筑波峯(TUKUBANE)

奈良学友会(奈良大学文学部文化財歴史学科同窓会)関東支部報

奈良学友会関東支部見学会

2011-06-08 06:17:02 | 日記
6月4日、奈良学友会関東支部では、横浜市都筑区にある横浜市歴史博物館と、大塚・歳勝土遺跡を中心に見学会
当日は、梅雨の合間の好天気のためか、36名の参加者がありました。
初めに、横浜市営地下鉄「センター北」駅に、集合しました。



はじめに、今回の見学会を企画した中田さんから、見学会の目的について説明がありました。
その足で、横浜市歴史博物館に赴き、学芸員さんから博物館の概要、展示のあり方の説明を受けました。



説明を受けた後、各自自由に見学を行いました。展示は古代から現代まで、6つのパートに分かれています。それぞれの展示
スペースは、中心にその時代を特徴づける展示があります。壁面にはそれぞれの時代に応じた展示物がおかれていました。



各スペースとも、とてもわかりやすい展示の工夫がなされ、とても見やすかったです。
そのあと、大塚、歳勝土遺跡を見学しました。この遺跡は、横浜市立歴史博物館と歩道橋で結ばれています。
遺跡は、堀で囲まれた住居と隣接する美地で構成された弥生時代の遺跡です。この遺跡は、港北ニュータウン建設の折、
発掘調査が行われました。保存にあたり、全体の1/3程になってしまいましたが、7棟の復元された住居や高床式の倉庫、
さらには、四角く区切られた独特の墳墓など見るものがたくさんある遺跡です。



また、案内をしてくださったガイドさんも、いつも以上に丁寧な説明をしていただきました。



最後に、大塚・歳勝土遺跡から10分ほど張られたところにある茅ヶ崎城址公園に行きました。
茅ヶ崎城は、戦国時代の後北条氏が支配をした城です。鶴見川沿いにある城では、小机城に類似する形式であるので、
茅ヶ崎城をもとに小机城を築城したのではないかと考えられています。その結果、後北条氏の鶴見川流域の中心は
小机城になったとされています。