小指ほどの鉛筆

日記が主になってきた小説ブログサイト。ケロロ二次創作が多数あります。今は創作とars寄り。

ジーラジーラジラ♪

2008年11月30日 13時14分45秒 | ☆イラスト
ジララも好きだーー!!
と叫んでみる。
アサシンって良いよね。
なんかキュンと来るよねv





ジララは私の中ではツンツンデレです。←
どんどんデレになっていくのはゾルルの傾向です。



あぁ、ツンが見えない。

と、話は戻って・・・

ジララは、個人的にはアサシンメンバー好きだと良い。
ゾルルもゼロロも、ジララが嫌いだったわけではない。
でも厳しいからちょっと怖いな~程度。

そんな中!!
今最も私の中でフィーバーしているジララCPは!!

ジラカゲだぜ!!!(何



基本的にカゲ→ジラだけど、ジラ様もカゲゲの事本当は好きなんだよ・・・
可愛そうな子達!!
見たいな解釈してます。(ヤメイ

でもやっぱり自分の王道CPはクルドロかな。



ほのぼのもシリアスもいけるぜ!!



ゾルドロとかもいいねw
あの頃だとゼロゾル傾向のほうが強いんで;



ゾルルは美人さん。



ドロロは可愛子ちゃん。

そしてココでふと疑問。
プルルちゃんって美人なのかな・・・可愛いの方かな・・・

私的には勇まs(蹴





セ、セクシーとかどうよ!?(出来てない)
あぁ、そうか・・・セクシーもアサシンが担t(殴




個人的にはクルルもお色気担当かと。
そういえば、ケロロの塗り絵買ってみました。
シュララ隊がいたのでついw

あ、どうでもいいですね。

どうでもいいついでに、イザークのボイス付きフィギアも買いました。
凄いよ・・・500円になってたよ・・・アボーン・・・



あ、特命曹長かっこよかったですね!!
鍛えてるとかマジでありえませんから(爆笑
あの筋肉は偽造ですよね。絶対。

スーツは萌える。

そして子安さんの声は鼻血ものですよwww
もぅ大好きだ!!vv

と、いうわけで。

以上久々のイラストでした。

薄い+汚くてごめんなさい・・・orz









あ、

これ↓ロシアンルーレットに使えますよw(超どうでも良い)



大佐~w

2008年11月30日 12時59分46秒 | ☆イラスト
最近マイナー思考に走っている自分がいますね。
大佐とかジララとかカゲゲとか・・・
でも楽しければ万事OKw←

暇なときは常に大佐を描いているような気がする今日この頃。



大佐といえばこれ。
角(?)+マント+カゲ。
でもココはドンと描き易くしてしまいましょーということで・・・





こんな感じに。

髪型は以前のケロロ擬人化を前髪分けさせたような感じですかね?
想像力無くて申し訳ない・・・



これですこれ。
勝手に眼鏡設定だし(苦笑
攻めを勝手に眼鏡にする傾向ありの私。
そういえばガルルも時々眼鏡にするね、うん。



やべ、顔が皆同じ向きだ(爆

普段はこれくらいラフでいいと思うよ。
私が描きにくいもの。(ぇ



こんなお茶目でもいいと思う。
髪留めとか、クルルもそうだけど好き。
あ、星型にすればよかっt(殴

いつか「キラッ☆」とかやらせたい。



ガルルと出会った頃ってどんな見た目だったんだろう・・・
授業中にボーっと考えてた。



こんなもんか?
何かクルルに近いww
前髪分けてなくて、ヘタレっぽい顔でもなくて、でも性格は割りとおっとりさんなのでお間違えなく。

と、まぁ、こんな感じで大佐がどんどん好きになっている自分。
ケロロと大佐は似た者同士かな?
脳天気に見えて、割と色々考えてます!みたいな。

感想が書けてないorz

2008年11月30日 09時46分31秒 | ☆Weblog
アニケロの感想が書けてないですね・・・
自分の文章力の無さも思い知らされています。

そういえば、対象のケロロ本を買って応募すると、2000名?様にランドセル形のミニポーチ?がもらえるそうですが・・・
ガルル小隊がありましたよ・・・
あれって、両小隊を合わせたら10種類くらいですよね?
一人一つなんですよね?
一小隊セットじゃないんですかね?
本気でガルルとゾルルが欲しいです。

そしてそのCMを見た私がリビングを駆け回ったことは秘密の方向で。

・闇に跪くなら・・・ (カゲ→ジラ)

2008年11月25日 12時33分25秒 | ☆小説倉庫(↓達)
・闇に跪くなら、光に背くわけでもなく。闇と光が相容れない訳でも、ましてや対であるはずもなく。

____________________________


どうして
どうしてお前は、そんなに遠くなってしまった。

あんなに楽しそうな笑みを浮かべていたのに
何度も何度も技を競い合ったのに
日が暮れるまで走り回ったのに

お前は言うんだ

「お前は光あってこその影。俺は、闇だ。」

と。

それはお前の傍にいてはいけない理由にならない。
闇に跪くなら、光に背くわけでもなく。
闇と光が相容れない訳でも、ましてや対であるはずもなく。
お前と俺には、何の関係もないのだ。
何の関係もないからこそ、一緒にいれた。
これからも
ずっとそうだと信じていたい。
何も変わっていないのに
どうして今更、そんなことを言う?

