そら

「がんばらない」けど「大好きなやりたいことに向かって新しい自分を展開していく」、そんな方へのお役立ち情報と時々ひとりごと

気がつけばそこにあるもの

2020-09-24 09:25:54 | 日記

おはようございます。

昨日話ししました、V.E.フランクル博士の「それでも人生にイエスと言う」の中で、「我々は人生に何を期待するのか」ではなく、「人生は何を我々から期待しているのか」への根本的な観点変更、そしてその対象に向かって我を忘れて取り組むことへの大切さが述べられています。その対象は人によって、それは自分を頼っている子供の為かもしれませんし、自分を待っている何か大きな仕事かもしれません。

 

少し話が飛びますが、私自身、これまで幸せだなあって心から思えた時って、どんな時だったか思い出してみました。

仕事では、当初立てた目標を達成した時や昇進した時ではなく、その時に辛いなりにも、その対象に向かって一心不乱に没頭していた時で、達成した時は、幸せというよりはホッと安心したという感じです。

プライベートでは、ずっと前から欲しかった物をやっと買って手に入れた時ではなく、家族や友人と会話していたり、趣味、家事などをやっている時に、ふっと現れる感じのものです。

 

これらに共通するは、この「幸せ」を得ようとして最初から緻密に計画してその状態をイメージして向かった物ではなくて、何かの別の対象に向かって我を忘れて取り組んでいる時、気づけばふっとそこにあったというということです。

 

Mr.Children楽曲の「名もなき詩」の中にこんな歌詞があります。

「愛はきっと奪うでも与えるでもなくて気がつけばそこにあるもの」

 

人生から期待されたことに対して、自分のできる範囲内で良いので真摯に応えていく、そのプロセスの中で、もう既に目の前にあるのに見えていなかった幸せが初めて見えてくる、感じられてくるのかもしれません。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。