NARAYA CAFE のできるまで

歴史あるリゾート、箱根宮ノ下駅前で、古い建物を利用したカフェ&ゲストハウスをオープンするため、改装にはげむ日々を綴る

NARAYA CAFE MORI Books 終了しました

2014-11-30 21:44:58 | 2014シーズン
昨日(29日)、今日(30日)の2日間、ならやあんの軒下を利用して、古本市「NARAYA CAFE MORI Books」を開催しました。

土曜日の昨日は朝から土砂降りの生憎の天気でしたが、天候の回復をみて午後からオープン。
本を並べてみると、「なんで今までやらなかったんだろう、古本市、、、」と思うくらいばっちりと風景にはまっていて、短い時間ながら多くの方々の足を止めました。

翌日曜日は朝から良い天気。
紅葉シーズンの日曜日とあって、古本市もたいへん賑わいました。



今回の選書には6月に行われた小田原ブックマーケットを主催した、小田原のシェアオフィス「旧三福」に拠点を置く「三福文庫」さんを中心に4~5名の方にご協力頂きました。
その中には昨年、商店会のイベントして行った「森の読書室」に参加してくれた「イトヨ文庫」さん、6月に小田原ブックマーケットとのコラボ企画として開催した「宮ノ下信号所」の選書をしてくれた「電車君」ことくぼたひろとさんなど馴染みの顔もありました。
皆さん選りすぐりの素晴らしい本を提供してくださり、僕も仕事そっちのけで古本をあさった2日間でした。



とくに「くぼたひろと」さんが提供してくれた台湾・韓国・中国の時刻表のコーナーは僕にとっては麻薬でした。
台湾・韓国・中国の列車の時刻を、日本のJRの時刻表と全く同じ書式で編集してあるんです。(実は同人誌とのことでした)
小さい頃から旅館の帳場にあった大きな時刻表を読んで育った僕にとって、慣れ親しんだ書式で、かつその時間旅行の範囲を国外にまで広げられるなんて、、、、夢のようです。

早速手にとると、「ハノイを夜出た夜行が国境に何時何分でふむふむ、北京まで直通の国際列車が走るのは木曜と日曜かぁ、、、」と全く仕事が手に着かなくなってしまいます。
「非売品」で良かったです。(笑)

さらにくぼたさんは登山鉄道の新車両「アレグラ」の情報なども網羅した新ガイドブック「宮ノ下からのかえりかた」も今回の企画に合わせて徹夜して作ってくれました。
こちらは買うことができます。(1冊200円)
この本に関しては、引き続きNARAYA CAFEに置かせてもらいますので、興味のある方は声をかけてください、販売いたします。




今回、この企画を行ってみて、ならやあん、あるいは宮ノ下駅前の坂(あじさい坂)と古本とのマッチングが非常に良いことを実感しました。
これまでもガラス戸を通して見える店内の雑貨や「ひょうたん最中 ならやん」のオブジェに興味を示す人は多かったのですが、足を止めることはなくチラ見して通り過ぎる人もまた多かったです。
けれど、そこに古本が並んでいると、立ち止まって本を手にとる、その後店内に目を移して雑貨も見てみようかな、、、という段階を経ることで、ならやあん・NARAYA CAFE双方への誘客効果があったのではないかと思われます。
なにより、今回選書をしてくれた方々が道行く人と本を通して積極的にコミュニケーションをとってくださったので、その楽しげな雰囲気がさらに賑わいを生んで、、、と相乗効果が生まれるのを目の当たりにしました。
かつてNARAYA CAFEを始めたとき「無料の足湯を通り沿いに配置して大丈夫だろうか、、、みんなタダ乗りしてしまうのではないだろうか」という不安を抱いたけれど、やってみると、足湯に入っているお客さんがさらに道行く人を誘客する相乗効果の方がはるかに上だったという経験を思い出しました。
何事も実際にやってみることが大事ですね。

今回、実験的に古本市を行う機会を与えてくださった皆さんに感謝です。




それから、今回はならやあん改装時に設計士Naotoがこだわって、「坂道だから道行く人が腰掛けられるように」工夫したデッキの切り込みが役に立ちました。
うちの子ども達も連れてきたのですが、みんな当然のように座り読みに耽っていました。
Naotoありがとう、3年越しで活用させてもらいました。

我々も出店者側も手応えを得られたこの企画。
是非、第2弾を、、、ということで、次回は来年3月頃に実施しようかと考えています。
また、詳しい内容など決まったら、このブログやチラシ等でご報告したいと思っています。


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