恋というのは突然現れる物だ。
クルルは自分の思いを素直に言葉にするため、ドロロを呼び出した。
最初のうち、ドロロは驚いたような、困ったような顔をしていたが、それはしばらくするうちに哀しみの顔に変わっていった。
「アンタの全てを閉じ込めたい・・・っつーか、縛り付けたいってゆーか。」
少し困惑した様子でクルルが言った。
「なんつーか・・・その髪も、蒼い目も、細い体も、全部俺の物にしてぇ。」
「それは・・・どうだろう?」
ドロロは悲しげな瞳でクルルを見ていたが、その言葉を聴いて目を伏せてしまった。
「分かってる・・・アンタは隊長が忘れられない。」
「そんなこと・・・」
「無いってか?」
顔を上げて反発したものの、やはり自信が無くなって顔を伏せた。
「俺は、隊長には敵わねぇ。多分ギロロ先輩にもな。一緒に過ごしてきた・・・時間が違う。」
クルルも顔を伏せた。
「分かってんだよ、そんなこと。」
恋なんてしないと思っていた。報われない恋なんて尚更。
「俺は俺なりの方法でアンタを振り向かせる・・・そう決めた。」
ドロロが顔を上げる。
「僕はね・・・ケロロ君が好きなんだよ・・・もしそれがどんな結果になろうとも、自分が決めたことに後悔はしない。だから、君の好意には応えられない。」
クルルは目を閉じて考え込み、再び目が開くとドロロを見ないようにして話はじめた。
「俺は恋なんてしたことがねぇ。そんなことしなくても生きていけるからな。けどよ・・・今の俺は、アンタがいねぇと死んじまうかもしれない位参ってんだよ。
これもアンタのせいだぜ?ドロロ。アンタが俺の心を恋なんていう檻に閉じ込めたから・・・こうなったんだ。」
ドロロは相変わらず辛そうな目をして聞いている。
「だから俺も、あんたを閉じ込める。鍵なんて破壊して、一生出られないようにして・・・そのまま窒息させてやる。」
「それは、困るよ。僕はもう恋をしてはいけない。」
「隊長に恋してんじゃねぇか。」
「忘れようとしてるんだ!」
「でも忘れられねぇんだろ!?」
クルルが怒鳴ったことに驚きつつ、ドロロは顔を伏せた。
「ぜってぇ・・・俺のプライドにかけても振り向かせる。隊長が忘れられ無くったって、俺が隊長よりも上になればいいことだ。」
そうだろ?と念を押してクルルは立ち上がった。
「返事なんていらねぇ。アンタが告白するまで待っててやる。」
「ゴメンね・・・?」
「俺はまだ振られたわけじゃねぇぜ?」
クルルズラボから出て行こうとするクルルをドロロは呼び止めた。
「僕ね・・・ケロロ君から告白されたことがあって、その返事・・・まだしてないんだ。」
クルルは振り向かない。
「だから・・・僕には選択権がある。もしもこのことを知ったら、ケロロ君はどうするんだろう?僕は・・・僕を愛してくれる人を愛する。」
クルルは再び歩き出すと、ケロロのいる隊長ルームに向かった。勿論今のことを伝えるために。
「じゃあね。」
ドロロは小さくつぶやいて消えた。
「隊長には悪いが、俺がドロロを貰う。」
この恋が実るのは半年後のことだ。
勿論、そんなこと本人は知らない。
_________________
クルルがドロロに告白するシーン。
面白半分に書いた。
今ではもうケロロのことは頭に無いよね・・・ドロロ。
私の書く小説は話が繋がってるわけじゃないんで、もしかしたら設定が変わってたり、出会い方が違ってたりするかも。っていうか違ってる。orz
クルルは自分の思いを素直に言葉にするため、ドロロを呼び出した。
最初のうち、ドロロは驚いたような、困ったような顔をしていたが、それはしばらくするうちに哀しみの顔に変わっていった。
「アンタの全てを閉じ込めたい・・・っつーか、縛り付けたいってゆーか。」
少し困惑した様子でクルルが言った。
「なんつーか・・・その髪も、蒼い目も、細い体も、全部俺の物にしてぇ。」
「それは・・・どうだろう?」
ドロロは悲しげな瞳でクルルを見ていたが、その言葉を聴いて目を伏せてしまった。
「分かってる・・・アンタは隊長が忘れられない。」
「そんなこと・・・」
「無いってか?」
顔を上げて反発したものの、やはり自信が無くなって顔を伏せた。
「俺は、隊長には敵わねぇ。多分ギロロ先輩にもな。一緒に過ごしてきた・・・時間が違う。」
クルルも顔を伏せた。
「分かってんだよ、そんなこと。」
恋なんてしないと思っていた。報われない恋なんて尚更。
「俺は俺なりの方法でアンタを振り向かせる・・・そう決めた。」
ドロロが顔を上げる。
「僕はね・・・ケロロ君が好きなんだよ・・・もしそれがどんな結果になろうとも、自分が決めたことに後悔はしない。だから、君の好意には応えられない。」
クルルは目を閉じて考え込み、再び目が開くとドロロを見ないようにして話はじめた。
「俺は恋なんてしたことがねぇ。そんなことしなくても生きていけるからな。けどよ・・・今の俺は、アンタがいねぇと死んじまうかもしれない位参ってんだよ。
これもアンタのせいだぜ?ドロロ。アンタが俺の心を恋なんていう檻に閉じ込めたから・・・こうなったんだ。」
ドロロは相変わらず辛そうな目をして聞いている。
「だから俺も、あんたを閉じ込める。鍵なんて破壊して、一生出られないようにして・・・そのまま窒息させてやる。」
「それは、困るよ。僕はもう恋をしてはいけない。」
「隊長に恋してんじゃねぇか。」
「忘れようとしてるんだ!」
「でも忘れられねぇんだろ!?」
クルルが怒鳴ったことに驚きつつ、ドロロは顔を伏せた。
「ぜってぇ・・・俺のプライドにかけても振り向かせる。隊長が忘れられ無くったって、俺が隊長よりも上になればいいことだ。」
そうだろ?と念を押してクルルは立ち上がった。
「返事なんていらねぇ。アンタが告白するまで待っててやる。」
「ゴメンね・・・?」
「俺はまだ振られたわけじゃねぇぜ?」
クルルズラボから出て行こうとするクルルをドロロは呼び止めた。
「僕ね・・・ケロロ君から告白されたことがあって、その返事・・・まだしてないんだ。」
クルルは振り向かない。
「だから・・・僕には選択権がある。もしもこのことを知ったら、ケロロ君はどうするんだろう?僕は・・・僕を愛してくれる人を愛する。」
クルルは再び歩き出すと、ケロロのいる隊長ルームに向かった。勿論今のことを伝えるために。
「じゃあね。」
ドロロは小さくつぶやいて消えた。
「隊長には悪いが、俺がドロロを貰う。」
この恋が実るのは半年後のことだ。
勿論、そんなこと本人は知らない。
_________________
クルルがドロロに告白するシーン。
面白半分に書いた。
今ではもうケロロのことは頭に無いよね・・・ドロロ。
私の書く小説は話が繋がってるわけじゃないんで、もしかしたら設定が変わってたり、出会い方が違ってたりするかも。っていうか違ってる。orz