影と形と

闇と光と

180度違うようで、実は360度違うだけ。
回って回って、同じところに辿り着く、似たもの同士。
それに運命を感じて、ここにいるのに・・・

お前には、迷惑だった?
目障りでしかなかった?
アサシンとして失格だったから
捨てられた?
それなら、彼らも同じなのに。

光があって、影がある。

闇があっても、形は出来ない。

影には形が無い。

闇には、光が無い。

けれどもどれもこれも繋がっていて
ぐるぐる廻って

あぁ

また、貴方のところへ戻っていきたい。

あの心地よい闇へと、堕ちて逝きたい。

その身に浸るためなら、自分の影なんて惜しくない。
なのに
なのに貴方は・・・

もぅこの地平線の、何所にもいないのか。

どんなに廻っても、戻れないのか。

何故何故如何して・・・

ココで泣いたら

お前らしくも無い、と

貴方が叱りに来てくれるのだろうか。


________________________


私のカゲ→ジラの基本体勢(?)みたいなもの。
いわゆるカゲゲの一方通行。
でもいずれ書く小説で、両想いっぽくします。(ぇ
切ないのは・・・最初だけで十分です・・・orz


・その言葉だけで、もう何でも良いし、それだけでも良いと思えたから。(大ガル)

2008年11月25日 11時33分09秒 | ☆小説倉庫(↓達)
コツコツ

コツコツコツ・・・

通路に響く靴音は、嫌いではなった。
刻みよい音は、下手な音楽よりも好きかもしれない。
「ガルルです。」
一つの扉の前に立って名を名乗れば、それはすんなりと開く。
無用心なものだと思う。
用件などは一切聞かずに、ただ自分の存在一つで開いてしまう扉。
それは中にいる人物の性格を良く現しているのかもしれない。
「大佐。もう少ししっかりとした警備をしたほうが良いと思いますよ。」
そう言いつつ彼の座るデスクに進んでいけば、彼は組んだ手と足を解いて笑顔を見せる。
「やあ、いらっしゃい。」
自然と溜息が出てきてしまうのは、この能天気さのため。
随分前から、彼の性格には悩まされ、同時に救われてきた。
「今日は何の用だい。」
嬉しそうな顔は、この広い部屋で孤独に生きてきた彼の救いに、自分がなれているからなのか。
そうだとしたら、少しは嬉しい。
「今度の会議の資料だそうです。」
「捨てておいて。」
「ダメです。」
どちらも即答。
大佐の仕事嫌いも、随分と板についたもので・・・
「次の会議にも出席しないようでしたら、私はもぅ来ないと思ってください。」
「えぇぇ!それは無いだろう!!」
そしてそれをなんとかするのは、ガルルの役目となっていた。
「君はあの会議に出席したことがないからそんなことが・・・」
「それが彼方の仕事でしょう。それに、前線で命の駆け引きをしてきた後で彼方の仕事場に紙束を持って行かなければいけない、私の気持ちも考えてください。」
ココに来ると、いつも溜息ばかり。
けれども目の前の相手はニコニコと笑顔ばかり見せていて。
本当は知っている。
この空間で一人黙々と仕事をしなければいけない彼の孤独も、その仕事の辛さも。
けれどもだからと言って、甘えさせるわけにはいかないのだ。
いや、もし甘えさせてくれる人がいたとしても、彼はそれに乗ることはないだろう。
彼の仕事はこの軍に必要で、もし欠かしてしまったら、それは軍の存続に関わってしまう。
少しでも手を抜いてしまったら、誰かの死に繋がってしまうかもしれない。
彼はいつでも笑っている。
けれどもその裏に義務や責任を背負った、苦悩の顔を隠していることも知っていた。
「悪いとは思っているよ。けど、ねぇ?」
「何ですか。」
今までのどれよりも極上の笑顔を浮かべて、大佐は言う。
何度聞いたか分からない。
何度も何度も、重要なことのように聞かされてきた、その言葉。
わかっているくせに聞き返してしまうのは、やはり嬉しいからなのだろうか。
「君が来てくれることが、何より嬉しいから、さ。」
何度も何度も、彼は言った。
この前も、その前も聞いた。
「君が来てくれるなら、誰に怒られても構わないよ。」
そのたびに、自分は溜息をつくのだ。
この上司の遊びと戯言に付き合って、精神力を使い果たす。
けれどもやはり、そこまでしてこの部屋に留まっているのは、彼の孤独を知っているから。
そして、彼が仕事をすることを、望んでいるから。
それが彼にとっての幸せだと、そう思っている。
「何を言っているんですか。」
その言葉は聞き飽きた。
そう言う割には、毎回毎回、聞いている。
そんな自分が居て・・・
いらない感情に気づいてしまいそうで。
「口説き文句なら、仕事の後にでも考えてください。」
ついつい、悪態をついてしまう。
でも、それでいいのだと思う。
「まぁ、君がそういうのなら、頑張ろうかな。」
その後にでも口説き文句を聞いてくれるかい?と、そう言って大佐は足を組んだ。
「えぇ。良いですよ。」
「本当かい!?」
応えるかどうかは別だけれども。

