こんなご質問がありました。
「最近クラッシックギターをはじめました。
とても楽しいです。
わたしを見て、友達も『わたしもはじめる~』と言いました。
その時、不快に感じました。
マネされたというか、自分の中の神聖な場所に
土足で入られたような気がしたんです。
その気持ちがいまだにぬぐえません。
どうしたらいいでしょうか?」
なるほど。
クラッシックギターって、誰のものでもないんですけどね。
でも人間関係の中で、こういう気持ちが起きることってあります。
わたしもありましたよ。
わたしは個性心理學の講師・カウンセラー資格をもっています。
民間の資格なので、講座を受講して試験を受ければ、
誰でも資格をとることができます。
わたしが講師になって、やっと地元で少しずつ
仕事の依頼を受けるようになった頃、わたしの地元の知り合いの方で、
すっごい人脈をもっている方が、個性心理學の講師資格をとられたよ、
という話を小耳にはさみました。
聞いた時、心がザワザワとしましたね(笑)
「活動の場を奪われるんじゃないか・・・?!」
と。
「受講生が流れるな・・・」
と。
小者感満載のみやがわ(笑)
こういうことってね、他にもあると思うんですよね~。
例えば、コンビニをはじめたら、すぐ近くに別のコンビニができたとかね。
むっちゃ焦るわけですよ。
お客さんが減ると思うわけです。
それでね、わたしの話に戻りますけど、心がザワザワした時に
なんでも仙人が教えてくれたことがあります。
それは、今のわたしにとても影響を与えてくれた言葉でした。
◆ ◆ ◆
カラーが違う。
フィールドが違う。
同じ地球、同じ日本に住んでいながら、
いくつものパラレルワールドがある。
何人講師が出ようが、そちになんの影響もない。
今、目の前の人だよ。
自分に必要な人は、必ず目の前に現れる。
まだ出会ってもいない人たち(受講生)のことで、とったとられたと思う必要なし。
そこを見誤ると、いらぬ空回りをしてしまうよ。
◆ ◆ ◆
なるほどな~と、うなりました。
確かにその人のカラーってありますよね。
すっごい人脈をもっておられる方には、その方のカラーがあり、
わたしにはわたしのカラーがあります。
わたしは、わたしのカラーが心地いいと集まってくださった方のために、
心をこめてお伝えしていくことだけなんです。
今、目の前の人に、いかに喜んでもらうか

それだけを考えていたら、少しずつ広がっていくんです。
講師のカラーが違うから、お客さんのカラーも違います。
このことを教わってから、「とった、とられた」という世界から、
抜けることができました。
さて、ご質問いただいたクラッシックギターの方ですが、
マネされたくないと思っても、同じようにひいてみたいという方も
おられるでしょう。
それだけご質問者の方が、楽しくひかれていたからだと思いますよ。
苦しそうにひいてたら、「わたしもやってみたい!」とは思いませんからね。
「マネされた・・・」
「神聖な場所に土足で入られた」
と思っていると、その方にピタッと焦点があってしまい、
気になり続けてしまいます。
同じクラッシックギターでも、紡ぎ出す音色は人によりさまざま。
決して同じ音ではありません。
「わたしはわたしの音色を奏でよう♪」
そう思った時、相手とフィールドが変わります。
すると影響をうけなくなっていきます。
もしかしたら、お友達は別の楽器に、興味が移るかもしれませんね。