失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「夏の短編」 渡辺満里奈 1988年

2010-08-10 | アイドル系
渡辺満里奈の7thシングル。

①夏の短編
作詞:真名杏樹、作曲:岸正之、編曲:武部聡志
同じく岸正之作の名曲「マリーナの夏」から1年、ちょっと大人になったとはいえ、まだ17歳。知名度では「マリーナ」に負けるけど、内容はまったく遜色のない出来栄えの、夏向き傑作シングル。終わった恋をアイドルらしく爽やかにふり返る歌詞、シンプルながらドラマチックなメロディ、夏のキラキラを素直に表現したアレンジ&コーラスワーク、もう完璧さ。
満里奈さんといえば「渋谷系のミューズ」時代のラジオ番組をよく聴いてたけど、この時期(おニャン子解散直後)はまったくノーチェックだった。そりゃ「大好きなシャツ」(1990)は傑作だと思うし、「バースデイ・ボーイ/夜と日時計」(1992)は今でも大好き。でもこのシングルは、17歳にしか出すことのできない刹那の輝きを捉えている点で、上記フリッパーズ関連作よりも今の私にはグッときてしまうのだ。その後も、歌唱面での成長はとくになかったけどね…

②恋するJerryと7月
作詞:真名杏樹、作曲:佐藤健、編曲:西平彰
こっちがA面でもまったく問題ない完成度。このシングルの唯一の難点は、①と②が似すぎていることかも。あ、これ7月だったか。まあいいや。

定価1000円、中古で100円。
何のひねりもない、直球アイドル写真がいい。この当時、ほとんどすべてのアイドルのシングルがこんなジャケットだったっけ。



じゃ、夏休みなんで、しばらく更新ありません。アビアント!


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2 コメント

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Unknown ()
2010-08-23 23:57:04
>「渋谷系のミューズ」
そうそう!私もその頃のマリナさんの番組はかなりチェックしてました。まさに「渋谷系のミューズ」でしたね。
この曲、知りませんでした。やっぱり「マリーナの夏」のイメージが強すぎて、ノーチェック。なので今、初めてYTでチェックしてきたとこです。初々しいダンスとハニカミ系な表情、清きセブンティーン!って感じでいいですね。勿論曲も。まだまだこの人の知らない名曲は多いのかもしれない。チェックしまーす。

それはそうと、こちらの我儘でブックマーク3行も占領しちゃってましたね。ごめーんなさーい。
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ただいま~ (nakamura8cm)
2010-08-24 23:57:11
あ、生きてます。

旅行から帰ったらPCクラッシュで2週あいちゃいました。

マリナさんの成長を途切れ途切れに見守ってきた者としては、食わず嫌いの罰ゲームで「マリーナの夏」を中途半端に歌う姿を見るのは辛い。名曲を汚すな!とこっそり言ってみたい気分ですよ。

ブックマークは5行までは問題ないです!


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