「よし!頑張って仕事するぞ!!会議にも出席しようじゃないか!」

その言葉だけで、もう何でも良いし、それだけでも良いと思えたから。
自分は今日初めてとなる、やわらかい微笑を浮かべたのだ。


・秀麗の少年はやがて悪魔に恋をした。 (クル→ゼロ)

2008年11月24日 15時40分20秒 | ☆小説倉庫(↓達)

幸せな日々ってなんだろうか。

少年は考えていた。
頭が良くて、学校なんて行かなくても十分に生きていける頭を持っていても、
その疑問だけには、答えを得られなかった。

―幸せって、こういう事だよ。

ある日、違う少年が言った。

―空の下で、こうして笑うことが出来ること。

そして青い青い、その澄んだ瞳で彼を見て、笑った。
少年は空を見上げた。
その空の高さに絶望しながら、空を掴もうと努力した。

空は、幸せに続いている。

頭の良い少年は、発明をした。
何日も何日も部屋にこもって、作業した。
母親の呼び声も、聞こえない。
父親の顔も、見ることはない。
ただひたすらに、あの空を掴む努力だけをして・・・
そんな日々に労力を費やして・・・
そして、それを完成させた。

僕は空を掴む。

それが無理かどうかなんて、やってみなくちゃ分からない。
少年は持てる力を全て振り絞って、努力した。
自分のために、ただ努力した。
努力して努力して・・・
その努力を見たある大人たちは、少年に手を差し伸べた。

―来てくれるね?

母親は美しい赤に染まり、倒れた。
父親は強い赤の瞳を見開いて、血を吐いた。
少年は頷く。
自ら仕組んだ悲劇の主人公として
その役を全うするために。

空が遠い。

少年がやってきたのは、暗い部屋。
空に近いのに
その手を伸ばすことが出来ない場所。
遠く遠く、声が聞こえるような気はした。

空がほしい。

少年は手を伸ばそうと務めた。
騙し、騙され、同道廻り。
いつしか少年は、月日を重ねて、
空を知ったときよりずっと、美しくなっていった。
けれども空には届かない。

空を・・・―

青を・・・―

喉が潰れるのも構わず、叫んだ。
血が出るのも構わず、引き裂いた。

―何を求めているの?

それは突然の訪問者。
少年の目に映ったのは、微笑む悪魔。
青い瞳
青い・・・空。

―僕も、不自由なんだ。

そう言って涙する、空。
雨は塩辛いものだったのだと、少年は笑う。

俺が助けてやるよ。

だから、傍にいてほしい。

秀麗な少年はやがて、悪魔に恋をした。
求めたものを手に入れる代わりに、心の自由を束縛された。
苦しくて
でもそれがどこか心地よくて
少年は、この気持ちを知らなかった。
頭が良くても、理解できないことが沢山あった。

―それは、誰への恋?

悪魔は沢山のことを教えてくれた。
その青い瞳で少年を見つめ、泣いて、笑った。


「ねぇ、それは誰の物語?」



・愛されないで白い花 (?→ゾル)

2008年11月24日 15時09分35秒 | ☆小説倉庫(↓達)

長い白髪が、風になびいた。

さらわれる髪を引き戻す白い手は、細く、長く、美しかった。

血生臭いこの戦場で息をしていられるのも、この存在あってこそ。

真っ白な

純白の存在があるからこそ。

だからどうか、愛されないで白い花。

咲き乱れ、哀れに散って逝くとしても

どうか愛されないで

その純白を保って

その頬が赤く染まることが無いように。

愛されないで。

愛さないから。

決して、愛されることの無いように・・・―

選択式お題。

2008年11月24日 14時30分48秒 | ☆選択式お題一覧
またしても懲りずにお題を頂いてきてしまいました。(オイ
配布場所は、相変わらず素敵なお題を配布してくださっている『紫龍堂』様です。
今回は可能な返済プランを考えて、ちゃんと選択してきました。
放棄しないように・・・頑張り・・・ます・・・


