直木三十五記念館の日々

直木賞にその名を残す直木三十五の記念館は市民参加型のミュージアム。運営の悪戦苦闘をストレートにお伝えします。

今一度、文化都市としての大阪を考える

2007年12月12日 | Weblog
 今迄何度となく大阪は文化都市であると、形を変えて発言してきた。いよいよ大阪府知事にタレントで弁護士の橋下徹が立候補するが、こんな優勝劣敗思想の人間に文化都市の創造ができるのだろうか。
 美術館がたくさんあるから文化的なのではない。図書館なんて識字率向上のためにはなるだろうが、今となっては立派な図書館があるなしと文化とは直接関係があるだろうか。 私は大阪の文化をいかに活性化していくかという課題に実際に必要なのは小さな経済をまわすことであると考える。そして小さな経済がまわるように行政は手助けをする事ではないかと思う。
 文化の裾野を広げることが何よりも大切で、世界の有名なアーティストを招聘してアートイベントすることもいいが、参加型のアートイベントを企画し、門戸を開くこともまた大切である。
 文化の形成に必要なものは何よりも「人」である。