五劫の切れ端(ごこうのきれはし)

仏教の支流と源流のつまみ食い

玄奘さんの御仕事 其の四拾八

2006-07-08 09:29:15 | 玄奘さんのお仕事
■そんな大檀那だった武帝ですから、海のシルクロードを存分に活用して東南アジア経由で名僧を招聘しようと熱心に動いたのでした。インド情報が集まる扶南国まで来ていた真諦さんの高名は梁にまで達し、同時に武帝の信仰心は扶南まで聞こえていたというわけで、真諦さんは膨大な経典類を持って広州に上陸したのが大同12(546)年のことでした。そこで2年を過ごした真諦さんは、漢訳仏典の実情をつぶさに知ろうと情報を集めた . . . 本文を読む