・君を愛しちゃいけないのなら、何を愛せばよかったの?(大ガル)
・その言葉だけで、もう何でも良いし、それだけでも良いと思えたから。(大ガル)
・囁かせたその言葉は今、ただ灰色の残像になって残っているだけだった。
・愛していた。愛していた。愛している。(大佐×姫 ①)
・繋がるのは手ではなくて心が良い。
・生きるのが死ぬよりも難しいような世界で、君が望んだのは何ですか、
・花に寄らない蝶が居ないように。
・照らされたいと思うのもまた、本能。
・どちらにでもなれるなら、せめて闇には行かないように。
・一日だけだから。
・ありがとうのことばにほしかったいみ。
・一人以外愛せないのなら、どうして貴方は、すぐにいなくなってしまうようなあの人を一番に愛してしまっていたのか、と、(大佐+ガル)
・――何に終止符を打つためにこの世に生まれたのか。
・人は一人じゃ生きていけないから、貴方がいないと生きていけない人も、きっといるはずなんです。
・貴方と会えなくても、それでよかった。(大佐×姫 ②)
・意味のない存在理由に吐き気がした。(カゲ→ジラ+大←シャ)
・愛を告げないまま死に臥すならば。(テルグラ)1 2
・蛍の光が何の助けになるというんだろう。それでも人は求めるが。
・闇に跪くなら、光に背くわけでもなく。闇と光が相容れない訳でも、ましてや対であるはずもなく。(カゲ→ジラ)
・愛している、なんて、そんな陳腐な言葉は今まで好きではなかったのだけれど。
・僕らにとっては終焉で、全ての終わりで、哀しいものでしかないけれど、次に息づく者達にとっては、きっと輝かしい、栄光の始まりで。
・諦めてしまっているのかもしれません。ただ少し、愛したいと思うだけで。 (大佐メイン)1 2 3
・そんなこと、知りはしないのだけれど。
・寄り添いながら笑いあうなら、(SRXヒジカズ)
・神が世界さえ憎むというのなら、せめて。
・深い愛は喪失を伴う(大佐×姫 ③)
・そのまま共に此処に居たとして(シャ大)
・赤く染まるなら君の血で染まりたい
・愛されなかった花
・君が僕に向けた刃はまだその光を帯びているのですか、ねえ。
・憎い、憎い。お前はあいつを憎んでいるのだ、それは汚い感情ではないと、心の奥から声がする。(シャ大)
・空が優しくありますよう、君がそこで笑えるために。(ガル→大)
・戻りたい。あの頃の私に戻りたい。神がこの身を守ってくれて、無限の力で見ていてくれたそのときに。
・信じても良いというのなら信じよう、けれどそういってはくれないくせに。
・雨は降らない。僕がこうして何ともなく無表情をたたえてただ空だけを頼りにしているのにも関わらず、代わりにないてくれたりなど。
・この苦しさも、君がくれたというのならきっと耐えられたでしょう、
・疲れたと思える程歩いた記憶はないのだけれど。
・青い青い空があって、赤い赤い君がいる。(ゼロ+大佐)
・死んだら僕が笑ってあげる。君が悲しくないように。
・願わくばどうか君が死ぬ最後、僕の汚い魂を、その美しい瞳に映すことがありませんよう。
・孤独の雨に塗れながら、君は空に向かって苦しそうに小さく笑った。
・君がどうしてもと言うのなら、僕に止められる術はたったの一つもないのだけれど。
・答えは欲しくない。ただ事実が欲しいだけ。
・秀麗の少年はやがて悪魔に恋をした。(クル→ゼロ)
・恋と呼べる程甘くはなく、愛と呼べる程強くも無かったけれど、
・いつか光に照らされるなら、隣にいるのは君が良い。
・君が見ている世界は確かに灰色かもしれなくて、そんなに美しいものではなくって、正直見辛いぐらいなのかもしれないけれど、それでも世界は美しいのだと、たとえ認識できなくとも、それさえ超える程に世界は美しいのだと、君に知っていて欲しい。
・伸ばしても、かきすくめても、貴方にかすりもしませんね。(大佐メイン)1  2 3
・違うのだと叫びたい。違うのだ、そう言いたかったのではなかったのだと。(ジラカゲ)
・闇も光も、どちらも悪いことはない。安らぎにはいつだって闇が必要なのだから。1  2(ジラカゲ)
・光はまるで当然の様に君のことを包むだろう。(グララ)
・超えてみたい壁だったのに、そこにたどり着く前に壁が消えているなんて。
・青い空に追いつくこともできずに鳥は泣く。
・何も言えなかったのは、貴方の瞳が私なんて見てなかったから。
・あの闇を切り裂く為の鋭い牙が欲しいの。
・花は咲き誇りそれを讃える様に蝶は舞う。(クルドロ)
・されど、それでも、また何度でも。(テルグラ)
・まんてんのほしぞら まんてんのほしぞら そのなかのあなた。
・貴方にだけで良い。世界が優しくありますように。(大←秋)1 2
・それでも君に恋をしたから、(シャ大(ヤンデル?))
・優しさはひとすくいの砂糖ほど。(シャグラ)
・色々と忘れたいことがある。(大佐受け)1  2  3 4
・好きだと言ってうなずいてくれるのならばそうしました。(大佐×姫 ④)
・頷くことしか出来ない私に貴方を愛しているかなんて聞かないで下さい (ルベウス)
・君が一番綺麗なら
・愛されないで白い花(?→ゾル)
・運命は残酷に違いない。少しも手を休めてはくれないのだから。
・とまろうとしないきみへ。
・生きていくのがつらいとき人はどうやって死の道を逝かずに行くのだろう。
・そうだなと笑うあの人の瞳はいつもより少しだけ優しそうだった。
・すなわち攻撃的な愛情(シャグラ)
・甘くないと言ってくれ。
・一度ぐらい忘れさせて、
・何度でも繰り返してる
・飲み込んだっていつかまた出てきてしまう、の、に、(ガルゾル)
・そのままで十分大好きだったよ
・きれいになりたいときみはなんどもないた。
・言葉を美しく飾りつけて、(テルグラ)
・忘れても何度でも思い出せるようにわたしたちは、
・この手をあなたが離しても、わたしはもんくひとついいません。(大佐×姫 ⑤)


私が選択した以外にも素敵なお題がたくさんありますよ!!
是非是非!!

