NARAYA CAFE のできるまで

歴史あるリゾート、箱根宮ノ下駅前で、古い建物を利用したカフェ&ゲストハウスをオープンするため、改装にはげむ日々を綴る

podのその後

2015-04-19 17:19:28 | 2015シーズン
NARAYA CAFE店主のあどぅーです

先日の入院ブログを書いた後、ブログ・FBなどでたくさんの方に励ましの言葉をいただきました。
本当にありがとうございました。


先週の木曜日(9日)に予定通り退院し、2週間の入院による筋力の低下をリハビリすべく、天気が良い日は歩いたり、ちょっと電車に乗って気になっていた店に行ってみたり、大人しく暮らしています。
手術の傷口もだいぶ塞がってきて、風呂上がりにガーゼをしていなくても、子供達が「キャー」といって逃げ惑うことはなくなりました。


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さて、3月の展示のために製作したpodの試作品がどうなったかご報告しないといけません。
(実はこの報告ブログを書こうと思って写真などをアップロードしていた矢先、入院してしまいました)

3月いっぱい、カフェ2Fの座席として実験的に使用したpod試作品ですが、期待以上にお客さんに自然に受けいれられ、今後の手応えを感じました。
「下に川が流れてたら、まさに京都の川床みたいだよね」なんて意見もありました。
フラットに敷かれたウッドデッキで、足湯も含めてどこまでも(土足で)歩いていけるのがNARAYA CAFEのウェルカム感を演出していると考えられますが、そこに靴を脱いであがるpodが適度に配置されたら面白くなると思います。
ちょうどウッドデッキが防腐剤「ウッドロングエコ」を使ったことにより黒褐色のダークな色合いになっているところに、ライトな色合い(今回は檜の無垢材にオイル仕上げ)のpodを置くことで、自然と靴を脱いで上がろうという気持ちになります。
今後は靴を収納できるスペースがあったほうがよいとか、電気の配線はどうするかとか考えることが沢山ありますが、それもまた楽しみながら拡張していこうかと思っています。


この記念すべきpod第一号、展示期間が終わったら自宅に運び、4月から小学校に上がる息子のベッドにしようとあらかじめ計画していました。
これまでパパとママに挟まれて寝ていた息子、「かっこいいベッド作ってあげるから小学校になったら1人で寝なさい」という約束になっていました。


とはいえ、かなり重量のあるpod、分解作業も必要になるし、僕1人では到底移動は無理なので男手を募ることにしました。
声をかけたのは、カフェ開業時からお世話になっている大山材木店若旦那の「のんちゃん」と、ならやあんでも好評いただいている作家gunung lifeの「やまちゃん」。
お願いしたところ2人とも快くOKしてくれました。
そこで3月末のカフェ定休日(入院2日前)を利用して、自宅までpodを運ぶことになりました。




お天気も良かったので、分解作業の前にpodを足湯デッキに出してコーヒータイムにしました





見上げる宮ノ下駅のホーム
鳥の鳴き声が聞こえ、木々が芽吹きはじめていました。
(この時は歯の痛みはありましたが、この直後に2週間の入院が待っているとは思いもよりませんでした。2週間後、ひさびさにカフェに行くともう木々が青々としてました。)




一服の後はpodを一部分解してトラックへ




のんちゃんに材木輸送用のトラックを出してもらったので、とても助かりました。
(ちょうど1月前の後ろに見える山、今は見違えるように青々しています)




その後、非常階段の半径で回転したり、玄関を通したりするのに苦労しましたが、さらに一部分解することで対応し、無事、自宅の子供部屋へ設置完了しました。




小学校に入った息子はすっかりpodが気に入り、初日から一人で寝ることができるようになりました。
シートをかけると秘密基地のようになるのも良いみたいです。
「大人しいな、、、」と思ってpodをのぞくと、こっそりipadでyou tubeを見ていたりします。
僕もたまに「寝るまで一緒にいてあげるよ」なんて言いながら一緒に寝るのですが、適度な囲まれ感で落ち着ける空間になっています。
適度に光が差し込むからか、朝起きるのも早いです。


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今回、はからずも2週間の入院期間+現在のリハビリ期間でトータル1ヶ月ほど、カフェの業務から離れることになりました。
えみやスタッフのみんなには、そのしわ寄せが行ってしまい申し訳なかったですが、「NARAYA CAFEの今後のことをしっかり考えろ!」という神様からのメッセージとも思っています。
今回、手術・ICUという今までの生活では想像も出来ない世界を体験することによって、「物事をもっと広くとらえなさい!」というメッセージもいただいたように思います。
足腰の弱い人が宮ノ下駅の坂を登るつらさも体験できました。

ゴールデンウィークまであと少し、僕も家族もみな元気に暮らしていることに感謝しつつ、一歩ずつ拡張計画の方も進めていきたいと思います。


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