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谷崎潤一郎「卍」の舞台をめぐる

2014-11-20 18:10:40 | 研究活動
11月9日(日)

雨模様の中、演習Ⅰ(光石担当)で読んだ、谷崎潤一郎「卍」の舞台をめぐってきました。

案内者は、「卍」の発表者であり、大阪在住のM嶋さん。事前に下見もしてくれて、要所要所で説明を加えてくれました。

難波 クジラパークに集合した後、まず、心斎橋の新しい「グリコの看板」を見学。心斎橋筋を大丸方向へ。一筋入って、「卍」の光子が園子を呼び出した旅館があった笠屋町を見て、道頓堀。時間があったので、「蓼食う虫」に登場した大阪国立文楽劇場の谷崎の碑を見て、「春琴抄」に出てきた生玉神社(織田作之助の像もあり)まで歩いて回りました。

当時の建物はあまり残っていませんでしたが、谷崎はきちんと調べて「卍」を書いていたのだなあと実感する文学散歩でした。