小指ほどの鉛筆

日記が主になってきた小説ブログサイト。ケロロ二次創作が多数あります。今は創作とars寄り。

三連キューvv

2008年01月11日 19時40分00秒 | ☆Weblog
フフフ・・・三連休だ・・・www
素敵な三連休だ・・・wwwwwwwwww

私立の受験日まであと1週間ほど。

いつもなら三連休はブログの更新に忙しいはずなのに・・・
この三連休は遊んでられないのか!!
わかってるさ、
自覚を持たなきゃいけない事くらい分かってるさ!!
わかってるのさ・・・orz

でもパソコンを開ける少しの時間を大切にするっ!!
がんばって少しでも小説を更新する!!

24 で、好きだと言って欲しいのですか? どうなんです?(クルドロ)

2008年01月11日 19時23分57秒 | ☆小説倉庫(↓達)
本気の恋なんて、今までした事なかった。
俺の初恋は青い瞳の少年。
そしてそいつを忘れた頃に俺の目を釘付けにしたのは・・・

「なぁ、ガルル・・・好きな奴って・・・出来たことあるか?」
「・・・すみません少佐・・・今何とおっしゃいました?」
「好きな奴って出来たことあるか?」
いつもよりも少し大人しいクルルを、本を読みながら裏から見守っていたガルルは、想像もしていなかった質問に戸惑いを隠せなかった。
「好きな人、ですか?・・・そうですね、えぇ。ありますよ。」
「どんな感じだった?」
深く追求してくるクルルを不思議に思いながら、ガルルは聞かれたとおりの事を答えた。
「常にその人のことを考えてしまうんですよ。近くに来るだけで嬉しくて、話すようなことがあれば、その日は一日中有頂天でした。」
「今はそいつのこと好きじゃねぇの?」
「今は違う人が好きなんです。」
「そうか・・・」
何を考えているのか分からない。
「どうしたんですか?」
「・・・別に。」
答えようとしないクルルには、あまり突っ込まない方が良い。
ガルルは軽く返事を返すと、先ほどまで読んでいた本に目を落とした。
「そうですか。」
クルルは溜息なんてつきながら、あのときのことを思い出す。


その日クルルはガルルにつれられて会議に参加し、彼に会ったのはその帰りだった。
「やぁ、ゼロロ兵長。久しぶりだね。」
「えぇ、お久しぶりです。ガルル中尉。」
廊下ですれ違った青い髪の青年、それはゼロロだった。
クルルは以前ゼロロに会ったことがある。決して浅い仲ではない。
「これから任務かい?」
「極秘情報(トップシークレット)です。」
「おっと、すまんすまん。うっかりしていたよ。」
笑いながら謝ると、ガルルはクルルの方へ向き直った。
「少佐、こちらはゼロロ兵長、アサシンのトップです。」
「知ってる。」
「お久しぶりです、クルル少佐。」
「・・・」
礼儀正しく頭を下げたゼロロを、クルルは睨むように見つめた。
他人行儀なゼロロの仕草が気に入らなかったのだ。
「おや、知り合いでしたか?」
「あぁ。それにしても、ずいぶんとよそよそしい態度とってんじゃねぇか。俺とアンタの仲だろう?」
クルルのその言葉に、ゼロロは目を細めた。
「あくまでも私は一般兵の一人です。少佐と同じ目線に立つことなど、出来かねます。」
「誰もフレンドリーに話せとは言ってねぇよ。ただ・・・表情くらいは見せてもいいだろってことだ。」
慌ててガルルが割って入った。
「少佐、彼はアサシン。そのようなことを言わないでください。」
「何がいけねぇってんだよ。」
「それは・・・」
口ごもり、助けを求めるようにゼロロのほうを見る。
クルルは納得がいかないとでも言うようにガルルを睨みつけ、ふてくされたように横を向いた。
「・・・それでは、私はそろそろ戻らなくてはいけませんので・・・。失礼します。」
そうしているうちにゼロロは敬礼をし、身をひるがえした。
瞬間、クルルにはゼロロが見せた一瞬の笑顔を見た。
「ちょ、お前!!」
呼び止めようとしたが、ゼロロの姿はもうそこには無い。
「・・・」
「少佐、私たちも行きましょう。」
そんなことは知らないガルルは、急かすようにクルルの背を押し、通路を進んでいった。
「・・・・・・あぁ。」


