goo

「鬱の力」 五木寛之×香山リカ

鬱の力 (幻冬舎新書)
クリエーター情報なし
幻冬舎



「鬱」を「明日のエネルギー」に変える
ということで、大好きな二人の大胆な対談です
リカさんはもちろん、ちゃんとした精神科医ですから~冷静に
病気の「鬱」はきちんと治療する必要があることを言っています

そして、じゃあ、病気ではない「鬱」とは…
ということで

「ちょっと鬱」くらいが正しい生き方

自分の内面に向きあうほうが有効な時もあります(抗うつ剤よりも)

・・・ということで、この時代をきちんと受け止め、感受性の豊かな方ほど
「鬱」になってしまうけれど、その一見マイナスを受け止めることや
ありのままの自分を肯定することも大切だといっています

もちろん、症状にたいしては、症状に合ったお薬を飲んで楽になってほしいのですが
それだけでは、良くならないことが多く
マインドの問題、ソウルの問題とも書かれていますし、

また、勝者しか許されないような世界に帰っていくのか、いかないのか
という、社会的な問題も提起されていますね

あんまり、くっきりすっきりというわけではないですが
じわじわと心にしみてくる感じです

日本人が直面する心の問題
っていわれたら、専門分野であり、思い当たることも多々あり

でも、一つの価値観では決められないので~
読んでみて参考になることも多々あると思います

はじめに  時代は「鬱」に向かう
   いままさに「鬱の時代」が始まろうとしている。
    「鬱の時代」はこれから五十年は続くだろう。 
    鬱という言葉はもともと生命力を内に秘めた状態をいう。
    「鬱の時代」には、「鬱」のままにいきるべきなのだ   五木

第一部   鬱は「治す」ものなのか
   現在の精神医学では、失恋して落ち込んでいる人も
    「うつ病」と診断されてしまいます
    しかし、「うつ病」と「鬱な気分」は分けて考えるほうがいい。
    心の健康には、抗うつ剤に頼るよりも、
    自分の内面に向き合うほうが有効な場合もあります   香山

第二部   日本社会は劣化したのか
   「自殺する」と周囲にいう人は自殺しない
    とかよくいわれますが、そんなことはありません。
    だから「もう死んじゃいたい」と言われたときに
    「好きにすれば」と突き放してはいけないのです    香山

第三部   「鬱の思想」を生きる
   すべての衆生の救済を誓った仏にも、
    人々の苦しみをとりのぞくことはできない。
    それを嘆くのが慈悲の「悲」の感情だ。
    いま「鬱」を感じている人たちは、
    「悲」の顔をした仏の心の持ち主なのではないか。   五木

おわりに  鬱は力である
   登山の醍醐味は下山の過程にこそある。
    政治も経済も芸術も思想も、
    「鬱」のなかでこそ、豊かに成熟していく。
    世界中が「鬱の時代」を迎えたいま、「鬱」を力とすることで、
    わたしたちの行く手に小さな光が見えてくるはずだ。  五木



オカちゃんニュースとしては・・・
意味が良く分からないのですが、練習後に何かを言った(約束した)らしい
う~~ん
„Typical German weather“(VfBシュツットガルト公式HP)
At the end of today’s training, VfB winger Shinji Okazaki spoke with vfbtv on a number of topics and also made a promise.


そして、後ろの髪が短くなったなあ~なんて見ていたら
イタリアのインザーギさんのヘアスタイルにしたらしい
この方の存在も、お手本にしていることも、初めて知りました・・・・


はるかなる目標を果たすために世界屈指の名手インザーギを手本とする。「今回インザーギの髪形にカットしてもらいました。彼がタジク戦に出ていたら、5点以上取っていた。僕もハットトリックはできたと思う」

 岡崎の肩口まで伸びていた長髪はスッキリ。セリエA通算300得点を超えるACミランの伝説的FWインザーギのようなオーラを出すために、ドイツ出発前に大阪の代表宿舎でスタイリストに同じ髪形に整えてもらった。「生粋のストライカーなんで点にはこだわる」。岡崎は敵地タジク戦で、ブンデスリーガで、再び爆発する。(スポーツ報知より)

あの。めちゃめちゃ、男前の方ですが・・・・・
(ウイキより)


それでは・・・オカちゃん、こころの川柳

 かたちから  ちからへと変える  この思い


<解説>するまでもありませんが、姿かたちを似せてでも、それを力にしてゴールをとりたいという、その熱き思いを句にしてみました
しかし、本物が麗しすぎて、びっくりしました(ま、よしとしよう)

そして、こっちは、大好きなちびまる子ちゃんの「友蔵 心の俳句」のパクリですが
わたしも、お手本の友蔵越えをめざして、精進したいと思います

ちなみに、このおじいちゃんは憂いがあるので好きなんです
老いていく寂しさがあり、まる子にまでだまされ・・・・
そんなちょっと鬱的な存在の友蔵がまわりを、明るくしてくれます
心の俳句を詠むときは、こころのすき間を埋めようとするときが多いような気がする    


コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする