質問者:ハイル禅師 僕の親族である元気な70代の叔父が
あと10年は寿命があると話していました しかし直ぐ亡くなり
ましたが 人はあっけなく突然寿命になるのでしょうか?
私:「自分はまだまだ寿命がある」と思っている高齢者の割合が
8割以上いる感じなのは私がこれまでに見聞きした体験でも
一致しております
なぜなら自分がすぐ寿命になると達観してしまうと欲が消えて
生きる活力自体が消え失せてしまうからであります
特に金塊や預貯金を沢山持っている年配の人ほど
自分はまだまだ長生きすると信じ込んでおります
実際に大型ごみの回収業者がタンスの二段底などから
沢山の通帳や万札の束を見つけるのもよくある話です
実際には自分の寿命は信念や思い込みだけでは延びません
やはり高齢になるにつれて身体の免疫も血管も脆くなるので
これまで大丈夫だった暑さ寒さ対策に関しても
身体が耐えられなくなっているからです
ところが反対に自分はもうすぐ寿命だ!と周りに言いながら
意外と延びる人も逆におります
こういう人は何かで徳を積んでいる事が多く 役に立つ人なので
天の命数が変更されているのです
人は金銭をケチケチして貯めるだけではなく神仏への献金や
人助けなどに適当な金額の喜捨も必要なのであります