ゴールデンウイークのころ、毎年、城北公園の一角が真っ白い花で一杯になる。
城北公園の時計台の周り、ぐるりと、なんじゃもんじゃの白い花で一杯になる。
4月25日、母親の入院先の病院の片隅に、まだ、小さななんじゃもんじゃの木に花が咲いているを見つけたよ。
もちろん、見事な時計台の周りのなんじゃもんじゃのようにはいけないけれど、夕方暮れなずむ頃、そして、気持ちがちょっとざわざわしていた時、この花に慰められたよ。
本当は城北公園のなんじゃもんじゃもゴールデンウィーク中に見に行く予定が、見事につぶれちゃったからなあ。
瞼の、一面の白い花だけれど…。
でも、これはこれで、いいんだな。
ちょっと暗くなってきて、後ろの壁の色に溶け込んでしまって、すっかりモノトーンだけれど、丁度その時の気持ちを静めるにはぴったりな色合いだった。