少女たちに魅せられて

主にプリキュアとラブライブの感想や考察を挙げていきます

映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち感想

2020-11-18 08:41:52 | プリキュア映画

まずは簡単にあらすじを

プリキュアのパートナー妖精になるため

勉強にはげむグレルとエンエン

そんな時、人間界では子どもたちが

眠ったまま目覚めなくなるという

事件が発生していた

人間界へ出向きプリキュアと共に

夢の世界へ入った彼らは

かつての級友ユメタと再開する

実はこの事件はユメタの母によるものだったのだ

そのうちに他のプリキュアたちも

夢の中にとらわれてしまって…

ハピネスチャージプリキュアと

グレルとエンエンそしてユメタは

母をとめ悪夢を倒し

子どもたちを救うことができるのか!?

てな感じです

 

 

今回のテーマは「夢」

夢は夜に見るものと

未来に対するものがありますが

今回は前者を舞台に後者を語りました

夢の世界では誰でも簡単に

なりたいものになることができる

でもそれって嬉しいこと?

夢原さんはこう話しました

 

「夢はなりたい自分になることだから

 だから自分の力でがんばらなくちゃ」

 

彼女のかつての夢は

ドリームコレットの力で

ココたちのパルミエ王国を蘇らせること

でもそれはココの夢であり彼女自身の夢ではない

だから彼女は最後、ココみたいな教師になる

という自分の夢を見つけたんです

そしてココたちもコレットの力でなく

自分たちの力で王国をよみがえらせました

そんな彼女だからこそ夢は自分で叶えてこそ

意味があると言えるのでしょう

 

 

そして相田さんは夢についてこうおっしゃります

 

「あたしはみんなとキュンキュンしたい

 自分だけが幸せな夢なんて

 そんなの全然いい夢じゃない」

 

夜に見る夢には他者の気持ちは存在しないので

これもおそらく将来についての夢でしょう

夢原さんとは少し異なりますが

相田さんらしいと言えます

菱川さんに幸せの王子と称された人物ですから

結果的に今回のユメタの母の行為が

ユメタがなりたい自分になるための

努力の機会を奪い、他人の夢まで犠牲にしていた

ことを考えても理にかなっています

 

 

最終的にユメタは悪夢を吸い込むことができ

エンエンとグレルも

プリキュアの妖精となりました

自らの夢を叶えた彼らは

離れていてもずっと心はつながっている

そんな永遠の友情を誓ったのです

 

 

ちなみにハピネスチャージプリキュアは

見視聴ですがどうやらラブが大事っぽいです

ドキドキは愛でしたので世代が変わっても

何か通じるものがありそうです

 

映画 プリキュアオールスターズNewStageみらいのともだち感想はこちら

映画 プリキュアオールスターズNewStage2こころのともだち感想はこちら


映画プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち感想

2020-11-17 10:46:11 | プリキュア映画

(ドキプリ最終回視聴後に書きました)

 

まずはあらすじから

舞台は妖精たちが通う妖精学校

生徒たちはプリキュアについて

熱心に学んでいます

その生徒の1人グレル

彼は影にそそのかれプリキュアを

倒そうと試みてしまいます

プリキュア教科書を持つ敵に苦戦するプリキュア

みな変身アイテムを奪われ敗れてしまう

暴走してしまった影をグレルと友達のエンエン

そしてまだ教科書に載っていなかったため

難を逃れたドキドキプリキュアは

食い止めることができるのか!?

といった感じです

 

 

今回はお気に入りのドキプリが中心の話なので

とても楽しめました

未来の友だちでの「ちゃんと言おう」という

坂上さんのテーマは

泣き虫のエンエンが引き継いでくれました

そして暴れん坊のグレルです

彼らは対象的なようですが実はそうではない

自分の気持ちを言わずに隠すか

強がってごまかすかという違い

つまり本心をしまい込む点においては

両者とも変わらないのです

その類似性は相田さんの

 

「泣いたり怒ったりしても

楽しくないでしょ?」

 

という二人に向けた言葉からも

わかるように思えます

そのため今回被害をもたらしたのは

グレルの影でありながら

実はエンエンも無縁ではなさそうです

だからこそ彼らは自分たちの過ちの

責任を取るために勇気を持って

立ち向かったのでしょう

 

 

キュアハートは最後に影を倒すとき

 

「ジコチューは、だめーー!!!」

 

