少女たちに魅せられて

主にプリキュアとラブライブの感想や考察を挙げていきます

スタートゥインクルプリキュア考察〜エレナのトゥインクルイマジネーション(43話時点)  

2021-03-05 09:46:49 | スタートゥインクルプリキュア考察

前回から笑顔の意味を

見失いつつあったエレナ

そんな彼女がジョーテングの

故郷にやってきました

ジョーテングが星で迫害されていた訳を知り

彼女に自分を重ね合わせます

笑顔なんて仮面だというテンジョウ

エレナにも思い当たるところがある

私の笑顔は何だったのか…

 

 

かつてこう言った少女がいました

(野乃さんです)

 

「みんなの笑顔が好き

 みんなを笑顔にしたい」

 

自分がプリキュアになったわけ

それはみんなを応援したいから

笑顔にしたいから

 

 

そしてエレナもそれは同じ

みんなを笑顔にしたい

そんな想いに気づいたとき

トゥインクルイマジネーションは生まれました

 

 

 

ではエレナも戦い続けるのか

誕生日にたった一人になっても

笑顔のために戦い続けたあの少女のように

でもみんなの笑顔のための偽りの笑顔が

大切な人を苦しめる

 

 

どうすればいいのかわからない彼女に

母は言いました

人のために笑えるのはすごいことだけど

人のために泣けるのはもっとすごいことだよと

そう、みんなを幸せにするというのは

自分を犠牲にすることじゃない

すべてをさらけ出した涙のあと

本当の笑顔が待ってるんだって

 

 

まどかさんは自分のために

正直になる大切さを伝えた

エレナさんはみんなのために

正直になる大切さを伝えた

 

 

戦士である前に少女

それがプリキュア

自分の弱さをさらけ出し

前に進めたエレナさん

映画館に行った際は

なんとなくまどかさんの人気に

押されがちな印象でしたが

彼女の良さもより多くの人に

伝わってほしいところです


スタートゥインクルプリキュア考察〜ララのトゥインクルイマジネーション(40話時点)

2021-03-05 09:32:14 | スタートゥインクルプリキュア考察

登校ギリギリまで髪をセットし

学校につけばみんなにおはよう

と言って席につく

どこにでもいる普通の中学生

だが彼女はただの中学生ではない

中学生であると同時にが大人なのだ

 

 

序盤に示されたララさんがサマーンでは

すでに大人であるという事実

私はこれが作品にどう絡むのかと

期待していた

だが予想に反し彼女は普段

その事実をあまり口にはしなかった

気がつけば私自身、それを意識して

彼女を見ることはなくなっていた

 

 

そんな中、ついに彼女が宇宙人であることが

ばれる日がやってくる

一転して彼女を不審な目で見出すクラスメイト

 

「いつか裏切られるぞ」

 

そう言ったカッパードの言葉が重くのしかかる

 

 

でも彼女は屈しなかった

ひかるさんは

あなたのことを知りたいし

私のことを知ってほしいという考えだが

ララさんはこう言った

 

「わかってもらえなくてもみんなを守りたい」

 

プリキュアは中学生

夢が最も大切なもの

だから夢を追いかける

でもララさんは違う

中学生であると同時に大人である

だから夢の前に責任がある

彼女はそんな意識をずっと抱いていたのだ

 

 

でも最後はみんなわかってくれた

そして応援してくれた

大人から守りもしてくれた

彼女の気持ちはちゃんと伝わった

 

 

ただ信じるだけじゃない

世界の嫌なところもちゃんと知ってるけど

それでも大切なものを守るのが

大人としての彼女なりのあり方

そんな彼女のさらなる成長に

期待したいと思う今日この頃であった


映画スタートゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて感想

2021-03-04 22:06:49 | プリキュア映画

まさにララさんのための映画でした

寝顔、変顔、笑顔

そして最後に見せた「大人」な顔

彼女なりの大人の責任

相手を思う気持ち

そんなララさんの成長を感じる映画でした

 

 

NS1のような言わなくては伝わらない

というシーンもありましたが

一番興味深かったのは

ユーマがララに教えられ

ララがひかるに教えられる場面です

 

 

世の中にはひかるみたいな

人ばかりじゃない

悪いやつに捕まったら危ない

涙ながらにそう語り

ユーマと友達になれたララ

そんなララがユーマとずっと

一緒にいたいといったとき

ひかるはそれは私たちが

決めることじゃない

ユーマが決めることだよと言いました

 

 

これまでのプリキュアでは

ピンクを中心に皆がまとまるという

展開が多かったですが

スタプリはそうではありません

ひかるの考えも一理ある

でも他の人の考えの方がいいかもしれない

100%正しい人はいない

だから話し合うのが大切

多様性を尊重するスタプリらしいなと感じました

 

