直木三十五記念館の日々

直木賞にその名を残す直木三十五の記念館は市民参加型のミュージアム。運営の悪戦苦闘をストレートにお伝えします。

大阪府知事選挙

2007年12月05日 | Weblog
 全くもって情けない限りである。府知事選挙の候補に自民党が白羽の矢を立てたのが、タレントで弁護士の橋下徹氏である。(弁護士でタレントではなくタレントで弁護士)

 既に今年の中ごろから府庁内で現在の知事では駄目だという話しはかなり出ていた。一連の政治資金あるいは高い講演謝礼の件もどうやら府庁内での不人気に由来してリークされたものかと邪推している。
 しかしながら引きずり下ろすのはいいが代替を誰にするかを決めかねているようであった。なんせ噂で上がってきたのが片山前鳥取県知事であるから底の浅さが想像できる。

 それ程に知事に相応しい人物がいないのだろうか。一期ではなんにもできないが、二期八年ならば自分の会社のことは他の役員に任せて、大阪の名だたる企業経営者のうち誰かが知事としてその手腕を大阪復興のために役立てないものかと思う。指導者として経営的な感覚を持った知事が必要であるし、産業が低迷しているならば今こそ環境を楯にしてアル・ゴアの如く活躍してみることも一つの選択肢ではないか。
 少なくとも思想的に偏った、目立ちたがりやの鼻持ちならないエリート意識だけ高い、脱税弁護士ではないだろう。