あれからもう3日が経った。どこかの星に任務で行ってしまっただろうか?
そんなことを考えながら、クルルはゼロロのあの笑顔を思い浮かべ、薄笑いを浮かべた。
青い髪と瞳、その顔が時々見せる花のような笑顔が、憎らしくもある。
「ガルル。」
「はい?」
再びガルルの名を呼ぶ。
「ゼロロは・・・なんでアサシンなんかになったんだ?」
「ゼロロ兵長ですか?なんでまた。」
「アンタの弟の親友だろ?なんか知らねぇのか?」
ガルルはそこで、最初の質問の由来を理解した。
「・・・少佐は、ゼロロ兵長のことが気になるんですか?」
「別に。」
とたんに不愉快を表に出したような表情をしたクルルに、ガルルは苦笑する。
無愛想に見えて、実はとても分かりやすい性格だ。
「ゼロロ君は・・・元々病弱で、いじめられっ子で、お金持ちで・・・」
「何が言いたいんだよ?」
「今とは正反対でしたよ。私が知っている限りではですが。」
クルルが真剣な面持ちで話を聞き始めた。
「そんな彼が大切にしていたのは、現隊長候補のケロロ君と、私の弟のギロロでした。」
「マジで友達いねぇのな。」
クルルだって人のことは言えない。
「えぇ・・・モテてはいたようですがね。」
不思議な話だ、と、ガルルはクスクス笑った。
「・・・これは弟が話してくれたことなのでうろ覚えですが・・・ある出来事があったんです。」
昔話の絵本を読むかのような口調に、クルルも引き込まれそうになる。
「出来事?」
「友達とはいっても、彼らは遊び盛り。やはり少しくらいの悪戯や意地悪くらいしたくなるんでしょうね。ゼロロ君が乗ったブランコを思いっきり押して、押して、押して・・・回転するんじゃないかと思うくらい高くまで漕がせて・・・」
「そりゃ病弱なお坊ちゃんには厳しいんじゃねぇの?」
「えぇ。その通りです。彼は空に放りだされましたよ。」
「うわっ・・・痛そ。」
ほんの少しだけ顔をゆがめる。
ガルルはにっこりして、話を続けた。
「それがですね。転ばなかったんですよ、彼は。上手く着地して、怪我も骨の異常も無かったんです。」
「・・・マジでか。」
「弟が話したんです。本当の話ですよ。そこで・・・弟が言ってました。「アイツぜってーにアサシンになれるよ!!」とね。恐らく彼にもそう言ったんでしょう。ケロロ君と一緒に。」
「・・・じゃあアイツは・・・」
ガルルが足を組んだ。
「もう一つ、理由らしき推測がありますが・・・聞きますか?事実だけで十分ですか?」
クルルは言いかけた言葉を飲み込み、ガルルに次を促した。
「言ってみろよ。」
「はい。・・・彼は、友達をとても大事にしていました。それゆえに、よく二人が無茶をしたり軍人の真似をして遊んでいるのを見ると、過剰なほどに心配をしていたようです。」
「どこの乙女だか。」
「実際とても可愛い子でしたよ。体力も無くて、逆に二人に助けられたりしていました。突然倒れてしまうこともしばしばありましたしね。」
「へぇ。」
今の強靭なアサシンとは、なんと大きく違うのだろう。
「それで・・・私は何度か彼の見舞いに行った事がありましたが、彼はよく言っていました。「ごめんなさい。僕がもっと健康だったら、二人に迷惑をかけないのに。僕がもっと強ければ、二人を守ってあげられるのに。」と。」
悲しそうにガルルがそう告げた。
「それでアサシンに、か。」
「恐らく、そのへんの理由でしょうね。」
いくら幼かったとしても、彼は一人の男の子。
助けられているばかりの自分に嫌気がさすことだってあるのだろう。
「・・・なぁ、ゼロロは今、どうしてる?」
「どうしているでしょうね?アサシンの動向は軍事機密ですから。」
「知ったらどうなる。」
「重度によりますが、彼はアサシントップですからね・・・知られたらまずいような任務も多々あるでしょうし・・・。」
「そうか。」
「気になりますか?」
「・・・」
「どうなんです?」
「気には、なる。」
「なんつーか・・・あの目、マジで綺麗だった。あいつがなんでアサシンなのか分からなかった。」
うつむくクルルは、少しだけ頬を赤く染めていた。
「前に話したことがある。あの声が、忘れられねぇんだ。これはアサシンマジックか?」
「いいえ、違いますよ。」
「・・・だろうな。」
声が聞きたくてしょうがなかった。
青い瞳に引き込まれたかった。
その青に、映りたかった。
「馬鹿だな、アイツ。アサシンに入るなんてよ。」
「えぇ。全くです。」
「?」
クルルは、ガルルが肯定するとは思ってもいなかったために驚いた。
