岐阜工業高校同窓会

同窓会の活動、活躍などを記載します。多くの方のコメントは頂きたく思います。

新装「記念館」紹介

2016-03-17 21:43:33 | 学校だより
会報委員会 松井 弘光(46電子)
正門から右に見える校訓碑、その背後に新設された小型飛行機に隠れて記念館があります。鉄筋コンクリート校舎の並ぶ敷地内で、独特な外観を見せております


 1階は玄関通路を通して左に資料展示室、右に和室のセミナールームです。2階は大会議室と控え室があります。
外観は以前とあまり変わっていませんが、耐震を強く意識して改修しました。
ガラス窓を一部なくし、壁面の補強としたり 大会議室には小さな仕切り壁もつくりました。照明器具はLED電球に取り替えられ、空調設備は一新されました。備品では、カーテンと椅子が新しくなったそうです。個人的な意識では、壁が白で統一され、清潔感ある印象を受けました。

 言うまでもなく記念館は同窓会活動の拠点です。
2階大会議室では毎月、総会準備委員会の会議と会報委員会の編集が行われています。
1階資料室は以前と同じく歴代校長先生の写真が飾られていること目にとまります。セミナー室は文化祭の時に茶道部が利用しているようです。

1階資料室
                                    

1階セミナー室


2階大会議室

その歴史を調べると
昭和 4年 岐阜県工業試験場として母校の前身第一工業学校時代、その敷地に新築されたようです。
昭和21年 昭和天皇ご巡幸に岐阜県工業試験場にご宿泊されました。
昭和63年 寄付により現外観に改装されました。
平成12年 岐工記念館の名称で文化財に登録され、登録有形文化財となりました。
平成21年 経済産業大臣により地域活性化に役立つ近代産業遺産に認定されました。

 同窓生の方で昭和21年昭和天皇ご巡幸に岐阜県工業試験場にご宿泊された事実を知らない方もいるようです。
母校にとってたいへん名誉なことであり、ぜひ憶えてください。
「ふるさと笠松」という笠松町史書には当時の様子を
『天皇陛下が到着されると、みんな一生懸命日の丸の小旗を振り、工業試験場の門からあまり整然としてではなかったが両側に何列も並び、ただ人目は意見しようとして集まりました。
このときに初めて天皇陛下を身近な人と感じました。』と記されています。

同窓会は今後も記念館を拠点に、文武両道に優れ礼儀正しい卒業生を送り出すため活動を続けて参ります。
同窓生のご協力をお願いします。

「全国高校サッカー ラグビー県大会」案内

2015-11-01 23:42:35 | 学校だより
サッカー
 母校はすでにベスト8に進んでおり、3日にベスト4をかけて 関商工戦となります。

 母校は夏もインターハイに出場し、その活躍は同窓生の名誉です。
おなじみとなった全国高校サッカー選手権にエールを送りたく思います。

 言うまでもなく「堅守速攻」はサッカー部の究極のテーマであり、今後も後輩に受け継がれていくのでしょう。

 夏場、OBサッカーフェスティバル開催時にサッカー部員に取材ができました。

直撃インタービューに快く応じてくれました。
「身長差で試合を作れるとは限らないので、低いボールを入れ、合わせのセットプレーで攻撃したい」
 さらに詳細を求めたら
「選手がボールを収めたら、一度そこで「タメ」を作りサイドに振ってドリブルで上がり中央へパスを出し、合わせてシュートしたい」
「カウンター攻撃にも切れ味を出したい」との返事をもらえました。
つまり、チームプレーとして何よりも協調と調和による試合展開に持ち込みたいとのことです。

昨年より向上した物は何かと尋ねたら  「パス回しが良くなったと思う」と答えてくれました。

最後にこのHPを見て頂いている同窓生へ言葉を求めました。
「インターハイではチームとしてベスト8を目指しているので1つでも勝てるよう頑張ります。」(鈴木君)
「みんな最後まであきらめないので、応援よろしくお願いします。」(小木曽君)
「1つ1つ勝ってベスト8以上を目指すのでよろしく応援ください」(松波君)

サッカーに情熱を注ぐ前向きな彼等の姿勢は、暑い夏の太陽よりも、熱気を感じました。
偏見と独断の原稿ですが、ご了承頂きたく思います。
http://www.zf-web.com/soccerhs/h27_94th_sensyuken/tournament_94th.html

ラグビー
 「関商工に勝てない岐阜工業」と言う言葉が一般に定着しています。たいへん残念です。
 母校は県内で強豪と言われてはいますが、県大会戦で関商工に完敗しています。この壁を同窓生の応援で破りたいと思います。
 おそらく、今年も決勝戦で関商工と対戦するでしょう。今一度、強い応援をお願いします。
http://www.zf-web.com/rugbyhs/95rd/

甲子園を目指して

2015-07-01 22:17:56 | 学校だより
第97回高校野球岐阜大会

チーム紹介 
 昭和27年夏の甲子園出場以来63年ぶり2度目の出場を目指します。一昨年秋季県大会から5季連続してベスト8以上に駒を進めています。昨年夏は惜しくも決勝で敗れ、悲願の甲子園出場は叶わなかったが、その時の悔しさを糧に成長を続けた一年でした。
 昨年以上に磨きをかけた『攻撃野球』を力強く体現できれば、一気に頂点へ駆け上がることも可能だと思います。
 そして、日頃からチームを支えてくださる多くの方々に感謝の気持ちをプレーで示していきたいと思います。
 
