

17時にはお待ちかねの夕飯です!ボリュームもあっておいしかったです♪ごちそうさまでした。

雨もあがったので外へ。でもさすがに少し寒かったです。
温かいハーブティーを飲みながらのーんびり。
明日は剱に登るっていうのになんだか穏やかな気分で不思議。

小屋には安全登山マップが掲げられてありました。明日に向けておさらいおさらい。
ガイドブックでも見たし、ネットでも見てイメージトレーニングだけはばっちり? 

明日は午前中は天気も良さそうです。
いよいよか~って少しドキドキしながら消灯前には布団の中へ。
ちょっと早いかなって思ったけど、あっという間に寝てました・・・


なかなか剱に登らなくてすいません、。次はいよいよ剱岳登場です!

 
2012.9.8 剣山荘



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (momomo)
2012-09-25 00:57:55
たまちゃん、こんばんは。

ベースを雷鳥沢に置くっていいアイデアだよね。
山は少しでも軽い荷物で登りたいもんね。
それにしても山小屋にシャワーなんてすごい。
有料? 時間制限もあるの?
こういう快適な山小屋っていいなあ。
ぼくもこんな時代から山登りを始めたかった…。

最後から2枚目の写真の右端の人、
ナスさんみたい。
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剱岳 (異邦人)
2012-09-25 12:20:14
~☆ たまねこさんへ ☆~
アレレ~異邦人がブログアップサボっていた間に
②になってしまいました。
剣山荘綺麗になってますね。
雪が豊富なので以前はお風呂があったんですが、
今はシャワーがあるんですね。
今後が楽しみです。
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シャワーあり ()
2012-09-25 20:12:38
山小屋にシャワーがあるなんて驚きです。異邦人さんによれば昔は風呂があったって?うーん、山小屋に泊まってみたいもんだ。トイレも水洗だって?いいな!
ボクは剣沢のキャンプ場で2泊しましたが、よかったのは剣が見えたことだけですね。(笑)
コルまで荷物持ちあげるのが重かった。

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なるほど! (くっきー)
2012-09-26 13:54:43
そっかー!
テント張って置いていけば身軽になって
いいですねー!
雷鳥沢に泊まれば近くに温泉あるし、いいですよねん♪
いつか泊まってみたい憧れのテン場です。

>ここにトイレの写真を載せられたって、困りますよね(笑)
いや、いいかも(笑)
最近の小屋は、民宿か?って思うくらい
ほんとにフツーのトイレがあってびっくりします。

ちょっと穴ぼこだけのシンプルトイレが懐かしくなったりして。

ワタシは剱沢小屋に泊まったんだけど
やっぱりごはんのボリュームがすごかった記憶。
たくさん食べて頑張って登れよ!ってことなのかな?

>なかなか剱に登らなくてすいません、。次はいよいよ剱岳登場です!

いーえ!まだきっと興奮しててまとめるの大変だろうな!と。
ワタシも大大大すきな剱ですから喜んで待ちます(*^_^*)


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ベースキャンプ (momomoさんへ)
2012-09-27 22:27:25
雷鳥沢にテントを張ったので楽チンでした♪
でも本当は剱沢まで荷物を担いでいけるようになりたいです。
剣山荘のシャワーは17時までは自由に入れるみたいですよ。
山小屋もいろいろですね。

あ、やっぱりナスさんに見えます?
談話室でこの方を見かけたとき、本気でナスさんかと思ってしまいました!もうびっくり。
でも飲んでいるのがビールじゃなかったので、違うかなと(笑)
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お風呂 (異邦人さんへ)
2012-09-27 22:32:47
更新が不定期ですいません^^;なかなか進まなくて・・・

異邦人さんが泊られたときはお風呂だったんですね!
水が豊富ってありがたいですね。

やっとまた写真整理が進みました。
異邦人さんが登られた時を思い出して楽しんでいただけると嬉しいです♪
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剱沢 (○さんへ)
2012-09-27 22:40:55
剱沢のキャンプ場、迫力ある剱が見れて良さそうですね!私も次はテン泊してみたいです。
でも、別山乗越までの登りは。重い荷物を持っていると大変そうですよね^^;
剣山荘は、綺麗だって聞いていたけど想像以上の快適さでびっくりでした。
シャワーがあるなんてすごいですよね。
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楽しかったです♪ (くっきーさんへ)
2012-09-27 22:45:23
雷鳥沢のキャンプ場、素敵ですよね。
日替わりで違う小屋の温泉も楽しめるし、どの山登ろうかなーなんて選ぶのも楽しそうだし。
次はここをベースに立山三山とか大日岳に行ってみたいです♪

剱、想像以上に楽しかったです!くっきーさんが大大大好きっていうわけも分かりました!
ホントにいまだ興奮冷めやらぬって感じ(笑)
余韻に浸りながらぼちぼちUPしていきますね♪
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