各々の理由2(大ガル・ガルゾル)

2008年11月23日 10時52分51秒 | ☆小説倉庫(↓達)
生きている理由も

戦う理由も

もはや分からなくなった。

君は
どんな理由を
掲げて歩く


もしそれを教えてくれたのなら

私は・・・


_________


「それにしても、お前は任務中だったんじゃないのか?」
ホールの真ん中で、ガルルはゾルルに問う。
現場検証をして、人物像まで浮かび上がらせて、逃亡場所も確認してしまった。
忙しいアサシンに、そんな時間があったのだろうか?
「クルル、曹長・・・」
「協力してもらったのか!?」
「あぁ。」
現場の証拠品は少なかった。
けれどもアサシンの能力を使えば、事件当時の状況は容易に理解できる。
問題は、そこから犯人を割り出して追いかけることだ。
それに必要なのは、頭脳。
トロロには少々荷が重いため、必然的に頼ることが出来るのはクルルのみとなった。
「すまなかったな・・・」
彼の力を借りるための対価は、色々な意味で恐ろしい。
何を要求されたのかは後で聞くとして、ガルルは申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
「いや。」
クルルは簡単に犯人を割り出してしまった。
しかし、それから犯人の動機は読み取れない。
同盟星であるにも関わらず、大佐の力を欲した理由。
動機の意味での理由を、ゾルルは欲していた。
「まさか、お前が行動してくれるとは思わなかった。」
上官たちの驚いた顔が、今でも脳裏に浮かぶ。
「何故、だ?」
「何故って・・・」
「何故、俺が来ない・・・と思う?」
ゾルルはゾルルなりにガルルを心配していた。
協力できることならしてあげたい。
けれども、現場検証などの要望は一向に寄せられない。
行動しないわけが無い。
どこか遠くを見るような目で過ごしていたガルルを、心配しないわけが無い。

―お前が望むなら、どんな場所にでも。

すぐに、駆けつけよう。

「本当に、そこまでしてくれると、俺も頭が上がらないな。」
ゾルルはその言葉に、満足げに目を細めた。
例え恋敵の救出が目的であったとしても、それがガルルのためならば、と。
いつだってゾルルは、ガルルのことだけを思って行動してきたつもりだ。
今更、感謝も何もいらない。
「それにしても・・・」
ガルルはホールをぐるりと見渡す。
絵画が少し飾ってある程度で、ほかの装飾品等は見つからない。
何のためにあるホールなのか
なぜ落とし穴がココに繋がっているのか
何一つ、分からない。
「どう思う?ゾルル。」
「罠。」
罠がある
または、この混乱自体が罠か・・・
「扉はいくつかあるな。」
ゾルルは注意深く歩き出した。
ガルルは念のため、動かない。
「隠密鬼術・・・透視、眼。」
扉の奥などを見通す、アサシンの魔術。
それで一つ一つの扉を確認していく。
どの扉も、通路に繋がっていた。
「どうだ?」
「分から、ない・・・」
更に遠くを見通すため、透視眼を千里眼に切り替える。
扉の奥には部屋があるべきだ。
その部屋を見つけようと、ゾルルは改めて扉を確認する。
一つは拷問室に繋がっており、その隣の扉は植物室へと繋がっていた。
「?」
そしてその奇妙な扉の中に、一つだけまともな部屋があったりもした。
応接室のような、小奇麗な部屋。
ソファーと花瓶と・・・階段。
「ここ、か。」
ゾルルは迷わず、その扉を開いた。
拷問室や研究室に行くよりは、ずっと可能性が高い。
何より気になるのは、階段だ。
上に続く階段。
そもそもココは落とし穴から落ちた地下であって、地上ではない。
地上に出なければ、何とも言えないだろう。
「いくぞ。」
ゾルルの言葉に、ガルルも頷いて扉に入っていった。
―風
最初に感じた温度は、冷たいものだった。
暗い通路がどこまでも続いている。
後ろの扉を閉じる前に、ゾルルは壁の一部をぐっと押した。
すると、通路の壁に掛かっているランプが一斉に灯りを点した。
ガルルはもぅ驚かない。
これが、アサシンなのだ。
「足元には、注意・・・しろ。」
扉を後ろ手で閉めてから、ゾルルは言った。
何があるかも分からない。
また落とし穴でもあったら、今度こそ奈落の底まで落ちていってしまうかもしれない。
そういう意味での、注意だった。
「長い通路だな・・・」
こんなに城は広かっただろうか。
「別塔、」
ココのほかに、もぅ一つ党がある。階段は恐らく、そちらへ繋がっているはずだ。
この城の警備が薄かったのも、必要がなかったからだろう。
「大佐は無事だと思うか?」
ポツリと、ガルルが呟いた。
「心配、ないだろう・・・」
「何故だ?」
「お前の、話し・・・では・・・大佐は、盗まれた。」
そうだ。盗まれた。
「殺された、わけじゃ、ない。」
男は、殺すためにやってきたわけではなった。
そして、面白いから生かしておこうと言った。
それを信じるなら、心配は無いはずだ。
「・・・」
互いに無言になり、コツコツと、靴音だけが響いた。
考えていることは恐らく、大差ない。
任務についての心配と、人質の心配。
やがて、もぅ一つの扉が見えた。
中に人が居ないことだけを確認し、ゾルルは扉を開く。
さび付いたような軋んだ音を立てたことから、人があまり使っていないのだと分かった。
「この上、か。」
「あぁ。」
上に続く階段は、埃を被って白くなっていった。
そこに靴跡を残しながら、二人は昇っていく。
上には、また一つ部屋があった。
そこは下の部屋とはまた別の雰囲気をかもし出した、綺麗な部屋。
花瓶に刺さっているのは薔薇の花。
その花をジッと眺めてから、ゾルルは更に扉を開くためにドアの前に立った。
「この先・・・人が、いる。」
ゾルルは腕の刃を、ガルルは銃を取り出し、その扉を、開いた。


