五劫の切れ端(ごこうのきれはし)

仏教の支流と源流のつまみ食い

小さな「幸福」論

2005-07-12 17:08:57 | 迷いのエッセイ
■誰でも災厄を逃れて安穏(あんのん)に暮らしたいものです。大病せず飢えたり渇したりすることもなく、家庭円満で周囲とも仲良く暮らせれば言う事は無いのですが、なかなかそれが上手く行きません。人間がひ弱な動物としてうろうろしていた時代が終わって、集落を作り定住を始め、部族集団が成長する頃から、自分達を守ってくれる大いなる力を共有するようになったようです。それを忘れないように物語が作られ、力を象徴する物 . . . 本文を読む