何か行動を起こさなければ…と
とにかく思いつくことをこなしていく毎日の中で、
レンが亡くなってからずっと地下に下ろして
見て見ぬふりだったケージを
3段から2段に組み替えて
とうとう また1階のリビングに設置し直しました。
だからといって
一人ぼっちになってしまったクルが
また以前のようにそのケージでくつろぐ様子はありませんでした。
どちらかと言うと、
近寄ることをためらっていたのかもしれません。
いくらケージをきれいに拭き上げたと言っても、
きっと私なんかには分かりえないレベルで
クルは日に日に薄れていくレンのニオイを
とても混乱しつつ 感じていたのではないでしょうか?
そして
それはケージに限ったことではなく、
家中、どこにいっても
きっとクルにはレンのニオイが感じられたはずです。
どこ行った?
なんで姿をみせないの?
…なんて混乱していたかもしれませんし、
ちゃんと私と共にレンの最期の瞬間を
目の前で見ていたクルですから
もしかしたら もっと違う事を思っていたのかもしれません。
もし猫語を話せるのならば
クルにもレンにも
訊いてみたい事が山ほどあります。
けれど。
こうやって私がケージを設置し直して間もなく、
事態が一気に動き出しました。
ケージの環境を整えて、
誰も入る事のない空っぽのケージを見ていて…
ふっと、
11月の末 レンのお墓に手を合わせた帰り道に
元親さまが『新しい子を迎えない?』と
電話を下さったことが気持ちの中でよみがえってきました。
また気持ちがソワソワし始めました。
確か11月7日生まれだったっけ…
そうしたら生後1ヶ月を過ぎたところだろうなぁ…
もらい手のメドはもうついたのかな?
離乳の進み具合はどうだろうか?
一度 生まれた子猫ちゃんたちの様子を聞いてみようかな?
レンが亡くなる少し前に
クルとレンの母猫は 手術中に亡くなった事を聞いていましたから
このクルとレンのお婆ちゃんが産んだ子は
もう今後 望んでも望めない“血縁”にあたる子達です。
そんな血のつながりを、
そしてあのタイミングで舞い込んで来た縁を、
一時の迷いで不意にすることも
また、一時の勢いで安易に結論を出すこともしてはいけないな…と。
とにかく気にかかったのだから
一度 元親さまに様子だけでも聞いてみよう!と
メールを打ち始めました。
『訊いてみるだけ、聞いてみるだけだから…』と
入力し始めたメール文ですが、
やはり色んな意味で迷いだらけの私の書く(打つ)文は
なかなかまとまらず…
入力しては消し、
また打ち直しては消し…を繰り返し
もたもたしていました。
そうしたら…!
なんと!
まさにその瞬間、
元親さまから電話がかかってきたのですよ!!!
全身にぶわーっと
鳥肌が立ちました。
子猫ちゃんたち、
元気にすくすく育っていて
離乳も順調で 子猫用のパウチもモリモリ食べていて
トイレも猫砂をガリガリしながら出来るようになり
そろそろ里子に出すには良い時期になった、とのこと。
なので、いよいよ本格的に
里子の募集をかけようかと思ってるけれど
その前にもう一度、私の意向を確認しよう…と
お電話を下さったとのことでした。
※画像は生後18日目の子猫ちゃんたち
そして、
電話を下さった日の朝に撮って下さった子猫ちゃんがこちら↓
※生後1ヶ月と12日の時
◆『ペットロス』のカテゴリーに登録しました ◆
にほんブログ村
by ねっこ