「お待ちしておりました。」

現れたのは、礼儀正しい妙齢の紳士。
思わず口を半開きにしてしまった2人に、紳士は背を向けて言った。
「旦那様がお待ちしております。」
その言葉に、ガルルは頷いた。
堂々としている怪盗。
大したものじゃないか。
もはやガルルには、迷いが無い。
ためらう理由も、歩みを止める理由も。
むしろ真正面からぶつかっていこうというその度胸が、気に入ってすらいた。
「ガルル。」
途中、ゾルルがガルルに目で訴えかけた。
この紳士を捕らえて脅して、アサシンとしての役を全うしようかと。
しかしガルルは首を縦に振らなかった。
その必要は、何所にも無いと。
「こちらになります。」
大きな扉と、両脇の高い柱が印象的な入り口。
紳士はその前で立ち止まり、一礼をした。
どうやら彼の役目はココで終わりらしい。
この先に、あの男が居る。
そう思うと、先ほどまでは忘れていた憎しみや憎悪がこみ上げてきて、どうしようもなくなる。
「良い、か?」
扉に手を添えて、ゾルルはガルルを見やる。
心の準備は出来たかと、そう問う。
「・・・あぁ。」
心臓が波打つ。
それが緊張から来るものかどうなのかは、分からない。
拒まれるかもしれない。
そういう不安も、あったのかもしれない。