 

そして挿入歌がとてもよかったです

絵も含めて本編でも流しされていたもので

今朝も見ましたが

映画の中での歌は全く違いました

一つ一つの歌詞が心に染み

ララさんのサビ前のあの表情は

こんな想いだったのだと

正直同じ歌だとは思えませんでした

 

 

自分の思いを伝えて

相手のことを知り、想いやること

そんな星奈さんを始めとする皆の想いを

この歌は物語ります

 

♪どんな願いもまっすぐ本当を

 聞かせてよだって君の夢は

 ぼくたちの夢


映画 プリキュアミラクルユニバース感想

2021-03-04 21:52:38 | プリキュア映画

春映画ということで

壮大なストーリーというわけではなく

始まりのピンチが終盤まで続き

最後はミラクルライト振って

がんばるという感じでした

 

 

しかしミラクルライトの話は興味深かったです

今回敵もダークライトとかいう

めっちゃ強そうな(すぐ敗れましたが)

アイテムを使ってきたのですが

敵さんはどうも応援される側に

なりたかったみたいなんですね

対してピトン君の作ったミラクルライトは

プリキュアを応援したいというときに

光が強くなっていました

ミラクルライトの光は誰かを応援したい心

だというのがよくわかる場面でした

 

 

しかしながら敵(カラス)が

応援される側になりたいと思ったこと

それ自体は間違っているのでしょうか

ミラクルライトを振るとき

私たちは(中学生以下であっても)プリキュア

ではない、だから戦えない

その前提のもと彼女たちを応援しました

しかし同時に思うはずです

私もプリキュアになりたいと

もしそのカラスがそんな発想から

闇落ちしたとしたら

私たちは彼を責められるでしょうか

彼は浄化され逮捕されたあと

ミラクルライトを持って

プリキュアと共にと誓いました

自分は応援する側だと認めたのです

闇に落ちるきっかけは誰しも持ってる

もちろんプリキュアだって

だからそんな感情とどう向き合うかが

大事なんだなと感じました

 

 

ということで安定の展開で

安定の強さを見せたプリキュアさんでした

とてもおもしろかったです

そしてキュアラモードデコレーションの

語呂の良さに改めて感動し

自分がプリアラ好きであることを

再認識したのでした


スタートゥインクルプリキュア考察〜星のうたに想いをこめる前に

2021-03-03 21:18:39 | スタートゥインクルプリキュア考察

今回の映画の副題は

「星のうたに想いをこめて」

たまたま出会ったユーマという生き物を

宇宙人ハンターから守るそうだ

このあらすじから私は

6年前の映画を思い浮かべた

坂上あゆみがフーちゃんという

謎生物を保護するあの映画である

坂上さんの変身の言葉も

「想いよ届けキュアエコー」だし

(坂上さんの映画の感想はこちら)

 

 

これはこじつけだがあえてこの映画と

スタプリとの共通点を探すならそれは

「言わなきゃわからない」だと思う

フーちゃんはあゆみのためだと想い

街を破壊しようとしたが

坂上さんはそんなフーちゃんに

自分の気持ちをちゃんと伝えることで

暴走を止めることができた

自分の中の正義が他人にとっても

正義であるとは限らないし

よかれと思ってやったことが

実は大切な人を傷つけるかもしれない

だから自分の気持ちはちゃんと

伝えなきゃいけない

それはNSシリーズにおける

グレルやユメタといった

他のキャラについても同じである

(グレルの映画の感想はこちら)

(ユメタの映画の感想はこちら)

 

 

そして今回のスタプリにおいても

同様のことが言える

星を取り戻したいというコスモさんの想い

取られたものを取り返すのだから

少しくらい悪いことしても仕方ない

それは自分の中では筋が通るかもしれない

でもそれは間違いなく新たな争いを生む

現にもとは星を侵略したアイワーンも

彼女に対する恨みは非常に大きい

たとえ自分が仕掛けたことであっても

やられた記憶は自分がした記憶より

強く残ってしまうからである

 

 

その点で星奈ひかるはぶれない

争いの解決に何よりも話し合いを求めるのだ

星奈さんのあなたのことをもっと知りたい

そして私のことも知ってほしい

そうした態度がララをはじめとする

異世界の住人ですら受け入れさせるのだ

 

 

アラモードが追い続けた大好きの力

ハグプリが追い求めたなりたい私

スタプリが目指すのはそんな自分を

誰かに伝えること

星のうたに想いをこめて

彼女たちの想いはどこまで伝わるのだろうか

 

映画スタートゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて感想はこちら