学びの心得の続編です。
このコーナーは、大道塾の横須賀湘南支部で学ぶ方、もしくは学びたいと考えている方に向けてのご案内になります。
さて今回は、6番目の心得になります。
入会してからしばらく稽古を続けてこられた方。
30回ほどの稽古をこなす間に、いろいろと思うことも多くあったことと思います。
稽古に参加するたびに、日々異なる稽古の内容に、多少の混乱もあったことと思いますが、30回ほどの稽古を継続して経験していくと、ある程度の稽古の流れが把握できるようになってきているかもしれません。
今回は、この30回ほどの稽古を、まだ十分にこなせていない方に向けてのご案内です。
■30回の稽古で、内容が厳しいと感じた方へ
稽古の内容が体力的に厳しいと感じた方、難しいと感じた方。
今少し、継続して稽古に参加してから判断していただけるとありがたいです。
年間スケジュールに応じて、審査会の直前や大会の直前には、やや回転の速い進み方で稽古内容が進んでいきます。
またそうした主要な行事が終わった後は、また基礎からしっかりと、そしてじっくりと取り組んでいきます。
上級者も、定期的に基礎的な技術の見直しに取り組んでいく必要があるもので、基礎練習に戻るのは初級者の為だけばかりではありません。
そんな基礎練習に取り組む時期に入会された方には、稽古はなじみやすいことも多いでしょう。
稽古レベルのアップのスピードが速いと感じる方も、ある一定の期間の間に、また初級の練習に戻っていきます。
一年から数年単位で、一通りの稽古内容をおさらいし、またその稽古を繰り返していきます。
時代に応じて、また大会等で利用される技術の利用頻度に応じて、稽古で学ぶべき内容も変わっていきますので、長年稽古に参加している方でも、練習体系のサイクルの中で、初めて取り組む稽古内容やそのアプローチの仕方に、いろいろな変化を感じることと思います。
そうした変化は、成長の一助になるものであり、まったく変化のない稽古体系は、退化以外の何物でもありません。
指導者自身、同じ技術を伝えるために、まったく同じアプローチをすることはなく、いろいろな学び方の手順を試行錯誤しつつ、日々の稽古指導に取り組んでいます。
そうしたことで、
稽古メニューは定期的に初級者にもわかりやすい基礎練習に戻ります。
また体力的にも一つ一つの技術身に付けることで、徐々に体が慣れてくると思いますので、今少し稽古に継続して参加していただければと思います。
■日々の稽古内容が少し、物足りないと感じた方へ
稽古で取り組む強度は、実はそれほど高いものではありません。
人によってはとてもきつく感じる方もおられますが、その動きにある程度慣れてしまえば、ある意味で稽古の中での運動強度自体は、他の競技スポーツで行われている運動強度があるわけではありません。
これは他のスポーツでもいえることですが、慣れない運動はとてもきつく感じるものです。
普段あまり走らない方にとっては、5キロや10キロの距離を走ることは、とてつもなく大変なことに感じるかもしれません。
エアロビクスをやったことのない人が、30分ほどのレッスンに参加すると、息も絶え絶えで、全身がクタクタになるかもしれません。
テニスやバトミントンなどの球技を、あまり慣れていない方が行うと、30分から1時間もすると、右に左にと走り回ることで、フラフラになってしまうかもしれません。
大道塾の稽古では、格闘競技ということで、相手から受けるプレッシャーなどで精神的な負担や体力的な負荷が大きくなり、慣れていない方はすぐに息が上がり、力みすぎることでとても疲れるものですが、これは、相手の技量やプレッシャーのかけ方などで、運動負荷はとても大きく変わるものです。
運動強度が足りないと思われる方は、稽古後の自由稽古の時間に、各自で体に負荷をかけてください。
時間に限りのある通常の稽古時間の中では、技術習得に重きを置いており、体力・筋力トレーニングやスタミナトレーニングは、別途時間を設けて、別枠で、ご自身で取り組んでいただければと思います。
週に一回の稽古への参加でも、一通りの技術を身に付けられるように考えて稽古を行っているため、稽古の中では体力やスタミナをつけるための練習が十分に行えないため、不足分は別途、各自で取り組んでいただく必要があります。
試合前の時期は、大会に出場する方々が、自由稽古の中で熱心に稽古に取り組んでいます。
また大道塾の試合では、決して楽に勝てるということはなく、試合に出場するだけでも、無難に試合をし終えることがでいないほどに、特に大人のクラスの大会は、とても厳しい負荷がかかるものです。
稽古の中で、基礎から応用までいろいろな技術と体の使い方を覚え、稽古後の時間や、もしくは別の日に、各自で必要な体力、筋力トレーニングに取り組んでいただければと思います。
そんなこんなで、最後になりますが、次の学びの心得です。
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<大道塾 横須賀/湘南支部 学びの心得 その6>
■ 稽古の中での運動強度の過不足は、各自で調整すべし。
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・運動強度の負荷や、学ぶ技術レベルは日々変化します。
・稽古では技術の習得に時間の大半を割いています。
・ミットやスパーリングの不足は稽古後の時間に集中的に取り組んでください。
・体力的なトレーニングは稽古の中で十分に行えないため、稽古の後の時間や、別の日に各自で取り組みましょう。
・キツイと感じる時は力を抜き、余裕のある時は、集中して全力で稽古に取り組みましょう。
・他のスポーツなどで培った体力や運動能力も、稽古に役立つものです。積極的にいろいろなスポーツにも取り組んでいきましょう。
・稽古の中でも、疲れたときはすぐに休んでください。怪我をする前に、体調不良や疲れを感じたら、無理をせず、しっかりと休息をとってください。
稽古生の皆様の頑張りに期待しています。