―・・・ギギギキィィィ・・・

錆付いた金具は悲鳴を上げる。
その声に耳を傾けるかのように、ガルルは目を閉じた。
この先にどんな人物の姿があったとしても
この後にどんな言葉が待ち受けているとしても
それでも
―迷ってはいけない。
扉を開いたゾルルは、突然開けた空間に目を細めた。
明るく、しかし落ち着いた部屋。
真ん中には今までの部屋と同様にソファーとテーブルがあり、花瓶には薔薇が刺さっていた。
「ようこそ。我が城へ。」
その声に応じて、ガルルは瞳を開いた。
「お前が『――』か。」
「おや、自己紹介は必要ないようだ。」
おどけた表情をする男の裏には、大佐の姿。
拘束されているわけでもなく、至って自然な姿のように見える。
しかしその表情はどこか曇っていて、普段の飄々とした雰囲気は何所にも見えない。
「大佐。」
「・・・」
彼の頬に、汗が流れるのがわかった。
「大佐!!」
何があったのかと、そう問い詰める前に男が口を出す。
「私は休んでいればいいと言ったんだがね・・・言う事を聞いてくれなかったよ。」
思い出したのは、連れ去られる前の苦しそうな呼吸。
熱を持った額。
「無理をするのは良くないことだ。君もそう思うだろ?ガルル中尉。」
ニヤリと笑った男に対して、ガルルは表情をゆがめる。
大佐が風邪をひいたのは、偶然だった?
もしかしたら
必然的なことだったのではないか?
そして
大佐はそれを知っていたのではないのか?
「大佐。答えてください。彼方は分かっていて彼に・・・」
「・・・」
「大佐!!」
酷だということは分かっている。
彼の病状が酷いことも、一目瞭然だ。
もしかしたら、話すのも辛いのかもしれない。
けれどもそれでは分からない。
「貴様、大佐に何を・・・!!」
「最初にワインに入れておいた薬が、思いの他強かったのかもしれない。」
「ふざけを!!」
怒りが爆発しそうになる寸前で、ガルルは冷たい感覚によって冷静さを呼び戻された。
「ゾルル・・・」
ゾルルの手が、首に添えられていた。
冷たい、金属の温度。
「落ち着、け。」
それだけ言って、ゾルルは男を睨む。
ゾルルはゾルルなりに、男に対しての嫌悪感を持っているようだった。
決して大佐が気に入っていたワケではない。
それでも、ガルルが必死になっているなら・・・
部下のために自分を犠牲にした大佐を評価するとするなら・・・
その嫌悪感は、計り知れないほどになった。
「・・・すまない。」
一度深い呼吸をして、ガルルは再び男に向き合った。
男は笑って言う。
「取引をしよう。」
「無意味だ。」
「何故。」
「軍は何も求めていない。交渉することなど、何もない。」
男は静かに微笑んだ。
「この星とケロン星は同盟を結んでいる。君の意見一つで一蹴は出来ないはずだ。」
「解除しても構わないんだぞ。」
暫くの間、睨み合いが続いた。
「彼を盗み出したのは、私の趣味でしかない。」
「悪趣味だ。」
「あぁ、よく言われるよ。だが、これで私の実力は分かってくれただろう?」
なんの実力だというのだ。
強盗の?
怪盗の?
ヘリコプターの操縦の?
もぅ何がなんだかわからない。
「そんなことを認められて、何が嬉しい。」
「だから、私達にも彼を使う権利がある。」
「・・・」
大佐を使う?
「この優れた頭脳を、私達は使いこなすことが出来る。」
「だからなんだ。」
「大佐殿を、頂きたい。」
それが目的?
くだらない。
それ以前に、腹が立つ。
「『使う』も何も、彼は彼の意思で動いている。彼の意見を聞いて考えてほしいものだな。」
もっとマシな方法で、と付け加える。
「あぁ。聞いたさ。けれども曖昧に微笑むだけでね。君が通訳してくれるかい?」
馬鹿にしている。
そう感じた。
「大佐。」
「・・・」
明らかに衰弱している。
そう分かった。
立っているのも辛いことだろう。
「大佐。」
何度目になるか、彼の名前を呼ぶ。
すると今度は返答が帰ってきた。
「どうして助けに来たんだい?」
その質問は、予想していたもの・・・
しかし、この場においては不可思議なものだった。
捕らえられた環境が、例えどんなに待遇の良いものだったとしても、だ。
「来てはいけませんでしたか。」
「そういう事じゃ・・・無いんだけどね。」
微笑みは相変わらず、緊張感が無い。
けれども、余裕もない。
それが逆に、とても怖いのだ。
「なら、どういうことですか。」
この馬鹿げた物語は、どういう事だ。
大佐はガルルの強い視線をさらりとかわし、ゾルルを見た。
アサシンとして仕事をしている彼は、研ぎ澄まされた刃物のようだと思う。
人を守るため、人を傷つけるために生まれた刃物。
刀、と表現する方が良いだろうか。
「大佐。」
ガルルは答えを求める。
彼を救出して、物語を終わらせるために。
変わらない日常を、取り戻すために。
それは大佐も同じ。
ずっと昔から、同じことばかり考えていた。
「理由。」
難しい宿題だった。
「理由は、ちゃんとあるのかい?」
助けに来るなら、理由が欲しい。
そう言った筈だ。
大佐は苦しそうな表情で、それでも笑った。
彼の懐刀であるゾルルとは、また別の理由が欲しい。
忠誠心や義務感から来るものではない、もっと親しい理由が。
「今更でしょう。」
ガルルは笑う。
「そんなのは、今更です。」
野暮な事を言わないで欲しい。
ずっと昔から、理由なんて分かっていた。
そして今、再確認したのだ。
自分が彼を守ろうと思う理由。
守る必要があると思う理由。
「友人、なのでしょう?」
かつて彼はそう言った。
だから自分も、その理由を使う。
「友人の友人を助けた彼方に、友人に助けてもらうことを拒む権利はありません。」
勝手なことをしてくれた彼方を
強引な手口を使ってでも助けてくれた彼方を

未だに友人だと言っても、いいでしょうか。

大佐はぽかんとして・・・それから、盛大に吹き出した。
「ハハハ!!考えた結果がそれかい?全く・・・本当に君は、私の予想の斜め上を行く!」
苦しそうではあった。
それでも、大佐は笑った。
楽しそうに、嬉しそうに、大佐は笑い続けた。
きっとそれが正解で、最も正確な解答だった。
「・・・これでは、駄目ですか?」
「いや・・・」
いつものように、柔らかな淡い笑みを浮かべて。
そして、大佐は言った。

