ひかるの通っている学校は、全校生徒40名くらいの小さな学校です。
私立の学校で、イギリス式のカリキュラムをベースにした、養護学校です。
はっきりとしたことはわかりませんが、小さい子は幼稚園くらいの年齢の子から、上は現在21歳の生徒までいます。
だいたいの年齢でクラスが別れていますが、ひかるのクラスは1つ年下の子と5人のクラス。
そこに担任と、アシスタントティーチャーがついています。
ひかるは、1年間だけ日本の地域の中学の支援学級に在籍しました。
日本の学校と一番違うなーと感じるところは、「目標の違い」です。
日本の学校は、中学に入るともうすぐに「就労」を意識した取り組みが始まります。
高校では本格的に就労の準備に入るので、その前段階として日頃の授業が組み立てられていました。
体力作り、挨拶、身支度、仕事をする上で必要な心構え、コミュニケーション、集団行動等等・・・。
普通の科目は、国語、算数では漢字、基本的な計算等小学校の復習。社会、理科、英語は専科の先生が生活に役立つような勉強を教えてくれました。音楽や美術は普通との交流と、そんな感じでした。
ところが、こちらの学校では、「就労」という言葉は出てきません。
「生活するために必要な技術、コミュニケーションの獲得」については、日本と共通しています。
授業は、体育、英語、算数、美術、調理実習、理科、歴史、地理、音楽、この他に個別のST,OT、があります。
どれも、楽しく学べる工夫がされていて、「勉強って楽しい!」 と思える授業は羨ましいなぁと見ていて思います。
例えば、歴史の授業。
旧石器時代のビデオを見た後、石器を作っています!
これは、洞窟に絵を書いているところを再現しています。
面白いですよね
日本式に就労にむけた準備を6年間かけていくのも大事なことですが、世界にはいろんな教育の方法があるのだなぁと改めていろいろと考えさせられます。
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