と叫びましたがこの自己中否定は 

ドキプリ本編の最終回でハートが

プロトジコチューに向けた言葉

 

「わかるよ、私の中にも

ジコチューな心はあるもの」

 

とやや噛み合わない点があります

しかしこれはドキプリが誕生した

ばかりの時の話であり

そういう意味ではプリキュア自体も

1年かけて成長していくのだと言えそうです

最後グレルが自分の影と向き合い

それを否定するのではなく

認めた上で共存するという選択をしたのも

そんなドキプリの今後を

表しているように思えます

 

 

ちなみにエンディングはみんな(私が)大好き

この空の向こうでした

オールスターズで踊ってくれたのが嬉しいですね

 

映画プリキュアオールスターズNewStageみらいのともだち感想はこちら

ドキプリ最終回の考察はこちら

この空の向こうの考察はこちら


映画プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち感想

2020-11-16 20:06:58 | プリキュア映画

あらすじ

 

プリキュアに憧れるごく普通の中学生坂上あゆみ

ある日彼女はフーと鳴く謎の生物と出会い

フーちゃんと名付け友達になる

だが、実はそれは先日町を襲った怪物

フュージョンの生き残りで…

「どうしよう、私プリキュアの敵になっちゃった」

暴走するフーちゃんにあゆみは気持ちを伝え

町を救うことができるのか!?

 

 

気持ちを伝えるってすごく難しい

上手く行かないとき人のせいに

したくなることもあります

プリキュアたちに「言いたいことあるんでしょ?」

と問われた坂上さんはこう答えます

 

「私はあなたたちとはちがうんです

 あなたたちはプリキュアだから、強いから…」

 

そう私はプリキュアじゃない

自分に自信もないし強さもない

でもそんな彼女にミューズさんは言います

 

「それは違うわ、私たちは強いから

 プリキュアになったんじゃない

 大切なものを守りたい

 だからプリキュアになったの」

 

彼女たちは強いから戦うんじゃない

ただ仲間を守りたい

そのためならどんな困難にも立ち向かう

そんな覚悟があるだけなんです

坂上さんも映画の後半

フーちゃんに気持ちを伝えたい

守りたいという気持ちから

プリキュアに覚醒します

「女の子は誰でもプリキュアになれる」

そのキャッチコピーの通り

プリキュアに憧れる普通の少女は

思いの力で伝説の戦士に覚醒したのです!

この時点でこのストーリーは

完結したと言ってよいでしょう

(もちろん数々のプリキュアをなぎ倒した船を

 ♪永遠の友達で受け止める

 初代の3人も大切ですが)

最後にフーちゃんはずっとこの町に住んで

あゆみと一緒にいるのだと言いました

姿は見えなくてもフーちゃんは

未来も友だちだと誓ったのでした

 

 

ところでミラクルライトを振ってくれと

妖精たちに3回ほど頼まれましたが

手ぶらの私は何もできませんでした

でもちゃんとプリキュアに力は

届いたようで安心しました


映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日感想

2020-11-14 20:19:19 | プリキュア映画

映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日告知?

 

毎度のことですがオールスター系で

以前のプリキュアの変身や技を見ると

当時の記憶がよみがえってきて

懐かしいような気持ちになります

ところでHugっとは変身のセリフはのばし

技名は止めますが

スタプリは変身のセリフは短めで

技名をのばすんですね

ともあれ私はキュアラモードデコレーション

のゴロの良さがお気に入りです

 

 

前置きが長くなりましたが感想書いていきます

予告にもありましたが

時間の精霊リフレインさんが

今日を繰り返して明日が来ないようにしました

プリキュアたちは彼に強奪された

同じく時間の精霊であるミラクルンさんと

そして我らの明日を取り戻すべく

リフレインさんに立ち向かったのでした

 

 

内容としてはこんな感じですが

今回の敵はなかなか強いです

なにせ戦闘に時間制限があるのですから

昼の12時になると時間を巻き戻され

その日の朝からやり直しになります

その間にミラクルンライトを振らない限り

記憶もリセットされてしまうのです

今回最後の戦闘までミラクルンライトは

3本しかありませんでしたので

それを託されたヒープリ組

以外の2組は記憶を失います

つまり花寺さんたちは

7時から12時の5時間の間に

実質初対面である残りの2組のプリキュアに

状況を説明し、集めた上で

リフレインさんを倒さねばならないのです

 

 

