11月の初旬、千葉・木更津市の郊外でゴルフのトーナメントを早めに終えての帰り道、房総半島の中ほどにある万葉歌に歌われている里を散策してきました。上総国の歌:JR久留里線 馬来田(まくた)駅前。
「馬来田(うまくた)の嶺(みね)ろに隠(かく)り居かくだにも 国の遠かば汝(な)が目欲(ほ)りせむ」 『万葉集・巻14-3383』
(訳:馬来田のお山に隠されたよその国にいるが、こんなに故郷が遠く隔たってばかりいたら、ますますお前さんの顔が見たくてしょうがないだろう)
作者:不明
建立:平成9年、茨城県真壁産御影石
揮毫:千代倉桜舟
(歌碑はこの秋にウオーキングツアーがあり、きれいになっていました。)
(JR馬来田駅の横に歌碑が」建っている)
(馬来田駅ホーム)
(駅前の馬来田の里:ふるさとの泉:案内板)
歌にある遠い国である、馬来田の嶺みねの一部は現在ゴルフ場になっていました。
(遠い山向こうは現在はゴルフ場)
この付近(君津市~木更津市)の小堰川の流域にかけては、古代馬来田国造(うまくたくにのみやっこ)の国府があったところと伝えられ、国主と関わりのある人物による歌と思われている。
上総の国の相聞歌は2首があります。
「馬来田の嶺ろの笹葉の露霜の 濡れて我来なば汝は恋ふばぞも」 『巻14-3382』
これも同じ馬来田の里を歌ったものです。
坂道がきつくて大変でした。
気動車が新車になり快適でした。
ローカル線は最高です。もう少し本数があればいいです。
歴史のある地域はいいですね。