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当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

泣き虫なまいき石川啄木

2011年10月18日 | 日記
SMAPの吾郎ちゃん主演の『泣き虫なまいき石川啄木』に行ってきました

ま、私の目当ては段田さんでしたが(笑)
『真夜中の来訪者』に続く、段田さん演出だったんですもの

いや~面白かったです
マジで笑った

話としては、家庭内のいざこざ話なんですけど…これがギャグとしか思えない勢いの切れ味の良さ(笑)
井上ひさしさんの作品ならではの人間味があふれてましたね~
そしてそこに加わる段田さんの子気味良いコメディっちくなテンポ感。
だからってただのおバカ劇ってわけじゃないですよ、ちゃんと家族ドラマなんです。
吾郎ちゃんはもちろん主役である啄木。
嫁姑問題のすごさに、気取り屋のんべえの禅僧の父、そしてキリスト教信者の妹。プラス、どこまで人がいいかわからない親友金田一さん。に振り回される…振り回してもいる啄木。そんな話。
『渡る世間は鬼ばかり』ぶりなノリをさらにパワーアップしたって考えていただければいいかも。

貫地谷さんと渡辺えりさんの嫁姑のバトルは本当にすごかったです(笑)
えりさんのやった姑、あんなんが自分の姑だったらマジで即離婚になってると思いますけど、はたから見ると面白すぎました
盛岡弁全開で被害者ぶってひたすら文句をまくし立てる姑。
パワフルすぎて面白すぎました(笑)
気持ちもわかるし、ありがちな母でもあるんだけどね~テンポが素晴らしすぎましたよ。
えりさんのまくし立てのうまさと段田さんの演出テンポがぴったしだったんじゃないかな?
そんなテンポあるからこその面白さがありましたね
見てる分には「この人ムカつくわ~」より「気持ちはわかるけどね頑固ですなぁ」なるの。
これって結構重要な面白さの鍵だったと思います。客をただムカつかせたら、もっと重っ苦しい舞台になっちゃいますから

段田さんのパパは、ちょっと『藪原検校』思い出した
西尾さんの妹は個人的に一番共感できたかも
逆らえない兄に代わって両親にたちむかっちゃうんだけど、なんか色々理由をつけて自分を正当化してるところとか、なんかねぇ
鈴木さんの金田一さんは愛しすぎました
なんか最近よく見るイメージあるんだけど(段田さんとも『叔母との旅』で一緒だったしね)、いつもツボにハマるんだよなぁ~

吾郎ちゃんはこの役合ってたと思う。
特に後半。自分の貧乏さ加減に政治思想目覚めちゃってるあたりとか。神経質でヒステリックっぽい感じが似合ってた
振り回されているところとかも、下手なかっこつけキャラじゃない、ヘタレな感じがまたなんとも

そして…吾郎ちゃん、でっかいのね。
昔はSMAPコンも行ってたのになぁ…吾郎ちゃんの舞台は初だからかな?あんなにがっしりしてたっけ!?って最初思いました

シスカンパニーの舞台はやっぱりいいなぁ。
次は『その妹』。実は今回のキャストの半分出る(笑)次も楽しみ



最後におまけ。
お祝いのお花です

上川さんや大竹さん、三谷さんからやっぱり来てるね思って目線を下にしたら、山下・竹内夫妻からも来てた。
夫婦連盟で出してくるとは思わなかったなぁ~
ちなみに。
NEWSのシゲからも貫地谷さんに花きてました。

廊下側なんて目立たないところにあって、見つけてびっくり。ジャニタレなのに
まぁシス公演だし、舞台の役者仲間の花をメインに置くから仕方ないか