このコーナーは、大道塾の横須賀湘南支部で学ぶ方、もしくは学びたいと考えている方に向けてのご案内になります。
さて今回は、6番目の心得になります。
入会してからしばらく稽古を続けてこられた方。
30回ほどの稽古をこなす間に、いろいろと思うことも多くあったことと思います。
稽古に参加するたびに、日々異なる稽古の内容に、多少の混乱もあったことと思いますが、30回ほどの稽古を継続して経験していくと、ある程度の稽古の流れが把握できるようになってきているかもしれません。
今回は、この30回ほどの稽古を、まだ十分にこなせていない方に向けてのご案内です。
■30回の稽古で、内容が厳しいと感じた方へ
稽古の内容が体力的に厳しいと感じた方、難しいと感じた方。
今少し、継続して稽古に参加してから判断していただけるとありがたいです。
年間スケジュールに応じて、審査会の直前や大会の直前には、やや回転の速い進み方で稽古内容が進んでいきます。
またそうした主要な行事が終わった後は、また基礎からしっかりと、そしてじっくりと取り組んでいきます。
上級者も、定期的に基礎的な技術の見直しに取り組んでいく必要があるもので、基礎練習に戻るのは初級者の為だけばかりではありません。
そんな基礎練習に取り組む時期に入会された方には、稽古はなじみやすいことも多いでしょう。
稽古レベルのアップのスピードが速いと感じる方も、ある一定の期間の間に、また初級の練習に戻っていきます。
一年から数年単位で、一通りの稽古内容をおさらいし、またその稽古を繰り返していきます。
時代に応じて、また大会等で利用される技術の利用頻度に応じて、稽古で学ぶべき内容も変わっていきますので、長年稽古に参加している方でも、練習体系のサイクルの中で、初めて取り組む稽古内容やそのアプローチの仕方に、いろいろな変化を感じることと思います。
そうした変化は、成長の一助になるものであり、まったく変化のない稽古体系は、退化以外の何物でもありません。
指導者自身、同じ技術を伝えるために、まったく同じアプローチをすることはなく、いろいろな学び方の手順を試行錯誤しつつ、日々の稽古指導に取り組んでいます。
そうしたことで、
稽古メニューは定期的に初級者にもわかりやすい基礎練習に戻ります。
また体力的にも一つ一つの技術身に付けることで、徐々に体が慣れてくると思いますので、今少し稽古に継続して参加していただければと思います。
■日々の稽古内容が少し、物足りないと感じた方へ
稽古で取り組む強度は、実はそれほど高いものではありません。
人によってはとてもきつく感じる方もおられますが、その動きにある程度慣れてしまえば、ある意味で稽古の中での運動強度自体は、他の競技スポーツで行われている運動強度があるわけではありません。
これは他のスポーツでもいえることですが、慣れない運動はとてもきつく感じるものです。
普段あまり走らない方にとっては、5キロや10キロの距離を走ることは、とてつもなく大変なことに感じるかもしれません。
エアロビクスをやったことのない人が、30分ほどのレッスンに参加すると、息も絶え絶えで、全身がクタクタになるかもしれません。
テニスやバトミントンなどの球技を、あまり慣れていない方が行うと、30分から1時間もすると、右に左にと走り回ることで、フラフラになってしまうかもしれません。
大道塾の稽古では、格闘競技ということで、相手から受けるプレッシャーなどで精神的な負担や体力的な負荷が大きくなり、慣れていない方はすぐに息が上がり、力みすぎることでとても疲れるものですが、これは、相手の技量やプレッシャーのかけ方などで、運動負荷はとても大きく変わるものです。
運動強度が足りないと思われる方は、稽古後の自由稽古の時間に、各自で体に負荷をかけてください。
時間に限りのある通常の稽古時間の中では、技術習得に重きを置いており、体力・筋力トレーニングやスタミナトレーニングは、別途時間を設けて、別枠で、ご自身で取り組んでいただければと思います。
週に一回の稽古への参加でも、一通りの技術を身に付けられるように考えて稽古を行っているため、稽古の中では体力やスタミナをつけるための練習が十分に行えないため、不足分は別途、各自で取り組んでいただく必要があります。
試合前の時期は、大会に出場する方々が、自由稽古の中で熱心に稽古に取り組んでいます。
また大道塾の試合では、決して楽に勝てるということはなく、試合に出場するだけでも、無難に試合をし終えることがでいないほどに、特に大人のクラスの大会は、とても厳しい負荷がかかるものです。
稽古の中で、基礎から応用までいろいろな技術と体の使い方を覚え、稽古後の時間や、もしくは別の日に、各自で必要な体力、筋力トレーニングに取り組んでいただければと思います。
そんなこんなで、最後になりますが、次の学びの心得です。
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<大道塾 横須賀/湘南支部 学びの心得 その6>
■ 稽古の中での運動強度の過不足は、各自で調整すべし。
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・運動強度の負荷や、学ぶ技術レベルは日々変化します。
・稽古では技術の習得に時間の大半を割いています。
・ミットやスパーリングの不足は稽古後の時間に集中的に取り組んでください。
・体力的なトレーニングは稽古の中で十分に行えないため、稽古の後の時間や、別の日に各自で取り組みましょう。
・キツイと感じる時は力を抜き、余裕のある時は、集中して全力で稽古に取り組みましょう。
・他のスポーツなどで培った体力や運動能力も、稽古に役立つものです。積極的にいろいろなスポーツにも取り組んでいきましょう。
・稽古の中でも、疲れたときはすぐに休んでください。怪我をする前に、体調不良や疲れを感じたら、無理をせず、しっかりと休息をとってください。
稽古生の皆様の頑張りに期待しています。
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