 主将の一言
 我々が活動目標として掲げている『克己心』を、常に念頭に置いて日頃から練習に励んできました。3年生にとって最後になるこの大会を、どこのチームより長い夏にできるよう全力で望みたいと思います。

 朝日新聞より  Cゾーンでは岐工高が頭一つ抜け出す
 昨年夏に準優勝し、今春の県大会で4強入りした岐工高が頭一つ抜けている。昨夏のレギューラーが5人残り、
 「決勝の大舞台の経験が非常に生きている」と林主将。  昨夏4番に座った堤捕手は強肩で攻守の要です。
 今春の県大会では県岐商を9-7で破りました。63年ぶりの甲子園への期待が地元笠松町で高まっています。

 岐阜新聞より Cゾーンでは岐工高を軸に混戦
 春県大会4位の岐工高、第2シードの瑞浪、市岐商、大垣商業と実力者揃い。岐工高は堤、下柿元ら昨夏準優勝の主力が多く残る打のチーム。投手陣を整備し、優勝を狙っています。

 荻田監督(激励会)の挨拶より

 「一つ一つのパーツが充実しつつあり、うまく調和すればかなりの上位を狙えると思います。優勝の筆頭ではありませんが、優勝の狙えるチームである」とお話をされました。


同窓生の皆さん、7月11日(土)11時30分より 長良川球場にて 益田清風高校戦に よろしく応援をお願いします。

「夢のリニアをかたちに」リニアモーターカーの制作

2015-06-16 23:05:22 | 学校だより
電気科主任 辻 久徳

はじめに
 リニア中央新幹線の工事実施計画が許可され、日本独自の超伝導リニア技術を高速鉄道に導入した「夢の超特急」がいよいよ実現に向けて動き出し、今から13年後の2027年、かたちとなって日本の新たなシンボルになろうとしている。
 本校の多くの科には「ミニSL」や「エコ消しゴム」等といった地域に貢献でき、多くの人々が楽しめる各課のシンボルとなっているモノがある。しかし電気科にはそのようなモノがなく、電気科らしいシンボルになり、多くの人々が興味を持ち楽しめるモノを制作したい考えからリニアモーターカーの制作に取り込みました。
 今回の制作にあたっては、パワーエレクトロニクスの先駆けである前校長の長屋先生をはじめ多くの先生の助言を頂きました。また、リニアモーターカーは、リニア中央新幹線やリニアのように浮上色ではなく、、接地式で考えました。

 原理
 リニアモーターカーの仕組みは、アラゴの円盤の原理を用いました。アラゴの原理とは、磁石を動かすと、円盤にはフレミング右手の法則に従う向きに渦電流が流れます。この電流は、磁界中を流れ、円盤にフレミング左手の法則に従って磁石の移動と同じ向きに力が発生します。この力によって、円盤が磁石の移動する向きと同じ向きに回転をさせるモノです。

 制作
 この原理に従い、私たちのリニアモーターカーでは、磁石を移動させる部分にコイルと鉄心で構成される電磁石に、円盤の部分をアルミ板として、レール立てることで、レールに固定されている車体が動く仕組みになっています。
 今回制作したリニアモーターカーは、リニア中央新幹線のように、レールと車体にコイルを用いる形式ではなく、車体のみにコイルを用いることで制作のコストを抑え、動作原理もシンプルなモノとしました。

 完成してみると
 走行試験では、、60kg程度の人が1人乗車し、コントロールできるモノとなりました。
 昨年11月15日、本校文化祭「清笠祭」において、完成したリニアモーターカーを地域の方や子供たちに乗車して頂きました。

 課題
 コイルの接続方法やインバータによる周波数制御を研究し、走行性能を高めることや集電システムをより安定するモノに調整するなど、より完成度を高めることが挙げられます。

 製作したリニアモーターカーは、電気科としてのシンボルになったことを自負しています。

小型飛行機「RV-4」設置

2015-06-01 22:57:31 | 学校だより
機械科 鷲見暁国

今、岐阜県の教育界は少子化進展により、変革期にあります。県は成長・雇用戦略の一つに「航空宇宙産業」を策定しており、教育面では、第2次岐阜県教育ビジョンとして「地域社会の育成」を掲げています。また、工業高校には「岐阜県のものづくり産業の後継者を育成し、岐阜県の発展に貢献する。」という使命があります。この状況下、本校は日本航空専門学校(関市)と連携協定を結び、航空宇宙産業の人材育成の拠点校として教育活動を推進しています。

 この度、中日本航空専門学校より航空宇宙産業のシンボルとして、小型飛行機「RV-4」を寄贈して頂き、これを一層意義のある物とするため、昨年2月12日に除幕式を実施しました。式典には来賓として、地域社会人(うまと航空宇宙産業のまち 笠松)の育成の観点より、笠松町「広江町長」、町内で航空宇宙産業の企画経営者「(株)光製作所 松原会長」をはじめ、岐阜県商工労働部次長にもご臨席賜りました。
 中日本航空専門学校の磯本校長より、長屋校長に目録とプロペラが贈呈され、その後生徒100名が見守る中、関係者が飛行機に掛けられた紅白の幕を引き盛大な拍手で、RV-4をお披露目しました。
 白の胴体に赤のラインの入ったRV-4は、春の木漏れ目の中で光り輝き、新しい幕開けを予感させました。

 参列した生徒の一人は「身近にあって親近感がわく 毎日見て触る事で、将来への思いを新たにできる。」と話していました。」