岐阜工業高校同窓会

同窓会の活動、活躍などを記載します。多くの方のコメントは頂きたく思います。

そく啄の心

2011-08-01 22:16:16 | 会長挨拶
平成23年8月1日
会長 廣瀬 昇

盛夏の薫りが感じられるようになりました。
同窓会の皆様には、ご健勝でご活躍のこととお喜び申し上げます。
 東日本大震災においてお亡くなりになられました方々、また被災されました皆様に心より哀悼とお見舞いを申し上げます。
 自然がなせる技と申し上げればそれまでですが、地球という星の中で生かされている私達は、いかに自然とうまく付き合っていくために人間の知恵を駆使していかなければならないかということを、この震災で改めて考えさせられました。地震は天災でありますが、恩恵を受けている原子力は人間が生み出したエネルギー源であります。
 特に津波による被害は明治三陸沖津波の教訓が生かされていたのか、疑問視される所です。この事故は天災と人災が不幸にも同時に重なり、恐ろしい大災害になってしまったように思います。今の日本に一つの戒めを与えたようにも思えます。再びこのような災害がないように心から祈りたいものであり、一日も早い日本の復興を望みたいと思います。

 同窓会の皆様には、日本の各界・各層において中心的立場で大きな日本の再生に向けて寄与して頂きたいと思います。

 禅語に「そく啄の心」という言葉があります。
 機を得て両者が相応じること。逃してはならないよい時期という意味です。
 例えば、にわとりの卵からヒナが産まれるとき、一生懸命にヒナが外へ出ようともがいている時と、親鳥がくちばしで殻を割る時との両者のタイミングが一致してヒナが生まれます。何事もこうした両者が求め合って大成するのだと思います。被災地の方々の思いと国の行い、顧客のニーズと企業が一致した時、大きな成果が上げられるのだと考えます。
 同窓会も学校に負けないようにしたいものです。後輩が頑張って岐阜工業の名声を高めて頂いていることは、同窓会と致しましても大変光栄に思います。
 引き続き、ものづくり・部活動等への支援など教育環境充実に寄与していきたいと思います。

 終わりに、同窓会総会が盛大に行うことができますことは、当番年次の皆様のご尽力とご協賛頂きました企業の皆様のお陰だと心よりお礼申し上げ、皆様のご多幸とご繁栄を祈念いたします。


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