「十分だ。」

と。

「そういうわけだ。『――』。」
「どういうわけだい?」
「大佐は、私に助けられることを拒むことは出来ない。」
男は方をすくめる。
「ずいぶんと横暴な理由じゃないか。」
そうかもしれない。
いや、随分と我侭なことくらい分かっている。
けれども、彼を渡すわけにはいかないのだ。
「私はずっと彼を狙ってきたんだよ。けれども、幾度交渉しても良い返事は得られない。」
ほしいものは、手に入れる。
手に入らない物なんて無い。
今までだってずっとそうしてきた。
そしてこれからも、そうだろうと思っていた。
男は、そんな人物だった。
「大佐殿を渡してくれれば、それですむんだ。」
「・・・」
「あまり渋るようなら、強行突破に出る用意もしてある。」
それだ。
大佐はそれを分かっていたのだ。
だから、自分から彼の手に渡った。
「悩むことは無いだろう?」
男は笑う。
勝利を確信したかのように、勝ち誇った笑みで。
「えぇ。悩みませんよ。」
けれども、ガルルは最初から悩んでなどいない。
その程度の脅しで、彼を渡しはしない。
「大佐は返していただきます。」
そして、今まで動かなかった彼の懐刀が動いた。
男へと一直線に向かい
その左腕を首に当てる
「彼方がそのつもりなら、私達も容赦はしません。」
敬語を使うようになったのは、冷静さが戻ってきたから。
この男に負けはしないと、確信できたから。
「・・・良いのか?」
私達は同盟を結んだ星だぞ。
男の砦は、そんなものだった。
脆い、と思う。
「ケロン星は、そこまでこの星を重要視してはいない。」
戦争も強くない。
特別な事が出来るわけでも、技術があるわけでもない。
ただ、友好関係を結んだと思っているだけ。
なくても、支障はない。
「裏切るのか!?」
「それはこちらの台詞ですよ。」
ガルルは、大佐をチラリとみる。
その首が縦に動いたのを確認してから、ゾルルに声をかけた。
「ゾルル。本部に送れ。」
「・・・了解。」
何のマジックか、男は一瞬にして消えた。
最後に何かを言おうと口を開いた気がしたが、そんなこと気にするものか。
何を言われても、何を差し出されても、揺るがない。
その理由は、友人だからという単純なもの。
それでも、それで十分だといってくれた相手がいるから。
だから、自分はこうして堂々としていられる。
「大佐。」
静かになった空間で、ガルルは椅子に崩れ落ちた上司を見た。
本部へと簡単な連絡をして、男の敷いた布石を崩すように命令して・・・
そうして力尽きた大佐は、息も随分と荒いものに変わっていた。
「どうして彼方は・・・」
けれども、それに対しての心配の言葉よりも先に、言いたいことがある。
本人に言わなければいけない言葉。
「彼方はどうして、こうも馬鹿なんですか。」
「・・・さぁ・・・どうしてだろうね。」
うっすらと笑い、大佐は立ち上がった。
ゾルルはガルルを見て、どうするか尋ねる。
助けるか、ほっといて自分で歩かせるか。
ゾルルは内心、正直、勝手な奴は自分で歩けばいいと思っていた。
しかしガルルはゾルルに頼ることも、大佐をほっておくことも、どちらも選ばなかった。
自ら大佐に歩み寄り、その肩を支える。
そして、正面からその目を見据えた。
「彼方は頭が良い。なのにどうして、こうも馬鹿なことをするんですか。」
真剣に、ガルルは問うた。
どうしてそこまで馬鹿になれるのか。
知りたかった。
「ガルル。君も馬鹿だよ。」
「え?」
そして、大佐は微笑んだ。
ガルルに身体を預け、ゆっくりと、その答えを述べる。
「好きだからに決まっているじゃないか。」
結婚もせず、ただこの軍のために生きてきた。

「有能な部下達が、努力かな兵達が、気難しい先輩達が・・・君たちのことが、好きだからだよ。」

だから、ここまでやってやってきたんじゃないか。
ガルルの理由に、大佐は笑った。
けれども大佐の理由だって、生ぬるいものだった。
しかし、笑う人はいなかった。
「馬鹿なんだよ。誰かを好きなるという事は。」
けれどもそれが、戦う理由なのだ。
生きる理由となるのだ。
「・・・えぇ、本当に。」
ガルルは、大佐を抱き締めた。
ゾルルに対してとはまた違う感情を抱いて、泣きたいほどにこみ上げてくる感情を押さえつけて、
そして、笑った。
決して触れてはいけないと思っていた。
儚い存在に触れることなど、出来ないと思っていた。
「彼方の理由も、随分とくだらない。」
思ったよりも軽い圧力を受け止めながら。
「本当に、くだらない。」
彼の本当の実力を、ココで垣間見た気がした。

そんな2人を数歩離れた所で見ていたゾルルは、溜息をつく。
ゾルルからしてみれば、どちらも馬鹿にしか見えない。
いっぺんに大勢を愛して、助けようとした大佐も、
忠誠心も恋心も置いて、友人を抱き締めたガルルも、
どちらも、大した馬鹿だ。
そしてそんな2人に嫉妬している自分も、随分と馬鹿になったものだ。

主張して
認めて
確認して・・・

理由を共有することに、どんな意味がある。

「彼方の理由は、エゴでしかありませんよ。」
ガルルは笑みを消した。
代わりに、大佐は満面の笑みを浮かべる。
「仕方ないだろう。それが私の原動力なんだから。」
ガルルは溜息をついた。
ゾルルは、顔をゆがめる。

原動力

―あぁ、そうなのか。

―彼は、自分に必要な理由を知っているのだ。

理由は確かにくだらなくて
意味など無いようにも思えるかもしれない。

けれども確かに各々の理由は
それぞれの目的へと突き動かす

生きて戦う理由となるのだ。


それが理由を持つ


各々の『理由』


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終わったーー。
途中で男の話を書くのがめんd(殴
ごめんなさい。
いろいろ省いたら分からなくなりました。orz

まぁ、多目に見てください。