そんなお強いリフレインさんですが

彼が時間を戻した動機は決して

責められるものではありませんでした

彼は取り壊しが決定したある校舎の

時計の精霊であり、それを防いで

同じく校庭の桜の精霊であるミラクルンさんと

永遠に過ごすために明日を奪った

つまりリフレインさんの行動は

もとをたどれば自己防衛的なものなのです

 

 

生存のための戦いという点では

本編におけるビョーゲンズも同じです

そして相手が生存のために戦っているのなら

いくらプリキュアが倫理に訴えても無意味です

しかし彼らを倒さない限り平穏な生活はない

ヒープリに託された戦いとはまさにそんな

「生きるための戦い」なのです

 

 

結局リフレインさんは

プリキュア全員の力とミラクルンライトの

力を得たグレースさんによって浄化されました

今回はプリキュアの応援が制限されていたせいか

ライトで応援する時間が大幅に短縮されました

おかげさまで強化グレースさんは一瞬で

リフレインさんを浄化なさりました

(まるでキュアハートパルテノンモード)

物語は校舎を残してもらえるように

掛け合ってみようという形で幕を閉じました

見事勝利は収めましたが

生きるための戦いという今後のヒープリの苦悩を

象徴するような映画だったように思います

 

 

最後に春映画の予告がされていました

なんとヒーリングっとプリキュアと

5GOGOが共演するようです

熱すぎます

当時も視聴していましたが映画の前に

もう一度GOGOを見返したいと思いました


プリキュアアラモード映画「パリッと!想い出のミルフィーユ!」感想

2020-11-07 16:06:05 | プリキュア映画

まずはあらすじから

スイーツのコンテストに出るため

パリを訪れた宇佐美さんたち

しかし突然現れた謎の怪物のせいで

シエルさんが絶不調に陥ってしまいます

そんなとき彼女はかつての師匠

ジャン・ピエールさんと再開します

彼は他人の評価など気にせず

ただ自分の求めるスイーツを追求する人でした

しかしそんな彼の心に

クックというパティシエの幽霊がつけこみ…

という感じです

 

 

まずはジャンとシエルさんの考え方の

違いについて書いていきます

ジャンはこのように述べます

 

「パティシエはいばらの道だ

 頼れるのは自分の力のみ

 他人となれあっていては弱くなるだけ」

 

対するシエルさんはこう言います

 

「私はみんなといることで強くなれるの

 もし私が弱くなっているとしたら

 それは私自身の甘さ

 それをみんなのせいにされたくない

 だから私は自分の強さを証明しなくちゃいけない」

 

ジャンは仲間とは自らの成長を阻害するもの

シエルは仲間とは自らの成長を促進するものと

考えているわけです

 

 

一人でやるのがいいのか

それとも仲間とやるのがいいのか

その答えはこの映画では明言されません

しかし一つ言えることは

スイーツは決して自己完結しないということ

なぜなら人を笑顔にさせたり、感動させてこそ

スイーツには意味があるからです

 

 

思い起こせばスイーツ=エンプティーフード

すなわちからっぽの食べ物だということも

本編では言及されていました

キラキラル自体、スイーツだけでなく

人の心からも生まれるものです

 

 

ジャンの作った究極のスイーツからは

キラキラルはほとんど出ませんでした

そのスイーツが単なる自己満足

にすぎないものだったためです

 

 

しかし、繰り返しになりますが

この映画は一人でスイーツを作ることを

否定しているわけではありません

少し長いですがシエルさんが

ジャンに向けた言葉を抜き出してみます

 

「あなたは大天才だった

 圧倒的な実力と自身を持ち

 どんなスイーツも一人で作ってみせた

 そんなあなたから見れば、チームでやっている

 私たちは弱く見えるのかもしれない

 でも私はやっぱり一人じゃなく

 みんなと一緒にやっていきたい

 なぜって、そのほうが強くなれるということを

 私は彼女たちから学んだから

         (中略)

 でもだからといって、ジャン・ピエールの

 やり方がだめだとは言わない

 だって、私はあのとき本当に、本当に

 感動したんだもの」

 

シエルさんは仲間と強くなることを決めました

でもそれがただ一つの正解じゃない

なぜなら大切なのはやり方ではなく

人を幸せにできるかどうかだから

 

 

自分の中の答えを見出しつつも

それを他人に押し付けたりはしない

本編においてもそれぞれの大好きを

肯定しつつ、繋がることを主張した

プリアラさんらしい映画だったと思います

 

プリアラの考察はこちら