筑波峯(TUKUBANE)

奈良学友会(奈良大学文学部文化財歴史学科同窓会)関東支部報

関東の奈良 武蔵国分寺・武蔵国衙を訪ねて

2010-06-09 16:57:06 | 日記
 6月6日(日)、奈良学友会 関東支部では、奈良線と1300年を記念し、武蔵国分寺、国衙の見学会を行いました。当日は、天気も良く、少し暑いぐらいでした。参加者は会員や在校生を含め31名でした。
国分寺の案内をしてくださるガイドさん2名は、わざわざ集合場所までおいでくださり、出発時点から案内をいただきました。最初に、東山道意向再生展示を見ました。当時の道幅を示す印が展示場の前後にありました。12メートルの道幅は思った以上に広く感じられました。展示場から都立国分寺公園を向け、真姿の池に行きました。真姿の池は、国分寺から田園調布までつながる国分寺段丘の始まりで、高低差が約10~15メートルほどありました。今日でも湧水がわいていますが、奈良時代には今以上流水量があったようです。真姿の池から2班に分かれ、資料館や現在の国分寺、薬師堂を見学しました。
国分寺跡や7重の塔跡の見学をお終えた後、国分尼寺に集合し昼食をとりました。昼食時は。大きな木陰の下で食べました。昼食後、伝鎌倉街道をとおり、西国分寺駅に向かいました。
電車で府中本町まで行き、大國魂神社に参拝しました。神社では、神主さんの案内で宝物館や社殿の説明を受けました。神主さんの説明では、来年鎮座1900年祭を迎えることや源義家が欧州に軍をすすめるときひっ京を祈願するためによったことなど、歴史の古さを感じる説明をしていただきました。
神社の後は、国衙後を経由し府中の森博物館に行きました。府中の森博物館では、ガイドさんが「暗闇まつり」と奈良時代の武蔵国を中心に説明をしていただきました。
予定より遅れて4時30分ごろ解散をしました。
そのあと、有志で懇親会を行いました。
今回の見学会は、かなり欲張りすぎたようで、歩く距離も長く、歩き疲れた方も多かったようです。また、係の打ち合わせも悪く、府中の森博物間では入場に際しトラブルがあったことを深くお詫び申し上げます。次回は、子今回の見学会の問題点を明らかにし、より楽しい見学会を実施していきたいと考えています。
よろしくお願いいたします。