「アサシンに入る人なんて、皆おかしな理由を持っている人ばかりですよ。」
「・・・ガルル?」
ガルルは普段見せないような、辛そうな表情を見せた
「いえ、何でもありません。そうですか、まさか少佐がゼロロ君を好きになるなんて思いもしませんでしたよ。・・・それで、好きだと言って欲しいのですか?どうなんです?」
笑顔を取り戻したガルルが、クルルにそう問う。
「は?」
「好きなんでしょう?美しいその声に、好きだと言って欲しいのですか?」
「なっ!?・・・べ、別にそんなこと思ってねぇよ!!!!」
真っ赤になって否定するクルルを、ガルルは楽しそうに見ていた。
「自分から言うのではプライドが許さないのでしょう?でしたら、相手に言ってもらうしかありませんよね。」
「は!?俺だってそれくらい言え・・・!?」
「フフフ・・・認めましたね?」
「ガルル!!はめやがったな!?」
子犬のように吠え掛かるクルルをなだめる。
「ゼロロ兵長・・・か。ゾルルも・・・。」
「あ?何か言ったか?」
「いえ。何でもありません。さぁ、どうするんですか??」
クルルが開き直って真剣に考え始める。
もうガルルに何を言われても気にしないつもりだ。
「とりあえず、明日にでもアイツが行きそうな場所に行ってみる事にするぜ。」
「それでどうするんです?」
「流れに任せる。」
「そうですね・・・それしかありませんね。」
微笑むガルルを、クルルは何故だか不思議な気持ちで見ていた。
「なぁ、ガルル。お前は俺を否定しないのか??」
「否定というと?」
「男同士だとか、相手はアサシンだとか、俺達は軍人だとか。」
考えてみれば最初にその質問をされるはずだった。
それなのに、もうすでに話が告白まで進んでしまっている。
ガルルは反対しないのか?
クルルの脳裏に不意に浮かんだのは、そんなことだった。
「そうですね・・・私は彼の小さいころを知っています。なんというか・・・不思議じゃないんですよ、男同士でも。不自然じゃないんです。全然。」
「それもどうかと思うが・・・。」
「それに、何を言ったところで貴方が諦める訳がないでしょう。恋は障害があるほうが燃えるともよく言います。」
結局はガルルも応援してくれているのだ。
普段は硬いガルルを何がここまでに甘くしたのかは、クルルにはまだ分からない事実だった。
「そうかよ。まぁ、俺にとっては最高に都合がいいんだがなぁ。」
「でしょうね。」
「んじゃまぁ、明日俺は一人で出かけるからな。良いか?一人と言ったぞ!?一人だぞ!!」
しつこいほどに念を押すクルルに、ガルルも仕方なく頷く。
「けれども気をつけてくださいね。貴方を恨む人は、たくさんいます。出来ればずっと後ろからでもついていきたいのですが・・・」
「一人で行くってんだ。」
「・・・そうですか。」
溜息交じりの苦笑。
こうなったらクルルが何を言っても聞かないことは、ガルルが一番よく知っていた。
「一応拳銃を持って行ってください。使えるでしょう?」
「あぁ。」
「連絡が出来るようなら、そうしてください。私も貴方の護衛の身です。万が一のことがあったら・・・」
「分かった分かった。心配ありがとさん。」
手をひらひらとさせて背を向いてしまったクルルに、ガルルの溜息はますます大きくなった。



クルルがゼロロと過ごしたひとときは、また別の話。


_____________________________

うああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!

すみません!!!
別の話だなんてすみません!!!!!!!
ただ時間が足りなかったんです!
ただそれだけなんです!!

本当はクルルとゼロロが通路でぶつかって・・・
ゼロロの部屋にクルルを入れる予定だったのに!!!!(ネタバレ!?

でもそれだけじゃ話がいくらなんでも短すぎるかな?????
もうちょっとイロイロ考えてから、落ち着いて書こうと思います。

絵もイロイロ描いてるんですが、何しろパソコンが開けないもんで・・・(汗
いやぁ、受験生って、周りの人間と上手くやっていくのが大変ですね。
なんかつくづく感じました。

それでは皆さん、また会うときまで・・・忘れないでください(orz

(何しろこれを書くだけで計5,6回もパソコンを開かなくてはいけないんで。)
(「パソコンは一日1時間!!」とか言われちゃったんで・・・。)
(次の小説はまだまだ先かな・・・(遠い目))