またまた、過去録ですが、10月初め、施設訪問の仕事で、富士宮の方へ行ってきました。午前中だけの仕事なので、天気が良ければ半分観光気分で行って来れるのですが、残念ながら、朝からの雨がかなり強くなってきて、寄り道等している余裕がなくなってしまいました。
しかも、仕事が終わったころには雨足がかなり強くなり、風も強くなってきてしまって、あまり風雨が強くなると東名高速も由比が通行止めになる可能性があります。
バイパスも迂回して、旧東海道で由比を抜けることにしましたが、その時ふと広重美術館が目に入り、休憩も兼ねて(雨の山道はちょっと疲れるしねえ)入ってみることにしました。
駐車場脇の古い建物。清水銀行の建物、文化財の指定になっているようです。その筋むかいの先に目的の広重美術館
門をくぐってすぐ右横の建物の中で、由比の歴史などの展示がありました。
合わせて、切り絵の展示会もあり、力作が並んでしました。
美術館の有料部分も見ましたが、撮影禁止なので、中の様子は写せませんが、丁度木曽海道
の展示会でした。街道ではなくて海道なんですって。
残念ながら、ちょっと物足りない展示…でした…ので、人もほどんどいないし、版画の体験をしてみました。(入場料500円、体験300円です)紙が3枚と、それを入れるやけにしっかりとした封筒とビニール袋を渡されて、体験。
5色刷りと6色刷りの体験です。版とインクやバレン等が置いてあって、順番に摺って行きます。
始めなんだかよくわからないような絵ですが、特に最後の摺りで同じ黒の中でもちゃんと版の方に濃淡が出るようになっていて、文字や木の細かいところ周りの枠が浮かび上がり、摺りあがります。
2つ目は4色まではほとんど絵らしいものが浮かび上がりませんが、最後の黒でちょっとびっくりの摺りあがりでした。
左と右で、版が一枚増えるだけなんです。どうやってこの濃淡が版であらわせるのか不思議です。
広重も摺り師や版師や、紙屋さんの恩を感じていて、何気なく、絵の中にかかわった人の名前を刷り込んでいるそうです(看板とかのぼりなどに)
絵葉書も3枚、厳選して(?)選びそのうちの1枚は秋の七草が入っている絵にしました。この博物館でも木枠のフレームを売っていましたが(確か700円?800円?)70円の絵葉書だけ買い、後日100均で同じようなフレームを買い175円(消費税込みで(^_-))で現在玄関に飾ってあります。
そしてもう一つ近くのお土産屋さんで、手ぬぐいタオルの秋らしいのを買い、ウオーキングの時に首にしています。柔らかくってとっても肌触りがよくって650円でしたが、なかなか使いごごちがいいですよ~。
雨の美術館庭と外観
手ぬぐいの方はここから薩埵峠に向かうハイカーが買い求めて行かれるそうです。
今回は寄りませんでしたが、シラスや桜エビの新鮮なものが手に入るところもあるので、お好きな方にはなかなかいいところでしょうね。
この日はハイカーも団体客もいなくて静かな由比の町でした。
1時間弱の寄り道でしたけど、冷たい雨を吹き飛ばすちょっといいひと時でした。
特に版画の摺り体験というの面白そうですね。
絵葉書の飾り、175円とは見えません。
版木にインクを塗るのは自分でやるのですか?
難しそうだけど面白そう。でも、どうやって濃淡を出すんでしょうね。